夏休み明けの子ども、87.3%が肌ダメージを抱えたまま新学期をスタート 日焼け・プール・虫刺され跡の「3大肌トラブル」実態調査で判明

〜子どもの日焼け跡は「半年以上残る」が42.0%、皮膚科受診率はわずか18.7%〜

医療法人社団鉄結会

【結論】本調査のポイント 

【結論】子どもの日焼け跡が完全に消えるまでには通常3〜6か月かかり、色素沈着が強い場合は1年以上残ることもあります。夏休み明けに子どもの肌がざらざらしているのは、紫外線ダメージによる角質の乱れや乾燥、プールの塩素による刺激が主な原因です。子どもの肌荒れは皮膚科を受診するのが適切で、症状に応じて小児科と連携することもあります。

・夏休み明けの子どもの87.3%が何らかの肌ダメージを抱えている

・日焼け跡が「半年以上消えない」と感じている保護者が42.0%

・夏休み中の子どもの肌トラブルで皮膚科を受診した家庭はわずか18.7%

用語解説 

■ 炎症後色素沈着(PIH)とは 

炎症後色素沈着とは、日焼けや虫刺され、湿疹などの炎症が治った後に皮膚に茶色いシミのような色素が残る状態である。メラニン色素の過剰生成が原因で、子どもでも数か月から1年程度続くことがある。 

■ 光老化とは 

光老化とは、紫外線の蓄積によって皮膚の老化が進行する現象である。子どもの時期に受けた紫外線ダメージは将来のシミやしわのリスクを高めるため、早期からの紫外線対策が重要とされる。 

■ バリア機能障害とは 

バリア機能障害とは、皮膚の最外層である角質層の保護機能が低下した状態である。プールの塩素や過度の日焼けによって引き起こされ、肌のざらつき、乾燥、かゆみの原因となる。

子どもの夏の肌トラブル別 症状と対処法の比較

比較項目

日焼けダメージ

プール肌荒れ

虫刺され跡

主な症状

赤み・皮むけ・色素沈着

乾燥・かゆみ・ざらつき

色素沈着・掻き壊し跡

自然回復期間

1〜6か月

1〜2週間

1〜3か月

色素沈着リスク

高い

低い

中〜高(掻くと悪化)

市販薬での対応

保湿剤・ビタミンC

保湿剤

虫刺され薬・保湿剤

皮膚科受診の目安

水ぶくれ・強い痛み

2週間以上改善なし

膿む・広がる

将来的な影響

シミ・光老化リスク

一時的な症状

跡が残る可能性

※一般的な目安であり、個人差があります。

皮膚腫瘍・皮膚外科領域を専門とする医療法人社団鉄結会 アイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、夏休み明けの新学期を迎える子どもの肌状態に関する実態調査を実施しました。本調査では、小学生から中学生の子どもを持つ保護者300名を対象に、夏休み中に受けた肌ダメージの実態と、新学期に持ち越している肌トラブルについて調査しました。

調査背景 

夏休み期間中、子どもたちは海やプール、野外活動など屋外で過ごす時間が増加します。その結果、日焼け・プールの塩素による肌荒れ・虫刺されなど、様々な肌ダメージを受けることになります。しかし、これらの肌トラブルは夏休み中に完治せず、新学期を迎えても持ち越しているケースが多いと考えられます。そこで当院では、夏休み明けの子どもの肌ダメージの実態と、保護者の対応状況を明らかにするため本調査を実施しました。

調査概要

調査対象:全国の小学生から中学生の子どもを持つ30〜50代の保護者

調査期間:2026年8月17日〜8月26日

調査方法:インターネット調査

調査対象人数:300名

調査結果

【調査結果】87.3%の子どもが肌ダメージを抱えたまま新学期をスタート 

設問:お子さまは夏休み明けの現在、何らかの肌ダメージ(日焼け跡・肌荒れ・虫刺され跡など)を抱えていますか?

約9割の子どもが何らかの肌ダメージを持ち越して新学期を迎えていることが明らかになりました。特に半数以上が複数の肌トラブルを同時に抱えており、夏休み中の肌ケアが十分でない実態が浮き彫りになりました。

【調査結果】日焼けダメージが最多の45.3%、次いで虫刺され跡が28.7% 

設問:お子さまが夏休み中に経験した肌トラブルで最も気になるものは何ですか?(単一回答)

日焼けダメージが最も多く、特に色素沈着として残る日焼け跡を気にする保護者が多いことがわかりました。虫刺され跡も約3割と高く、掻き壊しによる色素沈着が新学期を迎えても消えていないケースが多いと考えられます。

【調査結果】42.0%が「日焼け跡は半年以上残る」と回答 

設問:お子さまの日焼け跡は、どのくらいの期間残ると感じていますか?

