大丸有エリア全体のデジタルマップ「Oh MY Map!」 へ、バリアフリートイレなどの満空情報を提供

〜バリアフリー情報を拡充し、より安心・安全なエリアへ〜

　株式会社バカン（本社：東京都千代田区、代表取締役：河野剛進、以下「バカン」）は、2022年9月1日からマップ上で大丸有エリアの情報を一括して提供するアプリ「Oh MY Map!」と連携し、同エリア内のバリアフリートイレをはじめとするトイレの満空情報を提供します。これにより同アプリを使うことで、空いているトイレを探したり、事前に空き状況を確認してから現地に向かうことで「行ったら空いていなかった」といったリスクの低減が期待できます。

■取り組み概要
本取り組みは、丸ビルや新丸ビルを含め大丸有エリア内5箇所のバリアフリートイレをはじめとするトイレの満空情報を、誰もが手元のスマートフォンなどから手軽に見られるようにするものです。2021年12月にリリースされた、同エリアの情報を一括して提供するアプリ「Oh MY Map!」と連携することで、利用者は該当トイレの満空情報だけでなく、バリアフリー認定ビルや、地下鉄等で案内されるバリアフリー動線を表示し、写真で段差がある場所等の情報を確認するといったことが可能となります。

バリアフリートイレなどの満空情報は、弊社が提供するトイレ向け満空情報可視化IoTサービス「VACAN Throne（バカン スローン 以下、Throne）」（https://corp.vacan.com/service/throne）を活用することで、リアルタイムに検知・発信します。全国6,000箇所以上のトイレへのサービス導入で得たノウハウや、独自の特許技術なども活かすことで、旅行者や高齢者、障害者などを含め多様な方が安心かつ快適に利用できるトイレ環境の実現をサポートします。

なお本取り組みは、大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり団体の一般社団法人 大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会と株式会社NTTデータおよび株式会社ゼンリンが取り組む、国土交通省による「スマートシティ実装化支援事業」の一環です。（参考：https://www.tokyo-omy-council.jp/topics/smartcity/2127/）

（画像)サービス内での表示イメージ

■取り組みの背景
多くのバリアフリートイレなどは行ってみるまで空き状況や設備などが確認できず、移動コストが大きい障害者の方を中心に使用されることが多いにも関わらず、「行ってみたら使えなかった」状況が生じ、利用者が負担を強いられるケースも少なくありません。

また大丸有エリアで移動する人々のうち、約1％の方が移動困難な状態（※）と想定されます。それらの方々にとっても外出ストレスの軽減の観点で、満空や設備情報の事前把握は重要となっています。

国連が定めるSDGs（持続可能な開発目標）でも、目標6「誰もが平等にトイレを利用できる環境の整備」や目標11「住み続けられるまちづくりを」といった項目で、トイレをはじめとした都市のバリアフリー化の推進が求められている中で、「Oh MY Map!」 へバリアフリートイレなどの満空情報を提供することで、あらゆる人にとって過ごしやすい都市環境の実現をサポートします。

※平成30年東京都市圏パーソントリップ調査における発生量・集中量について、東京都千代田区大手町・丸の内の小ゾーンに対して、外出に関する身体的な困難さ5区分のうち「多少困難はあるが一人で外出できる」「一部で介助者が必要」「常に介助者が必要」と答えた割合

■トイレ向け満空情報可視化IoTサービス「VACAN Throne」について
VACAN Throneは、手のひらに収まる程度のセンサーを、比較的場所を選ばず簡単に設置でき、トイレの満空情報をリアルタイムに可視化できます。検知した情報の配信も、デジタルサイネージやwebサイト、アプリなど柔軟に対応が可能であることから、スマートシティ分野などでも多数ご利用いただいています。また取得したトイレの使用データを活用することで、清掃といったトイレ作業の効率性の向上も期待できます。
サービス詳細：https://corp.vacan.com/service/throne

（画像）トイレの空き状況可視化の仕組みイメージ

■「Oh MY Map!」について
「Oh MY Map！」は、大丸有スマートシティの取り組みとして、大丸有版都市OSとエリアならではのデータを統合し、大丸有エリアの就業者・来街者が1つのアプリのマップ上でエリア情報を確認できることをコンセプトにしております。

2021年12月にイベント情報とモビリティ情報を確認できるマップとして公開（現:移動回遊ver/一部更新を停止中)。今回新たな機能を加え、さらに2022年12月にむけて本マップ機能をさらに拡充・バージョンアップを行います。

サービス詳細：https://ohmymap-info.tokyo-omy-w.jp/

■株式会社バカンについて
会社名：株式会社バカン
代表者：河野剛進
所在地：東京都千代田区永田町2−17−3 住友不動産永田町ビル2階
設立：2016年6月
URL：https://corp.vacan.com/
バカンは経済産業省が選定する官民による支援プログラムJ-Startup 2019選定企業です。IoT、AIを活用してレストラン街やカフェ、トイレ、観光地、避難所、投票所などあらゆる場所の空き状況を検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信しています。また空き状況可視化だけでなく、混雑の抑制・管理などもおこなっており、空き/混雑情報を起点とした「待ちをなくす」DXサービスを幅広く提供しています。