AOSデータ社、X-Techのエネルギーテックで電力業界のパフォーマンス向上、「エネルギーデータプラットフォームAOS IDX」をEnergyTech関連事業にInside実装サービスを開始
~タイパのいい仕事にデータを用いるData to AI®仕事術~
クラウドデータ、システムデータ、リーガルデータ、AIデータなどのデータアセットマネジメント事業を展開するAOSデータ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 春山 洋 以下 AOS データ社)は、エネルギーテックで電力業界の効率化を支援する「エネルギーデータプラットフォーム AOS IDX」(https://AOSIDX.jp/)のInside実装サービスを、2023年6月15日より販売開始することをお知らせします。
■エネルギー業界において高まるEnergyTechのニーズ
EnergyTechは、情報技術(IT)とエネルギー産業の融合を表す新たな概念です。EnergyTechは、エネルギー生産、配送、消費に関連する技術の開発や導入を指し、その目的はエネルギーの効率化、環境負荷の低減、そしてコスト削減などです。
EnergyTechには、スマートグリッド、再生可能エネルギー、エネルギー貯蔵、エネルギー管理システム、データ分析とAIなどの技術が含まれます。
以下の理由からEnergyTechのニーズが高まっています。
再生可能エネルギーの効率的な活用:
太陽光発電や風力発電など、再生可能エネルギーの普及が進む中、その効率的な活用が求められています。エネルギーテックは再生可能エネルギーの収集、蓄電、そして配分の技術を改良し、持続可能なエネルギーの利用を可能にします。
スマートグリッドの開発:
スマートグリッドは、エネルギー供給と消費の両方において、効率的で持続可能で、信頼性の高い電力システムを実現します。エネルギーテックはスマートメーターやデータ分析ツールを通じて、需要応答、ピークシフト、電力品質管理などを可能にします。
エネルギーのデジタル化:
データはエネルギーセクターの中で重要な役割を果たしています。エネルギー消費のパターンを理解し、エネルギー使用の最適化を達成するためには、AIやビッグデータの活用が不可欠です。また、ブロックチェーン技術は、エネルギー取引の透明性と効率性を高める可能性を持っています。
電気自動車(EV)の充電インフラの整備:
電気自動車の普及が進むにつれて、急速充電ステーションやホーム充電設備の需要が増大しています。エネルギーテックはこのインフラの整備と管理、さらには電力供給の最適化を支援します。
エネルギー貯蔵技術の進化:
バッテリー技術の進歩や新たなエネルギー貯蔵技術の開発は、再生可能エネルギーの利用をさらに促進します。太陽光発電や風力発電などの間欠性エネルギー源の問題を克服し、電力供給の安定化を図ることができます。
これらのニーズは、新しいビジネスモデルや技術革新を刺激し、電力業界の持続可能性と効率性を向上させる鍵となります。
以上のような理由から、電力業界ではエネルギーテックのニーズが増加しています。
■カーボンニュートラル
「カーボンニュートラル」とは、人間活動による二酸化炭素(CO2)の排出量と、それを吸収または削減する活動が均衡して、ネットの排出量(正味の排出量)がゼロになる状態を指します。これは、地球温暖化対策の一つであり、温室効果ガスの排出量を抑制し、地球の気候変動を食い止めるための重要な戦略です。岸田政権は、「新しい資本主義」の下、2050年のカーボンニュートラル、また、2030年度に温室効果ガス排出を46パーセント削減し、更に50パーセントの高みを目指すという目標達成のため、単に、エネルギー供給構造の変革だけでなく、産業構造、国民の暮らし、そして地域の在り方全般にわたる、経済社会全体の大変革に取り組み、クリーンエネルギーを大胆に導入するための「成長志向型カーボンプライシング」を集中的に検討するとし、そのために、今後10年間で、官民協調により150兆円の新たな関連投資を実現すると表明しました。
カーボンニュートラルを達成するための方法はいくつかあります:
エネルギー効率の向上:
エネルギー使用効率を高めることで、温室効果ガスの排出量を減らすことができます。これには、エネルギー消費を抑える技術や、省エネ型の機器や建物の設計などが含まれます。
再生可能エネルギーの利用:
太陽光、風力、水力などの再生可能エネルギーを利用することで、化石燃料の使用を減らし、CO2排出量を削減することができます。
カーボンキャプチャーとストレージ(CCS):
