来春の技術職採用がスタート 求む!豊橋市のインフラを支える仕事人
今回、先輩技術者にインタビューを行い、業務内容ややりがいについて聞きました。さらに、市が取り組むスキルアップのための支援や育児休業などの制度も紹介。市民生活を守る重要な仕事にチャレンジしてみませんか?
愛知県豊橋市は、土木や建築などの技術職を対象にした来春採用の職員募集を始めました。高校生や大学生、第二新卒の応募も受け付けています。
【公式】豊橋市役所「技術職」紹介動画
豊橋市について
豊橋市は、30年連続で輸入自動車が台数、金額ともに日本一の三河港がある愛知県東部の人口37万人の中核市です。工業が盛んな「ものづくりのまち」であり、全国有数の農業地帯という一面もあります。また、日本経済新聞社と日経BP「日経xwoman(クロスウーマン)」による「共働き子育てしやすい街ランキング2022」では全国3位に選ばれました。
今回の採用に関わる技術職は、「土木」「建築」「電気」「機械」の4つ。18部局99課(室)からなる豊橋市役所での主な配属先は、建設部や環境部、上下水道局、資源化センター、市民病院、豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)などです。
豊橋市役所を選んだ理由 〜学び・経験の多い職場〜 道路建設課 村松隆世さん
道路や河川、橋、公園などで専門知識を生かした設計や計画立案などを行い、市民の生活を守っている「土木」。道路建設課の村松隆世さんは市役所を志望した理由について「生まれ育った豊橋で働きたいと思っていました。国や県への就職も考えたが、転勤が少ないこともあり、市役所が一番魅力的だなと思いました」と話します。
得られる業務経験、学びの広さ
また、行政と民間企業の違いについては「民間企業に入ると道路は道路、下水は下水といった特定の分野に偏りがちですが、市役所は水道もあれば道路、河川など幅広く携わることができます。さまざまなことが学べる職場だと思っています」と村松さん。以前の職場である上下水道局では、主に古くなった水道管を入れ替える工事の監督などをしていました。
現在は、新しく橋を架ける計画に携わっています。「大変ですが、とてもやりがいのある仕事です。日本中を見ても維持管理が土木職の主業務となっている時代なのに、橋を新たに架ける事業に携われるのは、とても貴重な経験だと思います」と話します。数年かけて行う事業になるので、入庁すればもしかしたら橋梁事業に携われるかもしれません。
中核市である豊橋市だからこそ生かせる!〜技術職に就くということ〜 都市計画課 小原千安輝さん
都市計画課で街並みや建物デザインなど景観に関する業務を担当する建築職の小原千安輝さんは、豊橋市役所で働く魅力について「技術職と言っても、建物を建てたい人や事務的なことが得意な人もいます。窓口業務や企画系など、いろんな分野で幅広く活躍できるところが魅力かなと思います。都市の規模によっては、一人でいろんな業務をやらないといけなかったり、逆に完全に分業化されていると幅広く経験できなかったりすることもあります。豊橋市の技術職はだいたい3~5年で異動なので、配属先の部署について深く学べますし、さまざまな業務に携われます。これは中核市のいいところだと思います」と言います。
「建築」には、体育館、市営住宅、美術博物館など市が所有する公共施設の設計や工事監理業務、都市計画やまちの再開発、住宅の耐震化など、建築に関するさまざまな業務があります。建てる前の構想から、構造物が完成し、それを維持管理して、解体といった建物の一生に関われるのは、行政の建築職の魅力の1つでもあります。
「電気」と「機械」の業務について
「電気」と「機械」の仕事は、ごみ処理施設や水道施設の維持管理、設計業務や工事の施工監理、学校の改修業務などがあります。
採用担当者より 働く人を支える、成長を後押しする!実際に活用されている豊橋市役所の支援制度や研修制度
近年、技術職において、女性の採用は増えており、勤続年数の長さが働きやすさを裏付けています。豊橋市役所は、子育てと仕事を両立するための制度が充実しており、「家庭の状況に応じて働き方が選択できるのもメリットの1つだと思います」と先程の小原さんも答えていただきました。子どもが満3才になるまで取得できる育児休業の取得率は女性が100%、男性でも30%(令和3年度)と、年々増加しています。
復帰のための支援として、育休復帰支援セミナーも用意。また、子どもの小学校入学までは、1日2時間以内で取得できる「部分休業」や子どもの病気やけがのときに使える「子の看護休暇」などを取得して働き続ける職員も多くいます。勤務時間を最大1時間まで前後にずらすことができる市独自の制度「マイスタイル勤務制度」も選択できます。
スキルアップを後押しする制度もあります。自己研鑽を積む職員には、資格の受験料や通信講座に関わる費用などを補助しています。通常は費用の3分の2(上限4万円)の補助ですが、育休中なら費用の全額(上限4万円)補助が出ます。この制度を使い、小原さんは1級建築士を昨年末に取得しました。他にも、技術職に特化した研修や、市職員に「学び」の機会をつくり、新たなスキル習得を図る「豊橋みらいアカデミー」という取り組みもあります。
採用困難職とも言われる技術職は、豊橋市が採用に力を入れている職の1つです。少子高齢化に加え、建築や土木など業界全体で人材不足の状態が続いており、民間との採用競争が激化。人材の確保がかなり難しい中、豊橋市では技術職に特化した採用パンフレットを今年度作成しました。また、人事課単独のインスタグラムのアカウントを開設し、採用情報や市役所内のリアルな雰囲気を伝えています。ぜひ一度ご覧ください。
【豊橋市技術職 パンフレット】
https://www.city.toyohashi.lg.jp/secure/8399/toyohashirecruit_gijutsu.pdf
選考情報・スケジュール
2023年5月22日(月)募集を始める来春採用の対象者は、1993(平成5)年4月2日以降に生まれた人なら、国籍も学歴も問わず、応募できます。必要な資格もありません。また、「土木」のみ、今年10月に採用となる試験も行っています。
締め切りは6月16日(金)。採用スケジュールは、1次試験が7月1〜8日の間で個人面接、9日に筆記試験。2次試験は8月上旬に個人面接とグループワーク、最終面接が8月下旬にあります。詳しくは人事課のHPをご確認ください。
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