京都大学とNTT西日本による産学共同「オープンラボ(名称:Platform Initiative Lab)」の設立について
~次世代プラットフォームを形成する基盤技術の具現化、実証にむけて~
国立大学法人京都大学(京都府京都市、総長:湊 長博、以下 京都大学)と西日本電信電話株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長 小林 充佳、以下 NTT西日本)は、京都大学プラットフォーム学卓越大学院プログラム※1(以下、本プログラム)において連携し、社会に存在する様々なデータを活用連携する次世代のプラットフォームに係る実証実験を行うための検証環境「Platform Initiative Lab ※2 (以下、本ラボ)」を共同で整備します。
本ラボではワイヤレスIoTセンサー、最新のローカル5G無線局設備、IaaS/データ処理基盤等をはじめとするデータ収集・処理プラットフォームとしての必要不可欠な設備を揃えており、農業、医療、防災に代表される現場環境においてデータ収集、分析から処理駆動まで可能でビジネス想起も可能な「ワンストップな実証実験環境」を提供します。
今後、本ラボでは、オープンに参加機関、協賛を募り、さまざまな産業プレーヤーと本プログラム担当者が共創し、プラットフォームに関連する研究開発・実証を通じて新しいビジネスの創出や、本プログラムの目標である次世代プラットフォームの新規創出に貢献できる人材の輩出をめざします。
※1 京都大学 プラットフォーム学卓越大学院:https://www.platforms.ceppings.kyoto-u.ac.jp/
※2 Platform Initiative Labは現在、商標登録出願中です
1.背景と目的
現在、国内の情報通信分野においては、5Gの本格的な展開及び社会実装により、データの活用が更に活性化され、それにより地域課題の解決やイノベ―ションの創出が期待されています。また既に諸外国では、 Beyond5Gもしくは6Gと呼ばれる次世代情報通信基盤における研究開発の取り組みが活性化してきており、それらの動向に追従していくためにも、次世代に向けた研究開発の取り組みを進めることが重要となっています。
また次世代の情報通信技術に加えて、情報社会の更なる進化にあたっては、社会に存在する様々なデータを扱い、それらを相互に連携させていくためのプラットフォームの構築が重要であり、このプラットフォームの具現化が課題となっています。
京都大学、NTT西日本ではこのような背景を踏まえ次世代技術の開発・実装に向けて、ローカル5G無線局設備を含むラボを立ち上げ、大学ならではのアイデアや最先端の研究成果、企業の強み技術、NTTの最先端の情報通信技術を融合して次世代プラットフォームの具現化と実証、新たなビジネスの創出を行います。
2.Platform Initiative Labについて
(1)主な提供内容
【①実験プロジェクトに対するワンストップな実証実験環境の提供】
・農業、医療、防災等の現場環境から各種情報を収集、各種機器を制御可能なワイヤレスIoTセンサー基盤※3
・ローカル5G無線基地局設備等
・IaaS基盤サーバリソース
・IaaS基盤上のアプリケーション(データ分析自動化技術等、その他今後追加予定)
※3 代表例として国際無線通信規格Wi-SUN FANを搭載したIoT用途向けのゲートウェイ:
https://www.kyoto-u.ac.jp/sites/default/files/2021-04/210427_harada-577296f60690106a1a403a06c345d883.pdf
【②各専門分野の有識者による共同研究・開発・実証支援】
・共同研究・開発・実証に関して産学官共創できる環境を本プログラムが提供
<ラボのイメージ図>
(2) ラボ利用開始時期
2022年6月を予定
(3) ラボの設置場所
・京都大学(吉田キャンパス)、NTT西日本(NTT WEST i-CAMPUS) 左記、拠点間はネットワークにて接続
3.役割分担
<京都大学>
・社会課題解決に資する次世代プラットフォームの設計・構築を通じた研究開発の促進
・最先端の研究成果の利用環境の提供
・次世代プラットフォームの新規創出に貢献できる人材の育成
・各専門分野の有識者による共同研究・開発支援を通じたパートナー形成とのユースケースの共創
<NTT西日本>
・IaaS/データ処理基盤を中心とした開発用検証環境の提供
・研究・開発・実証から商用化までワンストップの共創環境の提供
・プラットフォーム学との融合による新たなイノベーションの創出、社会への展開
4.今後の展開について