CCSは二酸化炭素を大気中から捕捉し、地下に保存する技術です。これにより、二酸化炭素の排出量を直接的に削減することができます。
カーボンオフセット:
カーボンオフセットは、自身の二酸化炭素排出量を補償するために、森林保護や再植林などのプロジェクトを支援する活動です。これにより、排出された二酸化炭素を吸収することでネットの排出量(正味の排出量)をゼロにすることができます。
これらの方法を組み合わせることで、個人でも企業でも、地域社会でも、国全体でも、カーボンニュートラルな状態を達成することが可能となります。
■電力業界におけるデータ管理の課題
電力業界におけるデータ管理は、エネルギー供給の効率化、顧客サービスの改善、設備の保全といった面で大きな潜在能力を持っています。しかし、この分野には以下のような複数の課題が存在します。
データの収集と統合:
電力業界は多くの異なるソースから大量のデータを収集します。これらのデータを一元化し、相互運用可能な形式に整理することは大きな課題です。
データの品質と整合性:
信頼性の高い分析を行うためには、データの品質と整合性が重要です。しかし、収集されるデータには誤差や不完全な情報が含まれることがあり、これらを適切に処理することは困難を伴います。
データプライバシーとセキュリティ:
スマートメーターやIoTデバイスからのデータ収集は、顧客のプライバシーに関わる問題を引き起こす可能性があります。また、これらのデータを安全に管理し、サイバーセキュリティの脅威から保護することは、極めて重要です。
データ解析と活用:
大量のデータから意味のある洞察を引き出し、それをビジネス上の意思決定に活用する能力は、電力業界にとって重要です。しかし、この能力を持つ専門家が不足していたり、適切なツールや技術が不足している場合、データの真の価値を引き出すことは難しいです。
これらの課題を解決することで、電力業界はデータの真の価値を引き出し、より効率的で持続可能なエネルギーシステムを実現することが可能になります。
■電力業界においてエネルギーデータプラットフォーム AOS IDXが果たす役割
電力業界におけるエネルギーデータプラットフォーム AOS IDXは、タイムパフォーマンスの改善において重要な役割を果たします。以下に具体的な役割をいくつか挙げてみましょう。
リアルタイムのデータアクセス:
エネルギーデータプラットフォーム AOS IDXは、スマートメーターやセンサーからのリアルタイムのデータを集約し、分析することができます。これにより、電力供給と需要のバランスを即座に調整し、電力システムの効率性と信頼性を向上させることが可能になります。
迅速な意思決定:
即座に利用可能な洞察を提供します。これにより、価格設定、需要応答、エネルギー貯蔵の最適化などの重要な意思決定をリアルタイムで行うことができます。
故障予測と保守:
機器のパフォーマンスデータを分析し、将来的な故障を予測することが可能です。これにより、必要な保守作業を事前にスケジューリングし、ダウンタイムを最小限に抑えることができます。
デマンドレスポンスの最適化:
リアルタイムのエネルギー使用データを提供します。これにより、電力会社はピーク需要期における供給と需要のバランスを調整し、電力系統の安定性を維持することができます。
これらの機能により、エネルギーデータプラットフォーム AOS IDXは、電力業界におけるタイムパフォーマンスの改善を助けます。
■EnergyTechとしてのエネルギーデータプラットフォーム AOS IDX
エネルギーデータプラットフォーム AOS IDXは、エネルギーの生成、配布、消費を効率化し、また環境にやさしくするための技術やソリューションを提供します。
エネルギーデータプラットフォームAOS IDXは、エネルギー関連データを集約、管理、分析、共有するためのデジタルプラットフォームとして、エネルギー業界の様々なステークホルダー(発電企業、送電企業、販売企業、規制当局、消費者など)が有用な情報にアクセスし、エネルギー関連の意思決定をデータドリブン型で行えるように支援します。
具体的には、エネルギーデータプラットフォームAOS IDXは以下の機能を提供します
データ収集: センサーやスマートメーターからリアルタイムにデータを収集します。
データ統合: 異なるソースからのデータを統合し、一元化します。
データ分析: 高度な分析ツールを利用して、データから有益な洞察を引き出します。
データ共有: プラットフォームを通じて、関係者間でデータを容易に共有できます。
