新開発の小容量マルチエアコンを豪州・ニュージーランドとアジア向けに展開
三菱重工サーマルシステムズ、海外市場におけるエアコンの販売拡大目指す
◆ 2020年12月の欧州市場に続き、R32冷媒採用の計7機種(アジア向け6機種)を7月から順次発売
◆ 従来機と同様に小型・軽量化を実現する1ファン構造を採用し、効率性なども向上
◆ 従来機と同様に小型・軽量化を実現する1ファン構造を採用し、効率性なども向上
三菱重工グループの三菱重工サーマルシステムズ株式会社(社長:楠本 馨、本社:東京都千代田区)は、豪州現地法人のMitsubishi Heavy Industries Air-conditioners Australia, Pty. Ltd.(MHIAA)、タイ現地企業との合弁会社Mitsubishi Heavy Industries-Mahajak Air Conditioners Co., Ltd.(MACO社)を通じ、R32冷媒※1を用いた小容量マルチエアコンの室外ユニットを豪州・ニュージーランド市場およびアジア市場向けに7月から発売します。2020年12月から先行して販売を始めた欧州市場での好調な売れ行きや、近年の豪州および香港市場での同社製ルームエアコンの高い評価を弾みに、海外市場における優良エアコンブランドとしてさらなる販売拡大を目指します。
今回のモデルは、空調設備に採用する冷媒について環境負荷の少ないR32冷媒などへの転換が世界各国で進むなか、これまで主流であったR410A冷媒が使用量削減の流れにあることを受け、R410A冷媒を使用する従来機「Micro KX」シリーズのR32冷媒仕様として開発したものです。小型・軽量化を実現した1ファン構造を引き続き採用し、R32冷媒の物質特性に合わせて室外ユニット内の冷媒分配方式を最適化することで、熱交換器の性能を最大限引き出しました。また、圧縮機のモーターを分布巻から集中巻タイプに変更し、中間能力時の性能を改善するとともに待機電力を減らすことで期間効率を向上しています。
ラインアップは、主に一般家庭で利用される電源である単相交流タイプで豪州・ニュージーランド向けに4機種(3.5、4、5、5.5馬力)、アジア向けに3機種(4、5、5.5馬力)をそれぞれ用意。多くの電気を使う工場などで利用される電源である三相交流タイプの3機種(4、5、5.5馬力)と合わせ、計7機種(アジア向け6機種)の中からニーズに応じて選択可能です。
三菱重工サーマルシステムズは、今回の小容量マルチエアコン(3.5~5.5馬力)と並行し、2021年5月に欧州で発売した海外市場向けビル用マルチエアコン「KXZ2」(10馬力~)の商品ラインアップ計17機種※2についても、豪州・ニュージーランドおよびアジアで順次販売を開始する予定です。今後も海外市場における多種多様なニーズへ柔軟に対応するため、消費者一人ひとりに寄り添った技術・製品開発と空調機器の販売・アフターサービスを軸とした最適なサーマルソリューションを提供していきます。
※1 R32冷媒は、オゾン層破壊係数(ODP:Ozone Depletion Potential)が0で、地球温暖化係数(GWP:Global Warming Potential)は従来のR410A冷媒に比べて約1/3と、熱移動効率や安全性、環境への配慮などといったあらゆる側面で高い効率を有する冷媒として注目されています。
※2 海外市場向けビル用マルチエアコン「KXZ2」について、詳しくは以下のプレスリリースをご覧ください。
https://www.mhi.com/jp/news/21051301.html
■三菱重工業株式会社
ウェブサイト:https://www.mhi.com/jp/
オンラインマガジン:「SPECTRA」(日本語):https://spectra.mhi.com/jp
公式Twitter:@MHI_GroupJP
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