4割以上の保護者が日焼け跡は半年以上残ると感じており、夏の日焼けダメージが長期間にわたって子どもの肌に影響を与えている実態が明らかになりました。子どもの肌は回復力が高いとされる一方で、適切なケアがなければ色素沈着が長期化することを示唆しています。

【調査結果】皮膚科受診はわずか18.7%、市販薬での対応が最多 

設問:夏休み中のお子さまの肌トラブルに対して、どのような対応をしましたか?(複数回答可・最も多かった組み合わせをグループ化)

約半数が市販薬での対応にとどまり、皮膚科を受診した家庭は2割に満たないことがわかりました。自然治癒を待つ家庭も4分の1を占め、適切な医療ケアを受けていない子どもが多い実態が明らかになりました。

【調査結果】「そのうち治ると思った」が38.5%で最多 

設問:お子さまの肌トラブルで皮膚科受診をためらった理由は何ですか?(皮膚科未受診者対象・単一回答)

「自然に治る」という認識が最も多く、子どもの肌トラブルを軽視している傾向が見られました。しかし、適切なケアをしないまま放置すると色素沈着が残りやすくなることから、早期の対応が重要であることを啓発する必要性が示唆されます。

調査まとめ 

本調査により、夏休み明けの子どもの約9割が何らかの肌ダメージを抱えたまま新学期を迎えている実態が明らかになりました。日焼け跡が半年以上残ると感じている保護者が4割を超える一方で、皮膚科を受診した家庭はわずか2割に満たず、多くの家庭が市販薬での対応や自然治癒に頼っていることがわかりました。子どもの肌は大人に比べて回復力がある反面、紫外線ダメージの蓄積は将来的な肌トラブルのリスクを高めるため、適切なケアと必要に応じた医療機関への相談が重要です。

医師コメント|アイシークリニック 髙桑康太医師 

皮膚科医として15年以上の臨床経験から申し上げると、夏休み明けの子どもの肌トラブルは『そのうち治る』と放置せず、特に色素沈着が見られる場合は早めの対処が重要です。

今回の調査で明らかになった『87.3%の子どもが肌ダメージを持ち越している』という結果は、臨床現場での実感とも一致します。特に日焼けによる炎症後色素沈着(PIH)は、子どもでも適切なケアをしなければ数か月から1年以上残ることがあります。

夏休み明けに子どもの肌がざらざらしている原因は、主に紫外線による角質の乱れ、プールの塩素による皮脂膜の破壊、そして汗や虫刺されによる刺激の蓄積です。これらが複合的に作用することで、肌のバリア機能が低下し、乾燥やかゆみを引き起こします。

子どもの肌トラブルは皮膚科を受診することをお勧めします。『たかが日焼け』『たかが虫刺され』と思われがちですが、日本皮膚科学会でも、子どもへの紫外線対策の重要性と、適切なスキンケアの必要性が示されています。特に掻き壊してしまった虫刺され跡や、水ぶくれを伴う日焼けは医療機関での対応が望ましいです。

新学期が始まり生活リズムが整うこの時期こそ、子どもの肌の状態をしっかり確認し、気になる症状があれば皮膚科を受診してください。早期に適切な治療を行うことで、色素沈着の長期化を防ぐことができます。

【エビデンス】日本皮膚科学会では、小児期からの紫外線対策の重要性が指摘されており、特に18歳までに生涯浴びる紫外線量の約半分を浴びるとされています。また、炎症後色素沈着は早期の保湿ケアと紫外線対策により、治癒期間を短縮できることが臨床的に知られています。

子どもの肌トラブル改善のための家庭でのケア

・保湿剤を1日2回以上塗布し、バリア機能の回復を促す

・色素沈着部分は紫外線対策を徹底する(日焼け止め・帽子・長袖)

・虫刺され跡は掻かないよう、かゆみ止めを適切に使用する

皮膚科受診を検討すべき症状

・日焼け跡が2か月以上改善しない場合

・虫刺され跡が膿んでいる、または広がっている場合

・かゆみや赤みが強く、子どもが眠れないほどの場合

髙桑 康太(たかくわ こうた)医師

皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当

専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科

・ミラドライ認定医

臨床実績(2024年時点、累計)

・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上

・腋臭症治療:2,000件以上

・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上

略歴

・2009年 東京大学医学部医学科 卒業

・2009年 東京逓信病院 初期研修

・2012年 東京警察病院 皮膚科

・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科

・2019年 アイシークリニック 治療責任者

監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

よくある質問(Q&A)

Q1. 子どもの日焼け跡はいつ消える?

