警察庁特別防犯対策監 杉良太郎氏 高知県警本部にて金融機関との共同宣言式に出席 高知県民に向けたメッセージも
この度、警察庁特別防犯対策監の杉良太郎氏が、高知県警本部で高知県警と金融機関の共同宣言式に出席、また同時に特殊詐欺防止に向けた広報啓発を実施しました。

■杉対策監「金融機関の皆様のご理解で協力体制ができたことを大変うれしく思う」
杉対策監は、挨拶の冒頭「今回、高知の金融機関の皆様にお集まりいただいて、ご理解を持って県警本部と特殊詐欺等に関する協定を結んでいただいたことは、本当にありがたいことでございます。」と今回の協定締結に賛同した金融機関の方々に向け、感謝を伝えました。
さらに続けて「お金はお客さんの財産であるため、警察は詐欺の可能性があっても、直ちに介入し辛い場合がある。その中で、今回、金融機関の皆様のご協力で警察が迅速に介入して被害を未然に防ぐシステム作りの第一歩を踏み出せたことはとても大きいこと」と今回の共同宣言の意味の大きさについて語りました。
今回の共同宣言では、県警と金融機関の情報共有の強化、被害に遭っていると疑われる方への警察や銀行同士の協働体制などを一層推進することなどが締結されました。
■杉対策監「詐欺の電話がかかってきた時は、まず、落ち着いて対応を」
杉対策監は集まった報道陣から「高知県における詐欺被害が拡大している現状」について聞かれると「やはりまだ、『自分は騙されない』と思っている人が多いのではないかと思う。詐欺の犯人は頭が良く、次々に騙しの手口を変えてくる。だからこそ、詐欺を自分事として捉えてほしい」と語りました。
また、昨今被害が拡大している「警察官騙り」の手口に関しては「詐欺の犯人は警察手帳や逮捕状をビデオ通話などで見せてくるが、よく落ち着いて考えたら、こんなことは絶対にありえない。詐欺の電話がかかってきた時は、まず、落ち着いて対応をしてほしい」と話し、「詐欺の電話の多くは海外からかかってくる。今は簡単な手続きで、国際電話をブロックすることができるので是非申し込んでほしい」と「国際電話番号利用休止の申し込み」を促しました。
最後に高知県民に対して、メッセージを求められると「高知県民は今日を持って目覚めてほしい。自分たちは特殊詐欺には引っかからないなどと過信せず、自分の財産を守るため、しっかりと対策をしてほしいです」と語りました。
「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦~」プロジェクトチーム(略称:SOS47)は、全国で被害が相次ぐ特殊詐欺等に関する知識や被害防止策を分かりやすく伝え、特殊詐欺被害を防止するため、2018年より、全国47都道府県警察と共に対策及び広報啓発活動を行っています。


【開催概要】
■催事名:高知県 特殊詐欺等の被害防止にかかる共同宣言式
■実施日:2025年12月19日(金)
■実施会場:高知県警本部
■出席者:警察庁 特別防犯対策監 杉良太郎氏
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