ASKUL事業・リサーチ専門チーム、全国の仕事場におけるニーズを探る「コロナ禍における職場の年末年始」に関する実態調査

ｰ12/25～1/10の平均休業日数は7.1日、飲食業・介護・福祉の休業少なく約5日
ｰ昨年５割の職場が中止していた忘年会は、今年「実施する」の回答が２倍に

　アスクル株式会社（本社：東京都江東区、代表取締役社長：吉岡晃）はこのたび、事業所向け（BtoB）サービス「ASKUL」（https://www.askul.co.jp/)に登録している事業所を対象に、「コロナ禍における職場の年末年始」に関する調査をまとめました。

　本調査では、新型コロナウイルスの感染対策が続き「withコロナ」の日常が浸透しつつある昨今、多くの職場で年末年始の休みや忘年会や挨拶回りにおいても様々な変化が起きています。その実態を把握するためにASKUL事業リサーチ専門チームが調査、全国1,822の事業所（※）の回答を得ました。

（※）職場で来客対応の業務を行っている人
（※）BtoBの事業所を対象とし、個人は対象外(企業内個人は含む)
 

【調査方法】 インターネット調査
【調査対象】 事業所向け（BtoB）サービス「ASKUL」に登録している25超の業種
【調査エリア】 全国
【調査期間】 2021年11月30日（火）～12月6日（月）
【回収サンプル数】 1,822
【設計・実施・分析】 ASKUL事業本部 リサーチ&ビジネスサポート

 

■「職場の年末年始」サマリー ●職場の年末年始の休みについて ✓職場の休みは、12/30(水)～1/3(日)に集中で、コロナ禍の2度目の年末年始においても例年傾向と変わらず、分散取得も少ない傾向 ✓1/4(火)は5割程度の職場が休みと回答しており、年始の稼働は翌日の1/5(水)以降が5割 ✓今回の調査期間内(12/25～1/10)の平均休業日数は7.1日(今回アンケート回答者ベース) ●忘年会、年賀状、挨拶回り、お歳暮について ✓年末の忘年会は、昨年よりは実施の傾向が増えているが、未定は昨年の1割から2割に増加。不透明な感染状況が影響 ✓年賀状やグリーティングカードの送付は、「例年通り」が約6割で昨年から減少 ✓年末年始の挨拶回りの予定は、「減らす予定(減らしている)」と「中止する予定(中止した)」が合わせて7割で、依然としてビジネス上のリアル接触を減らしている傾向 ✓お歳暮の送付については、「全面的に中止」が37.4％、「減らす予定」が35.7%と、合わせて7割以上となり、減少幅が大きい

 

■調査内容

【Q１】あなたがお勤めになっている職場の年末年始のお休み予定を教えてください。
【結果】
・最も多い回答は、6日間で20.7％、続いて7日間で18.7%
・今回調査の期間内(12/25～1/10)の平均休業日数は7.1日

●業種別　　　　　　　　　　　　　　　　
・業種別では、「飲食業」が特に休業日が少ない傾向で、平均日数で5.07日で、「介護・福祉」も同等の5.09日
・一方で最も平均日数が高いのは「教育業」で、平均日数で8.69日

【Q2】あなたのお勤め先において、コロナ前の年末年始(2019年)のお休みと変わった点はありますか？
当てはまるものを全てお選びください。
【結果】
・約3割の職場で「社内イベント等が中止」
・「休暇の分散取得」はごく少数に留まる

【Q3】あなたのお勤め先では、忘年会を実施した、または実施する予定ですか？
当てはまるものを1つお選びください。
【結果】
・年末の忘年会は、昨年の2020年は5割以上の職場で中止していたが、今年は3割へ減少
・忘年会の実施自体は、規模縮小なども合わせて、昨年の約2倍

●業種別
・業種別では、全体と比較して「実施中止」が10pt以上高いのは「設備工事」と「製造業」の2業種
・一方で、「例年通りの実施」で「士業・コンサル・専門サービス等」が全体と比較して10pt以上高い

【Q4】あなたのお勤め先では、年賀状やグリーティングカードを取引先などに出す予定ですか？
当てはまるものを1つお選びください。
【結果】
・年賀状やグリーティングカードの送付は、昨年は「例年通り」が約7割であったが、今年は6割へ減少
・増加はほぼ変化なしで、反対に「無くす予定」や「減らす予定」が増加

●業種別
・業種別では、全体と比較して「例年通り」が10pt以上高いのは「土木・建設・建設資材」「介護・福祉」
・「無くす予定」が全体と比較して10pt以上高いのは「IT・情報・通信サービス」「教育」

【Q5】あなたのお勤め先では、年末年始の挨拶回りをする予定ですか？
当てはまるものを1つお選びください。
【結果】
・年末年始の挨拶回りの予定は、昨年とほぼ変化はなく、「減らす予定(減らしている)」が34.7%、「中止する予定(中止した)」が35.1%と、合わせて約7割となり、依然としてビジネスにおけるリアルな接触を減らしている傾向

●業種別
・業種別では、全体と比較して「例年通り」が10pt以上高いのは「不動産業」で、5pt以上高いのは「土木・建設・建設資材」「士業・コンサル・専門サービス等」
・「中止(予定)」が10pt以上高いのは「サービス」「医療機関・薬局」「介護・福祉」

【Q6】あなたのお勤め先では、取引先などにお歳暮を贈る予定ですか？
当てはまるものを１つお選びください。
【結果】
・お歳暮の送付については、「全面的に中止」が37.4％、また「減らす予定」が35.7%と、合わせて7割以上となり、コロナ影響前の2019年と比較して大きく減少

●業種別
・業種別では、全体と比較して「例年通り」が10pt以上高いのは「土木・建設・建設資材」「設備工事」「不動産業」「医療機関・薬局」
・「中止」が10pt以上高いのは「サービス業」「IT・情報・通信サービス」「出版・印刷・写真・デザイン」「教育」「介護・福祉」

　アスクルは今後も、あらゆる職場で気になる情報をリサーチし、仕事場に役立つレポートを発信してまいります。

■ASKUL事業・リサーチ専門チームによる調査結果公開ページ：https://www.askul.co.jp/f/special/survey/

※本リリースに掲載の情報は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがございますので、 あらかじめご了承ください。