高橋幸宏と鈴木慶一による伝説的ユニットTHE BETANIKS再始動!10年ぶりのアルバムリリースとライブツアーを発表!
また、THE BEATNIKSオフィシャルHPもオープン。8月19日(金)には「FREEE DOMMUNE ZERO [0] 2011」にも出演。今後の活動から目が離せません。
【PROFILE】
THE BEATNIKS (高橋幸宏+鈴木慶一)
今年結成30周年を迎える高橋幸宏と鈴木慶一による老舗ユニット。
とはいえ、その活動は断続的で、1981年、1987年、1992年、1996年、2001年の各時期に発作的にアルバムの発表やライブを行なってきた。結成当初はニュー・ウェーブ/テクノの音作りで知られたが、ふたりの持つ音楽性を象徴するかのように、発表される作品ごとにその色合いはさまざまに変化する。オリジナルアルバムの他、Yohji Yamamotoのコレクション用音楽の製作や、著書『偉人の血』などを上梓している。
■THE BEATNIKS OFFICIAL HP http://thebeatniks.jp/
■EMIミュージック・ジャパン THE BEATNIKS アーティストサイト
http://www.emimusic.jp/artist/thebeatniks/
【THE BEATNIKS/2011年8月7日WORLD HAPPINESSセットリスト】
01. 6,000,000,000の天国
02. NO WAY OUT
03. DIDN'T WANT TO HAVE TO DO IT* (カバー曲)
04. 大切な言葉は一つ「まだ君が好き」
05. ちょっとツラインダ
06. 最終出口行き~Last Train to Exitown~*
*新譜に収録。
【アルバム情報】
2011年10月12日(水)発売
TOCT-27097 3,000円(税込)
【LIVE情報】
■「FREEE DOMMUNE ZERO [0] 2011」
2011/8/19 (金) 開場15:00~翌日朝6:00終了予定 / 川崎市東扇島東公園
http://www.dommune.com/freedommunezero/
■ツアー
・2011年11月20日(日) 大阪:堂島リバーサイドフォーラム
(問)清水音泉 06-6357-3666
・2011年11月25日(金) 東京:中野サンプラザ
(問)ホットスタッフプロモーション 03-5720-9999 (平日15:00~18:00)
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【結成30周年の最新ネオ・ビートニク宣言】
今を遡ること30年前の1981年。ラジオ番組で共演した二人の東京シャイネス・ボーイは、なんとなくクリスタル化して中庸意識が蔓延する東京に怒っていた。その二人とは、YMOの高橋幸宏とムーンライダーズの鈴木慶一。意気投合した二人は軽佻浮薄な“出口なし”状態を打破すべく、ビートニクスと命名したユニットを結成する。名前の由来は、50年代のビート・ジェネレーションな時代を生きた若者の総称、ビートニクから。テープ・ループなどの現代音楽的手法をふんだんに使って制作されたアルバムは、実存主義(Existentialism)をもじった『出口主義(Exitentialism)』というタイトルが冠されていた。東京発ネオ・ビートニク宣言の狼煙が上がったのだ。
YMOの『テクノデリック』、ムーンライダーズの『マニア・マニエラ』と並ぶ日本ニューウェイヴ史の最前衛作を81年に発表し、ビートニクスは活動を終えたかのように見えた。しかし、二人の怒りはまだ静まっていなかった。バブル経済に向かって浮かれ騒ぐ世間に怒りをぶつけるかのように、再結集。87年に2ndアルバム『ビートで行こう(EXITENTIALIST A GOGO)』を発表したのだ。怒りが『出口主義』ではインダストリアルな実験的手法で表現されていたのに対し、『ビートで行こう』では日本語のポップなナンバーという(過激さが反転した)形で表現されていたことに多くの人は驚き、「ちょっとツラインダ」など名曲の数々に涙した。怒りも進化するのだ。
96年にはデザイナー山本耀司のファッション・ショーのために制作した曲をまとめた『THE SHOW vol.4 -YOHJI YAMAMOTO COLLECTION MUSIC』を発表。また92年に「BEATNIK'92 Against All Risks ON BEAT THE GENERATION」と題したライブを行なったり、それぞれのソロ・アルバムにビートニクス名義の曲が収録されるなど、その後も活動領域を広げながら活動は続いていく。怒りは拡散していくのだ。
そして2001年、ビートニクスは遂に本格的な活動再開を果たす。3枚目のフル・アルバム『M.R.I. Musical Resonance Imaging』では、アンビエントやテクノ、ポスト・ロック/エレクトロニカ通過以降の音響感を盛り込みつつ、怒りの視線は内面へ。21世紀になっても何も変えられなかった自分へと怒りは向けられていた。
そんな“怒れる二人の男”によるビートニクスも、今年で結成30周年。8月7日のWORLD HAPPINESS 2011出演に続いて、秋には待望のニュー・アルバムが予定されている。考えてみれば、これほど多くの人が社会に対して怒っている時代は、今までのビートニクス史上には無かった。怒りのベクトルを絶えず進化/変化させてきた彼らは、そのような時代に対しどのようなサウンドを提示してくれるのか。『M.R.I』発表時、鈴木慶一はプロモーション用ブックレット内の対談でこう発言していた。
「世の中が変わらないんなら、音楽を作る事によって新たな一歩を踏み出そうかと」
断言しよう。ビートニクスの新作は、音楽シーンならびに、聴いた我々が新たな一歩を踏み出す作品となるはずだと。結成30周年の最新ネオ・ビートニク宣言。怒りが生じる限り、二人のポップ・レジスタンスに終わりはないのだ。
(文:小暮秀夫)
Photo : 大木大輔 / OFFICE INTENZIO
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