エネルギーデータプラットフォームは、供給と需要のバランス調整、需要予測の改善、エネルギー効率の向上、設備のメンテナンスや故障予測、新サービスの開発、顧客エンゲージメントの向上など、エネルギーシステムの運用を効率化し、最適化する役割を果たします。そのため、これらのプラットフォームはエネルギーシステムのデジタル化とデータドリブン型の進化において重要な位置を占めています。エネルギーとサプライチェーン管理に関連するデータを一元化、保存、分析、共有するためのクラウドベースのソリューションを提供します。
■電力業務におけるデータの活用例
電力業務におけるデータ活用は、需要予測、配電網の最適化、設備の予防保全、再生可能エネルギーの統合、炭素排出量の監視と管理などとなります。
これらは、データが電力業務においてどのようにデータが活用されているかの一例です。エネルギーデータプラットフォームは、データを集約し、分析するためのデータプラットフォームを提供し、電力業務の効率化、サービスの改善、環境負荷の軽減に寄与し、タイムパフォーマンスの改善を助けます。
■「エネルギーデータプラットフォームAOS IDX」の特長
「エネルギーデータプラットフォーム AOS IDX」は、厳格かつ柔軟なアクセス権限管理機能や、ドキュメントへの検索用メタデータ付与によるデータ検索性の強化、AIデータ活用に向けたマルチモーダルAIへの対応、ファイルビューアー機能、暗号化および監査機能、バックアップ機能、および大容量長期保管向けアーカイブシステム機能を備えています。AOS IDXはアセスメント環境で求められるすべての電力業界を支援するために設計されたクラウドストレージのSaaSです。
(1)エネルギーデータをバックアップし、どこからでもアクセスできるようにする
(2)内部や外部と安全な共有をし、チームコラボレーションを効果的に行う
(3)すべてのドキュメントのバージョンと変更を追跡する
(4)VDRドリブンセキュリティにより、セキュリティとコンプライアンスを最大化して、エネルギーデータを安全に保つ
(5) AI活用を見据えた検索用メタタグ機能
(6)大規模なコスト削減を可能にする大容量データ管理機能
(7)独自カスタムブランドでの展開、ロゴ設定可能
(8)マルチモーダルAIへの対応
(9)次世代知財検索エンジン Tokkyo.Aiの搭載
■タイパのいい仕事にデータを用いるData to AI仕事術
タイムパフォーマンスを向上させるためにエネルギーデータを活用するためには、AIに活用できるエネルギーデータプラットフォームの構築が必要となります。AIデータの源となる、各分野に分散されている大量かつ多岐にわたるデータドリブンのためにエネルギーデータを効率的かつ安全に収集、保存、管理することが求められ、これらのAI学習データを適切に保存管理することができる AIデータマネジメントが重要です。AIの成功は、AIアルゴリズムのトレーニングに使用するトレーニングデータの品質とAIライフサイクルによるメンテナンスが重要な鍵となります。
エネルギーデータプラットフォームを活用することにより、膨大な量のエネルギーデータを管理することができます。例えば、発電データ、送電データ、販売データ、コストデータ、消費データ、需要データなどを分析することで、エネルギー管理、スマートグリッド、エネルギー貯蔵管理、データ分析、再エネ管理、炭素排出量管理などを支援することができます。
AIの精度を高めるためには、データの品質を向上させることも重要です。エネルギーデータの管理は、データの品質を確保するためにも重要です。データの収集、整理、保存、共有、分析などの過程で、データの品質を確保することが必要です。
AOS IDXでは、こうしたAIライフサイクルの仕組みとマルチモーダルAIへの適用に基づき、AIデータにおけるAIシステムのためのAIデータ管理を行い、企業における優秀なデータがあって初めて優秀なAIシステムを実現できるというData to AIのコンセプトの元、AOS IDXによって、エネルギー業界の発展に向けたプラットフォーム構築を支援します。
AI(人工知能)は、エネルギー業界におけるタイムパフォーマンスの改善に大きく寄与しています。以下に、AIがエネルギー業界でどのように活用されているか、12の活用例をご紹介します。
1.需要予測:
AIは、過去のデータや気象データを基に、電力需要を予測します。これにより、供給と需要のバランスをより正確に保つことが可能になります。
2.エネルギー価格予測:
AIは市場のトレンドや供給・需要の変動を分析し、電力価格の予測を行います。
3.スマートグリッド管理:
