メルカリUS 2023年度リユースレポートを発表:2031年までに中古市場は2倍の3,250億ドルになると予測

米国民は1世帯当たり平均161個の不要品を所有し、リセールを通して4,000ドル以上を得られると推計

株式会社メルカリ

※本リリースは、株式会社メルカリのグループ会社であるMercari, Inc.(US)が2023年7月25日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です

全米で数百万人がつながり、不要品を売買しているオンラインマーケットプレイスのUS版メルカリは、本日、メルカリUS 2023年度リユースレポートを発表しました。小売業界の分析を行っている第三者企業のGlobalDataとの協力により作成されたこの調査報告書は、さまざまな世帯属性にわたるリセール市場の状況とリセール市場の需要が高まっている要因、そして今後12ヵ月の予測について深く掘り下げています。


メルカリUS 2023年度リユースレポートでは、全体的な景気の先行き不透明感にもかかわらず、リセール市場は個人消費が最も急増している部門の1つであることが明らかになっています。半数以上の米国民にとって中古品の購入はライフスタイルの一部となっており、その動機に「節約」や「サステナブルな暮らし」、「ユニークで面白い物を見つけたい」などが挙げられています。中古品を売買する米国民の増加に伴い、リユース市場は2031年までに87%増の3,250億ドルに成長することが見込まれています。消費者がリユースを当たり前のこととして受け入れていることが明白です。


Mercari, Inc. CEOのJohn Lagerlingは以下のように述べています。


「今はリセールの変革期です。10人中9人近くの消費者が、来年中古品を買うことを計画しています。サーキュラー・エコノミーの一翼を担っているZ世代とミレニアル世代の利用が増加しています。これは、彼らがサステナビリティにコミットしていたり、一点ものの発見に関心を持っていることによるところが大きいでしょう。世代を超えてより多くの消費者がリユースのエコシステムに参加するようになっており、中古品は多くの購入者にとって最初の選択肢になっていくだろうと予想しています」


■メルカリUS 2023年度リユースレポートの概要

  • 中古品販売による副収入は好調だが、さらに収入を増やせる余地がある

    中古品を売る主な動機は金銭を得ることですが、それに僅差で続くのが片付けで、現在、米国の家庭には211億個の不要品が眠っていると推定されています。これは金額にして5,598億ドルに相当します。1世帯当たり平均161個、合計金額は4,267ドルです。


  • Z世代は来年の支出を増やす計画

    Z世代の消費者の31%が、今後12ヵ月間以内にショッピングの予算を増やす考えで、この回答は消費者全体では19%です。Z世代はリセールの変革を加速させており、これは中古品にも影響します。Z世代の消費者の3人に1人は中古品の購入と、オンラインのリセールプラットフォームにかける時間を増やそうと考えています。


  • 購入しやすい代替品への需要が急上昇

    米国民の37%が節約をするためにより安い製品を購入するようになっています。特にZ世代の購入者は、カラフルなタンブラーからお気に入りのスポーツウェアまで、ソーシャルメディアを埋めつくしている低価格のトレンド品を取り入れるようになっています。


  • サステナブルな買い物を選択

    若年層は、上の世代に比べて環境への影響を軽減するために売ることを重視しています。そしてお金の使い方にも同じ考えが表れています。Z世代とミレニアル世代の消費者のおよそ3分の1(31%)が、今後12ヵ月間にサステナブルなブランドへの支出を増やすことを計画しています。


  • 中古品を選ぶことが子育てでは一番のハック

    子供服は2022年に最も急成長したリセールカテゴリーで、1年間で19%の伸びを記録しました。今後10年間でキッズウェアのリセールは146%増加すると見積もられています。これは子どもの成長の早さを考えると納得できます。



  • 男性も倹約家になりつつある

    メンズウェアは2022年に2番目に急成長したカテゴリーで、その主な要因は男性の消費者の増加です。実際にこのカテゴリーの男性消費者は女性よりやや多く、これは中古品が受け入れられるようになったことと、スニーカーやコレクション品のようなリセール分野の急拡大に起因していると考えられます。


  • 米国民は依然として紙の本を好む

    電子書籍リーダーやオーディオブックの人気にも関わらず、最も売れた中古品カテゴリーは紙の書籍という結果が出ました。米国のリセール品消費者の半数以上(58%)が紙の本を購入しています。


  • オンラインショッピングの需要は引き続き堅調

    オンラインショッピングは最も急成長している中古品の購入ルートで、2031年までに支出の半分以上(56%)を占めると予測されています。ショッピングモールに集まる購入者は減少しているものの、消費者は依然としてVictoria’s Secret PINKやCoach、Lululemon、Adidas等のモールで人気の商品のディスカウントを手に入れたいと考えています。


GlobalDataのマネージング・ディレクター、Neil Saunders氏は以下のように述べています。


「今はサーキュラー・エコノミーにとって極めて重要な時です。昨年は2億1,200万人の米国民(成人人口の82%)が中古品を購入しました。これは2021年の1億9,700万人より増加しています。動機は追加の収入を得たい、安い価格で商品を見つけたい、部屋を片付けたいなどです。最初の動機に関わらず、消費者はその後12ヵ月の間、購入者と販売者の両方の形でリセールに関わることになるでしょう」



さらに詳細なトレンドとインサイトについては、メルカリUS 2023年度リユースレポートの完全版をこちらからご覧ください。

https://merc.li/whyz7C5wa


■メルカリUS 2023年度リユースレポートについて

メルカリUS 2023年度リユースレポートは2021年のメルカリ初のリユースレポートに続くものです。このレポートは米国のリユースのエコシステムと複数のカテゴリーのリセール市場のスナップショットを提供しています。GlobalDataの協力により、2023年2月に作成されました。


市場規模のデータはGlobalDataによって作成されました。GlobalDataによる中古市場の評価は、消費者調査、小売業者の追跡調査、公的データ、データ共有、店舗観察調査および二次資料をもとに決定されます。これらのデータを使用し、アナリストが市場規模、チャネル規模および市場シェアのモデル化や算出を行っています。消費者統計は、2023年2月に18歳以上の米国人回答者2,500人を対象に行われた、特に中古品の売買行動を評価した調査に基づくものです。サンプルは、性別、年齢、所得階層および地域の観点から抽出された全国的な代表サンプルです。


■将来予測に関する記述

このリリースには将来予測に関する記述が含まれています。将来予測に関する記述には歴史的事実ではない記述が含まれています。「予定している」「推定される」「予測される」「予想される」「期待される」「見込んでいる」「計画している」「見積もっている」およびその他同様の表現は、将来予測に関する記述であることを明確にすることを意図するものです。これらの将来予測に関する記述は、さまざまなリスク、不確実性および想定の影響を受けます。法律で義務付けられている場合を除き、メルカリは、これらの将来予測に関するいかなる記述についても、実際の結果または修正された予想と一致させるために更新する義務を負いません。


■US版メルカリについて

US版メルカリを通して全米の数百万人のお客さまがつながり、使わなくなった物を売買しています。メルカリは、自宅での認証からオンラインでの支払いと発送まで、より簡単な取引を可能にするイノベーションを継続的に生み出しています。メルカリは米国で5,000万回以上ダウンロードされています。新規出品は毎日35万点、次世代の購買スタイルの変革を促進しています。

US版メルカリはアプリストアからダウンロードできます。また、www.mercari.comからオンラインでアクセスすることも可能です。

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会社概要

株式会社メルカリ

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー
電話番号
-
代表者名
山田進太郎
上場
マザーズ
資本金
125億5020万円
設立
2013年02月