ディスプレイ表面の眩しさを抑える防眩フィルムで抗菌・抗ウイルス認証を取得
ディスプレイ用フィルムに必要な光学特性・機能特性も維持し、安全衛生面を強化
大日本印刷株式会社(本社:東京 代表取締役社長:北島義斉 以下:DNP)は、ノートパソコンやモニター、テレビ等のディスプレイ用の防眩(ぼうげん:Anti-glare)フィルムで、抗菌および抗ウイルス性能に関する抗菌製品技術評議会(SIAA)の「SIAA認証」を取得し、10月31日に製品の提供を開始します。
防眩フィルムはディスプレイの最表面に用いて、照明や外光の映り込みや眩しさを抑え、画面を見やすくする光学フィルムです。DNPはディスプレイ用表面処理フィルムで世界トップシェアを獲得しており*1、今回、SIAA認証を取得した抗菌・抗ウイルス性能を有した防眩フィルムを製品ラインアップに加えることで、生活者にとって、より安全・安心で衛生的かつ快適な環境の提供につなげていきます。
コロナ禍をきっかけに在宅等のテレワークや巣ごもり需要が広がり、各種ディスプレイの市場が活性化しています。また、タッチパネル仕様のノートパソコン等も増えるなか、接触による感染のリスクを低減していくため抗菌・抗ウイルスの性能を有したディスプレイ用表面フィルムのニーズが高まっています。
こうしたニーズに対してDNPは、長年培ってきたコーティング技術を活かし、材料の最適化を行うことで、従来の防眩フィルムの膜厚や光学特性・耐擦傷性・防汚性等の機能を維持しながら、抗菌・抗ウイルスの性能を有する製品の開発に成功しました。
【抗菌・抗ウイルス性能を有した防眩フィルムの特長】
1.SIAA認証を取得した抗菌・抗ウイルス性能
今回、開発したディスプレイ用防眩フィルムは、ISO22196に準拠した抗菌性と、ISO21702に準拠した抗ウイルス性を有しており、SIAA認証を取得しています。抗菌・抗ウイルスの処理をしていない従来製品と比較して、24時間後に99%以上の菌やウイルスを低減する性能を有しています。
SIAAは、適正で安心できる抗菌・抗ウイルス加工製品の普及を目的として、抗菌剤・抗ウイルス剤や抗菌・抗ウイルス加工製品のメーカーや抗菌試験機関によって結成された団体です。
2.現行の防眩フィルムの性能に、抗菌・抗ウイルスの機能を付与
防眩フィルムはこれまで、抗菌・抗ウイルス剤を添加することによって、光学特性が低下する課題がありました。DNPは今回コーティング材料を最適化することによって、光学特性や機械物性などの諸物性を維持しながら、抗菌・抗ウイルスの性能を付与することを可能にしました。これにより、パソコンやモニター、テレビなど、さまざまな用途にパネルを展開しているメーカーが仕様を変更することなく、DNPの新しい防眩フィルムを使用することができます。
【今後の展開】
DNPは、抗菌・抗ウイルスの性能を有した防眩フィルムをノートパソコンやモニター、テレビなどに展開し、2025年度までに年間50億円の売上を目指します。また、現在提供しているディスプレイ用防眩フィルムについても、抗菌・抗ウイルス性能を標準搭載した仕様にしていくことを目指します。
*1 「2022年版ディスプレイ関連市場の現状と将来展望」(株式会社富士キメラ総研)2021年実績
※記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに記載された製品の仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
【新製品開発の背景など】
コロナ禍をきっかけに在宅等のテレワークや巣ごもり需要が広がり、各種ディスプレイの市場が活性化しています。また、タッチパネル仕様のノートパソコン等も増えるなか、接触による感染のリスクを低減していくため抗菌・抗ウイルスの性能を有したディスプレイ用表面フィルムのニーズが高まっています。
こうしたニーズに対してDNPは、長年培ってきたコーティング技術を活かし、材料の最適化を行うことで、従来の防眩フィルムの膜厚や光学特性・耐擦傷性・防汚性等の機能を維持しながら、抗菌・抗ウイルスの性能を有する製品の開発に成功しました。
【抗菌・抗ウイルス性能を有した防眩フィルムの特長】
1.SIAA認証を取得した抗菌・抗ウイルス性能
今回、開発したディスプレイ用防眩フィルムは、ISO22196に準拠した抗菌性と、ISO21702に準拠した抗ウイルス性を有しており、SIAA認証を取得しています。抗菌・抗ウイルスの処理をしていない従来製品と比較して、24時間後に99%以上の菌やウイルスを低減する性能を有しています。
SIAAは、適正で安心できる抗菌・抗ウイルス加工製品の普及を目的として、抗菌剤・抗ウイルス剤や抗菌・抗ウイルス加工製品のメーカーや抗菌試験機関によって結成された団体です。
2.現行の防眩フィルムの性能に、抗菌・抗ウイルスの機能を付与
防眩フィルムはこれまで、抗菌・抗ウイルス剤を添加することによって、光学特性が低下する課題がありました。DNPは今回コーティング材料を最適化することによって、光学特性や機械物性などの諸物性を維持しながら、抗菌・抗ウイルスの性能を付与することを可能にしました。これにより、パソコンやモニター、テレビなど、さまざまな用途にパネルを展開しているメーカーが仕様を変更することなく、DNPの新しい防眩フィルムを使用することができます。
【今後の展開】
DNPは、抗菌・抗ウイルスの性能を有した防眩フィルムをノートパソコンやモニター、テレビなどに展開し、2025年度までに年間50億円の売上を目指します。また、現在提供しているディスプレイ用防眩フィルムについても、抗菌・抗ウイルス性能を標準搭載した仕様にしていくことを目指します。
*1 「2022年版ディスプレイ関連市場の現状と将来展望」(株式会社富士キメラ総研)2021年実績
※記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに記載された製品の仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
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