AIは、スマートグリッドのパフォーマンスを最適化し、電力の供給と配分を自動的に調整します。
4.デマンドレスポンス:
AIは、ピークデマンド時に電力消費を調整するために、スマートメーターからのリアルタイムデータを活用します。
5.再生可能エネルギーの最適化:
AIは、天候や季節などのパターンを学習し、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーの生産量を最適化します。
6.設備の故障予測:
AIは、センサーからのデータを分析して設備の故障を早期に検出し、予防メンテナンスを行います。
7.エネルギー効率の改善:
AIは、建物や工場のエネルギー消費パターンを分析し、エネルギー効率の改善策を提案します。
8.エネルギー貯蔵の最適化:
AIは、エネルギー需要の変動を予測し、エネルギー貯蔵システムの運用を最適化します。
9.炭素排出量の監視と削減:
AIは、電力生産と消費による炭素排出量を監視し、炭素排出削減の戦略を策定します。
10.エネルギートレーディング:
AIは、エネルギー価格の予測や需要の変動を分析し、エネルギートレーディングの決定を支援します。
11.顧客エンゲージメント:
AIは、顧客のエネルギー使用パターンを分析し、パーソナライズされたエネルギーサービスを提供します。
12.リモートモニタリングと制御:
AIは、リモートから電力設備のモニタリングと制御を行うことで、電力システムの安定性と効率性を高めます。
以上のように、AIはエネルギー業界において多くの分野で活用され、タイムパフォーマンスの改善に寄与しています。
■「エネルギーデータプラットフォーム AOS IDX」を支える各賞受賞実績の技術
「AOS IDX」は、経済産業大臣賞に輝くAOSグループのリーガルテックの技術、ITreview Grid Awardの3部門で14期連続受賞、2020年11月ITreview Customer Voice Leaders受賞の「AOSBOX」のクラウドバックアップ技術、BCN AWARD システムメンテナンスソフト部門最優秀賞を14年連続受賞したデータ管理技術、経済産業大臣賞を受賞したグループ企業のリーガルテック社のVDR技術を融合し、安全なデータのやりとりと共有および保管システムを基盤とするインテリジェントなDXソリューションとして開発されました。
■「エネルギーデータプラットフォーム AOS IDX」サービス概要 (https://AOSIDX.jp/)
●サービス名: エネルギーデータプラットフォーム AOS IDX(エーオーエスアイディーエックス)
●提供開始:2023年6月15日
●価格:月額16,500円(税込)~
【AOSデータ株式会社について】
名 称:AOSデータ株式会社 代表者:春山 洋
設 立:2015年4月 所在地:東京都港区虎ノ門5-1-5 メトロシティ神谷町ビル4F
資本金:1億円(資本準備金15億2500万円) URL: https://www.aosdata.co.jp/
AOSデータ社は、データ管理技術で知的財産を守る活動を続けており、企業7,000社以上、国内会員90万人を超えるお客様のデータをクラウドにお預かりするクラウドデータ事業、20年に渡り100万人以上のお客様の無くしてしまったデータを復旧してきたデータ復旧事業、1,300万人以上のお客様のデータ移行を支援してきたシステムデータ事業で数多くの実績を上げてきました。データ移行、データバックアップ、データ復旧、データ消去など、データのライフサイクルに合わせたデータアセットマネジメント事業を展開し、BCNアワードのシステムメンテナンスソフト部門では、14年連続販売本数1位を獲得しています。また、捜査機関、弁護士事務所、大手企業に対して、証拠データのフォレンジック調査や証拠開示のEデイスカバリサービスで数多くの事件の解決をサポートした技術が評価され、経済産業大臣賞を受けたグループ企業のリーガルテック社のリーガルデータ事業を統合し、今後一層、データコンプライアンス、AI・DXデータを含めた「データアセットマネジメント」ソリューションを通して、お客様のデータ資産を総合的に守り、活用できるようにご支援することで、社会に貢献いたします。また、 若手隊員の登用・育成を促進し、防衛省の優秀な人材確保・育成に寄与することを目的として作られた若年定年制度を支援し、先端技術のエンジンニアキャリアが活かされる産官連携で日本社会に貢献します。
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