宜野座村における「スポーツDXによる地域コミュニティ活性化をめざした取組(マチスポ)に関する連携協定」の締結について

株式会社NTTSportict

宜野座村

NTT西日本株式会社 沖縄支店

株式会社NTTSportict

 沖縄県宜野座村(村長:當眞 淳:以下、宜野座村)、NTT西日本株式会社 沖縄支店(支店長:古堅 誠:以下、NTT西日本)、株式会社NTTSportict(代表取締役社長 中村 正敏:以下、NTTSportict)の三者は、2025年11月10日(月)に、宜野座村における「スポーツDXによる地域コミュニティ活性化をめざした取組(マチスポ)に関する連携協定」(以下、連携協定)を締結し実証を開始します。

 本連携協定に基づき、宜野座村にある宜野座アリーナ(宜野座村字惣慶1880)と宜野座スタジアム(宜野座村字宜野座188)の2施設にスポーツDXソリューション(スポーツAIカメラや撮影・配信用のプラットフォーム)【別添①】を試験的に導入し、スポーツ大会や試合の発信力の強化、生涯スポーツの振興による地域コミュニティの活性化をめざします。

1. 連携協定の目的

 宜野座村では、「第2期 宜野座村まち・ひと・しごと創生 総合戦略」において、「心身ともに健康なむらづくり」として「総合型地域スポーツクラブが設立されるよう支援し、スポーツやレクリエーションを通じた健康づくりと地域における村民のつながりの強化」に取り組むこととして、健康づくりをキーワードにスポーツ振興に力を入れています。体育施設を活用し、住民の健康増進やスポーツ合宿の誘致、大会開催などを積極的に推進しています。

 また、NTTSportictでは、スポーツDXによる新たな地域コミュニティを生み出すためのまちづくり「マチスポ」【別添②】に取り組んでおり、現在、NTT西日本と連携し、全国の自治体に対して、マチスポの提案を進めています。

 今回、3者がマチスポを軸としたスポーツDX分野で包括的な連携と協力関係を築き、それぞれが有する人的・物的資源を連携することで、地域の課題に適切に対応し、協働による事業を推進することで宜野座村におけるスポーツ振興を加速させていきます。

 本連携協定は、NTTSportictが提供する「マチスポ」を活用し、スポーツ映像の配信を通じた情報発信や観戦機会の創出を図ることで、村のスポーツ振興や観光資源との連携に寄与することを目的としています。

2. 連携協定の概要

 村内主要施設にAIカメラ等を設置し、練習や競技の模様を自動で撮影・配信する等のスポーツDXソリューションを導入することで、スポーツ大会・試合の発信力を強化するとともに、生涯スポーツの振興による地域コミュニティの活性化を図ります。また、関係者による閲覧や競技者が配信映像を活用して技術向上をめざす等、身近で参加できる新たな地域コミュニティの形成を促進します。

【参考】導入施設ごとのAIカメラの様子

<宜野座アリーナ>AIカメラを1台、固定カメラを2台設置し、自動撮影・配信を行います。

宜野座アリーナに設置されたAIカメラ
宜野座アリーナに設置された固定カメラ

<宜野座スタジアム>

野球専用AIカメラを設置し(センター側とホーム側1台ずつ)、野球の試合を自動で撮影・配信します。

宜野座スタジアムに設置されたAIカメラ(ホーム側)
宜野座スタジアムに設置されたAIカメラ(センター側)

3. 役割分担

宜野座村:マチスポ実証の運営主体、実証フィールドの提供、関係者への協力要請等

NTT西日本:実証事業の検討・運営支援、本格導入に向けた技術支援等

NTTSportict:実証事業の運営支援、スポーツDXソリューションの提供、導入施設への運用レクチャー、オンラインサポート等

4. 今後の展開

 宜野座アリーナと宜野座スタジアムに設置されたAIカメラを用いた実証実験を開始し、大会のライブ配信や日常的な練習などで活用していただきます。また、効果検証と併せて、設置場所の拡大や観光・教育分野との連携による利用シーンの拡大も視野に入れています。

 また、2施設に設置されたAIカメラで撮影されたスポーツの試合映像は、宜野座村専用の動画配信プラットフォームでライブ・アーカイブ配信されます。

動画配信プラットホームURL:https://vfc-hijs7tx4sbiy.vfchannel.io/

※動画配信プラットフォームは現在作成中です。公開は11月下旬頃を予定しています。

 これらの取り組みを通じて、スポーツ大会や練習の発信力を高めるとともに、生涯スポーツの振興と地域コミュニティの活性化を推進します。

以上

(別添①)スポーツDXソリューションについて

 「宜野座アリーナ」に導入された無人撮影カメラは、AIによる自動撮影や編集機能を備えています。現在、バスケットボール、バレーボール、ハンドボール、サッカー、ラグビーなど16競技の撮影に対応しており、さまざまなスポーツを撮影することができます。

(参照)https://nttsportict.co.jp/serviceplan/pixellot/s3/

主な機能

複数のカメラレンズによるコート全体のパノラマ撮影

AIによる自動編集(人の動き、ボール位置、スポーツごとのルールを理解したAIが自動で映像編集)

「宜野座スタジアム」に導入された野球専用AIカメラは、野球の試合に特化した自動撮影・配信が可能です。野球場のホーム側とセンター側に2種類のAIカメラを設置することで、自動的にAIが最適化した映像を撮影し、また、自動でアングル映像を切り替えることにより、より本格的で臨場感のある中継映像・アーカイブ動画の配信を可能としました。

(参照)https://nttsportict.co.jp/serviceplan/pixellot/doubleplay/

(別添②)スポーツDXによるまちづくり 「マチスポ」について

「マチスポ」は、地域スポーツを活用したコンテンツを無理なく継続的に制作・運用できる仕組みとして、マチスポプラットフォーム(自動映像化+コミュニティ)を活用し「地域スポーツによるまちづくり」施策を拡大していくものです。

 AIカメラ等によりスポーツ施設で行われる試合などを自動で撮影、映像コンテンツ化します。また、オンラインコミュニティプラットフォームでリモート観戦環境を提供し、地域固有コンテンツを発信することで地域コミュニティの輪を広げます。それにより、「地域スポーツによるまちづくり」施策を点から線、そして面へと拡大していきます。

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会社概要

株式会社NTTSportict

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URL
https://nttsportict.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
大阪府大阪市都島区東野田町4丁目15番82号 NTT西日本 QUINT BRIDGE3階
電話番号
-
代表者名
中村正敏
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2020年04月