A. 軽度の日焼けは1〜3か月、色素沈着が強い場合は6か月から1年程度かかることがあります。

今回の調査では42.0%の保護者が『日焼け跡は半年以上残る』と回答しています。子どもの肌は新陳代謝が活発なため大人より回復が早い傾向にありますが、強い日焼けで生じた炎症後色素沈着は適切なケアをしないと長期化します。保湿と紫外線対策を継続することで回復を早めることができます。

Q2. 夏休み明けに子どもの肌がざらざらしているのはなぜ?

A. 紫外線ダメージによる角質の乱れと、プールの塩素による皮脂膜の破壊が主な原因です。

調査結果では、日焼けダメージ(45.3%)とプールによる肌荒れ(15.3%)が上位を占めています。紫外線を浴びると肌を守ろうとして角質が厚くなり、ざらつきの原因となります。また、プールの塩素は皮脂膜を破壊し、肌の乾燥を招きます。保湿剤でのケアを継続することで改善が期待できます。

Q3. 子どもの肌荒れは何科に連れて行けばいい?

A. 基本的には皮膚科を受診するのが適切です。

子どもの肌トラブルは皮膚科での診察をお勧めします。調査では皮膚科受診率がわずか18.7%にとどまっていますが、適切な診断と治療を受けることで回復を早められます。発熱を伴う場合や全身症状がある場合は小児科と連携することもありますが、肌トラブル単独であれば皮膚科が専門です。

Q4. 虫刺され跡の色素沈着を早く消す方法は?

A. 掻かないことが最優先で、保湿と紫外線対策を徹底することが重要です。

調査では虫刺され跡が28.7%と2番目に多い肌トラブルでした。虫刺されを掻くと炎症が悪化し、色素沈着が残りやすくなります。かゆみが強い場合は市販のかゆみ止めを使用し、色素沈着部分は紫外線を避けることで悪化を防げます。2か月以上改善しない場合は皮膚科への相談をお勧めします。

Q5. 子どもの日焼けは将来シミになる?

A. 子どもの時期に蓄積した紫外線ダメージは、将来のシミやしわのリスクを高める可能性があります。

日本皮膚科学会によると、18歳までに生涯浴びる紫外線量の約半分を浴びるとされています。今回の調査で日焼けダメージが45.3%と最多だったことを踏まえると、子どもの時期からの紫外線対策の重要性がわかります。すぐにシミになることは稀ですが、ダメージの蓄積は将来の光老化につながります。

放置のリスク

・色素沈着が長期化し、跡が目立つ状態が続く可能性がある

・掻き壊しによる細菌感染(とびひなど)のリスクがある

・紫外線ダメージの蓄積により将来的なシミ・しわリスクが高まる

・バリア機能低下によりアトピー性皮膚炎などが悪化する可能性がある

こんな方はご相談ください|受診の目安

・日焼け跡や虫刺され跡が2か月以上改善しない場合

・虫刺されが膿んでいる、または赤みが広がっている場合

・かゆみが強く、夜眠れないほど続いている場合

・肌のざらつきや乾燥が保湿しても改善しない場合

・水ぶくれを伴う強い日焼けをした場合

クリニック案内

アイシークリニックの特徴

・土日祝も診療可能で新学期中でも通院しやすい体制

・都内6院・大宮1院のネットワークで通いやすい立地

・皮膚科・小児皮膚科の診療に対応 ※新宿院皮膚科一般外来のみでの対応となります。

・保険診療を中心とした適切な治療の提供

アイシークリニック新宿院:東京都渋谷区代々木2-5-3 One-葵ビル2階

アイシークリニック渋谷院:東京都渋谷区渋谷3-16-2 ニュー三水ビル5階

アイシークリニック上野院:東京都台東区東上野3-16-5 サンク・ユービル1F

アイシークリニック池袋院:東京都豊島区南池袋2-15-3 前田ビル9階

アイシークリニック東京院:東京都中央区日本橋3-6-2 日本橋フロント3階

アイシークリニック大宮院:埼玉県さいたま市大宮区大門町1-60 福美メディカル2階B区画

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業種
医療・福祉
本社所在地
東京都渋谷区代々木2-5-3 イマス葵ビル2階
電話番号
03-6276-3870
代表者名
高桑康太
上場
未上場
資本金
-
設立
2016年09月