「ガザ・中東人道危機緊急支援」開いた“支援の窓”から、ガザの子どもたちの命を守る支援を
国際NGOプラン・インターナショナル、「ガザ・中東人道危機緊急支援」への寄付募集を再開
国際NGOプラン・インターナショナル(所在地:東京都世田谷区 理事長:池上清子 以下、プラン)は、ガザ地区の深刻な人道危機に対応するため、「ガザ・中東人道危機緊急支援」への寄付募集を再開しました。
許可を受けた国連機関・国際NGOを含む団体に対し、ガザへの人道支援物資の輸送が承認されました。 ガザに人道支援物資を運び入れるためのルートが一時的に設置され、再び“支援の窓”が開かれたいま、飢餓に苦しむガザの子どもたちに速やかに緊急物資を届けるために、プランは日本の皆さまのご支援を強く呼びかけています。
再び開かれた“支援の窓” をガザの子どもたちの命を守る機会に
人道支援物資搬入に伴う税関手続きの免除や、車列の安全な輸送路が確保されたことにより、 食料、飲料水処理資材、衛生・尊厳キット、シェルター資材、栄養・保健関連物資などが搬入できるようになります。 プランはすでに通関承認をうけ、ガザへの援助物資を運び入れる準備ができている国際NGOのひとつです。

今回の搬入は認可を受けた国連機関やエジプト赤新月社と連携して実施します。現在、衛生キット3,476個と尊厳キット(生理用品を含む)900個を積んだトラックを最優先で手配し、通過準備を進めています。


■プランのこれまでの支援状況
プランは、ガザで活動する6つのパートナー団体と連携し、食料配布、衛生キット提供、緊急下の教育支援、心理社会的支援、子どもの保護などに取り組んできました。
これまでに尊厳キット1,200個、食料3,170世帯分、衛生キット1,800個などを届け、延べ1万5,000人以上を支援しています。
現在、水と衛生、シェルター、保健・栄養分野の支援を拡充するため、新たに6団体との協力準備も進行中です。
■壊滅的飢餓が迫るガザの状況
ガザでは今、住民の約4人に1人が飢饉に準ずる状態にあり、人口の39%が数日にわたって食事ができないほど深刻な食料不足に直面¹しています。国連によれば50万人以上が壊滅的な飢餓状態にあり、5歳未満の子どもたちすべてが急性栄養不良のリスク下にあると見込まれています²。さらに、命を救う栄養治療食が不足しているうえ、保健医療や安全な水の供給も崩壊しており、多くの子どもを含む数百人が飢餓により命を落としています³。
ガザでは今「飢えるか、命を落とす危機か」という究極の選択に直面しています。紛争や人道危機下で最も苦しむのは子どもたちであり、パレスチナの子どもたちには一刻も早い救援が必要です。
子どもたちの命を救う”支援の窓”が開くこの機会に、ガザに希望を届けるため、日本の皆さまの温かいご協力が必要です。
※ぜひ貴紙・誌で、今回の寄付募集について告知いただけますようお願い申し上げます。
※ガザの最新の状況について、グローバルスタッフへの取材をご希望の場合は、広報担当者までお問合せください。
【寄付募集期間】 2025年7月30日(水)~10月31日(金)
【寄付の方法】
1. ① ウェブサイトからの寄付(クレジット決済・コンビニ決済)
https://www.plan-international.jp/news/20250730_emr_gaza06/
2. ② 専用払込用紙での寄付
3. ※「ガザ・中東人道危機緊急支援 払込用紙希望」とご記入ください
4. ③銀行からの振込み
5. ※「ガザ・中東人道危機緊急支援」もしくは「G83」とご指定ください
¹ https://www.wfp.org/news/un-agencies-warn-key-food-and-nutrition-indicators-exceed-famine-thresholds-gaza
² https://news.un.org/en/story/2025/07/1165504
³ https://www.reuters.com/business/healthcare-pharmaceuticals/gaza-running-out-specialised-food-save-malnourished-children-2025-07-25/
国際NGOプラン・インターナショナルは、誰もが平等で公正な世界を実現するために、子どもや若者、さまざまなステークホルダーとともに世界80カ国以上で活動しています。子どもや女の子たちが直面している不平等を生む原因を明らかにし、その解決にむけ取り組んでいます。子どもたちが生まれてから大人になるまで寄り添い、自らの力で困難や逆境を乗り越えることができるよう支援します。
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