神奈川県中井町の総合防災訓練にオンライン診療ブース「テレキューブクリニック」が採用
オンライン診療デモンストレーションで災害時の医療提供体制を実証
株式会社ブイキューブ(本社:東京都港区、代表取締役社長 グループCEO:間下 直晃、以下 ブイキューブ)は、当社のオンライン診療ブース「テレキューブクリニック」が神奈川県中井町が開催した総合防災訓練に採用されたことをお知らせいたします。
利用されたのは災害時医療支援のデモンストレーションで、被災地で医師が被災し、現地での診療や服薬指導といった医療サービスにアクセスできなくなることを想定し、遠隔診療で医療供給ルートを確保するために「テレキューブクリニック」が採用されました。本デモンストレーションでは、ジェイフロンティア株式会社と共同で出展し、同社が提供するオンライン診療・服薬指導・処方薬配送サービス「SOKUYAKU(ソクヤク)」を活用して、災害時における効果的な医療提供体制の構築を実証しました。
テレキューブクリニックについて
https://jp.vcube.com/telecube-clinic

■神奈川県中井町の防災訓練およびテレキューブクリニック採用の背景
今回の防災訓練は、中井町で相模トラフを震源域とする大規模地震が発生した際に、職員と町民が連携して初動体制の確立並びに応急対処能力を向上させることにより、自助・共助の意識高揚と防災体制の確立を図ることを目的として実施されました。
大地震などの災害発生時には、医師自身が被災して診療ができない、薬の配送ルートが寸断され配送が滞るといった深刻な医療供給の課題が発生します。ブイキューブは、こうした非常時において、オンライン診療が果たす役割の重要性を強く認識しており、その解決法としてオンライン診療ブース「テレキューブクリニック」を開発しました。今回のデモンストレーションにおいても同様のケースを想定し、遠隔診療を実現する役割が期待されていました。

今回のデモンストレーションでは、災害発生直後の混乱した状況下で、テレキューブクリニックブース内から、SOKUYAKUを通じて被災者と遠隔地の医師を繋ぎ、診察から処方、薬の配送手配までを行う流れを再現しました。テレキューブクリニックの完全個室設計により、プライバシーが確実に保護された環境で、安心して医療相談を受けることができることが実証されました。
■テレキューブクリニックの特長
災害時にも安心して医療サービスを受けられる環境を実現するため、テレキューブクリニックは次のような特長を持っています。
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プライバシーが守られる個室設計
高い遮音性と遮蔽性を備えた完全個室設計により、周囲の視線や音を気にすることなく診療に集中できます。災害時のデリケートな症状の相談も、安心して医師と話せる環境が整っています。 -
どこにでも設置可能な可搬性
避難所、公民館、仮設施設など、災害時の様々な場所に迅速に設置が可能です。電源とインターネット環境があれば、即座に医療提供拠点として機能します。 -
オンライン診療サービスとの一体提供
診療ブースだけでなく、オンライン診療サービスとも連携し、内科・皮膚科・婦人科・精神科など、多様な診療科に対応。災害時に必要な時にすぐ医師に相談できる体制を整えています。 -
予約から服薬までデジタル完結
診療予約からオンライン診療、処方、薬の受け取りや配送手配まで、すべてをスマートフォンで完結。災害時でも時間や場所を選ばずスムーズに医療サービスを受けることができます。
■ブイキューブの防災・災害対策に関する取り組みについて
ブイキューブでは防音個室ブース「テレキューブ」の上記特徴を活用し、防災・災害対策のソリューションを展開しています。これまで震災時のテレキューブ無償貸し出しや、災害級とも言われる熱中症対策設備の実装、2025年9月にはすでにオフィス導入されたテレキューブに防災セットを備蓄できる「災害対策用テレキューブ」を発表、提供しています。
参考:
・https://jp.vcube.com/news/release/20240416-1530.html
・https://jp.vcube.com/news/20250624-1600.html
・https://jp.vcube.com/news/20250901-1130.html
ブイキューブは今後、テレキューブクリニックを活用した自治体との連携強化を図り、災害時医療体制の構築支援を推進してまいります。それと同時に、ブイキューブ自社開発のサービス提供も推進するとともに、多様なオンライン診療プラットフォームとの連携強化を進め、平時の健康経営支援から災害時の緊急医療対応まで、あらゆる場所・シーンで医療サービスへアクセスできる環境作りへ貢献します。
【ブイキューブとは https://jp.vcube.com/】
ブイキューブはビジュアルコミュニケーションのリーディングカンパニーとして、1998年の創業以来、あらゆるシーンに対応する、時代にフィットしたコミュニケーションサービスを提供してきました。「Evenな社会の実現」というミッションのもと、「コミュニケーションを科学し、未来を共創する」というビジョンを目指し、少子高齢化社会、長時間労働、教育や医療格差などの社会課題を解決し、すべての人が機会を平等に得られる社会の実現へ貢献してまいります。
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