京都大学とNTT西日本は本ラボを活用した研究開発・実証を通じて、次世代の情報社会を支えるプラットフォームの具現化に取り組んでまいります。また、本ラボの概要については2022年2月21日開催予定の情報学シンポジウム※4にて説明を予定しています。詳細については別途、本ラボのオープニングイベント(今後開催予定)にて説明を予定しています。
※4 情報学シンポジウムHP:
https://www.i.kyoto-u.ac.jp/Symposium/2022/
本ラボではワイヤレスIoTセンサー、最新のローカル5G無線局設備、IaaS/データ処理基盤等をはじめとするデータ収集・処理プラットフォームとしての必要不可欠な設備を揃えており、農業、医療、防災に代表される現場環境においてデータ収集、分析から処理駆動まで可能でビジネス想起も可能な「ワンストップな実証実験環境」を提供します。
今後、本ラボでは、オープンに参加機関、協賛を募り、さまざまな産業プレーヤーと本プログラム担当者が共創し、プラットフォームに関連する研究開発・実証を通じて新しいビジネスの創出や、本プログラムの目標である次世代プラットフォームの新規創出に貢献できる人材の輩出をめざします。
※1 京都大学 プラットフォーム学卓越大学院:https://www.platforms.ceppings.kyoto-u.ac.jp/
※2 Platform Initiative Labは現在、商標登録出願中です
1.背景と目的
現在、国内の情報通信分野においては、5Gの本格的な展開及び社会実装により、データの活用が更に活性化され、それにより地域課題の解決やイノベ―ションの創出が期待されています。また既に諸外国では、 Beyond5Gもしくは6Gと呼ばれる次世代情報通信基盤における研究開発の取り組みが活性化してきており、それらの動向に追従していくためにも、次世代に向けた研究開発の取り組みを進めることが重要となっています。
また次世代の情報通信技術に加えて、情報社会の更なる進化にあたっては、社会に存在する様々なデータを扱い、それらを相互に連携させていくためのプラットフォームの構築が重要であり、このプラットフォームの具現化が課題となっています。
京都大学、NTT西日本ではこのような背景を踏まえ次世代技術の開発・実装に向けて、ローカル5G無線局設備を含むラボを立ち上げ、大学ならではのアイデアや最先端の研究成果、企業の強み技術、NTTの最先端の情報通信技術を融合して次世代プラットフォームの具現化と実証、新たなビジネスの創出を行います。
2.Platform Initiative Labについて
(1)主な提供内容
【①実験プロジェクトに対するワンストップな実証実験環境の提供】
・農業、医療、防災等の現場環境から各種情報を収集、各種機器を制御可能なワイヤレスIoTセンサー基盤※3
・ローカル5G無線基地局設備等
・IaaS基盤サーバリソース
・IaaS基盤上のアプリケーション(データ分析自動化技術等、その他今後追加予定)
※3 代表例として国際無線通信規格Wi-SUN FANを搭載したIoT用途向けのゲートウェイ:
https://www.kyoto-u.ac.jp/sites/default/files/2021-04/210427_harada-577296f60690106a1a403a06c345d883.pdf
【②各専門分野の有識者による共同研究・開発・実証支援】
・共同研究・開発・実証に関して産学官共創できる環境を本プログラムが提供
<ラボのイメージ図>
(2) ラボ利用開始時期
2022年6月を予定
(3) ラボの設置場所
・京都大学(吉田キャンパス)、NTT西日本(NTT WEST i-CAMPUS) 左記、拠点間はネットワークにて接続
3.役割分担
<京都大学>
・社会課題解決に資する次世代プラットフォームの設計・構築を通じた研究開発の促進
・最先端の研究成果の利用環境の提供
・次世代プラットフォームの新規創出に貢献できる人材の育成
・各専門分野の有識者による共同研究・開発支援を通じたパートナー形成とのユースケースの共創
<NTT西日本>
・IaaS/データ処理基盤を中心とした開発用検証環境の提供
・研究・開発・実証から商用化までワンストップの共創環境の提供
・プラットフォーム学との融合による新たなイノベーションの創出、社会への展開
4.今後の展開について
京都大学とNTT西日本は本ラボを活用した研究開発・実証を通じて、次世代の情報社会を支えるプラットフォームの具現化に取り組んでまいります。また、本ラボの概要については2022年2月21日開催予定の情報学シンポジウム※4にて説明を予定しています。詳細については別途、本ラボのオープニングイベント(今後開催予定)にて説明を予定しています。
※4 情報学シンポジウムHP:
https://www.i.kyoto-u.ac.jp/Symposium/2022/
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