【岩手県北バス】AIを活用したオンデマンド交通「よぶきた八幡平」の実証運行を開始
八幡平市(市長:佐々木孝弘)と岩手県北自動車株式会社(岩手県盛岡市、代表取締役社長:鈴木拓、以下「岩手県北バス」)は、利用者の利便性と運行効率性の向上による持続可能な地域公共交通ネットワークの再構築を目的として、2026年2月2日(月)から、八幡平市松尾地区においてAIを活用したオンデマンド交通「八幡平市予約バス(愛称:よぶきた八幡平)」の実証運行を開始します。
本取組は、2024年3月に策定した「八幡平市地域公共交通計画」に基づくものです。松尾地区内を運行していた八幡平市コミュニティバス大花森線と前森線の両路線を「よぶきた八幡平」に切り替えることで、松尾地区内の移動利便性を向上させます。さらに、「よぶきた八幡平」に加えて、他の八幡平市コミュニティバス路線と岩手県北バスが運行している路線バスも移動手段として検索できることから、松尾地区内だけではなく、八幡平市西根地区や八幡平市外との間の公共交通利用も促進させることを目的とした実証事業です。
1. 「よぶきた八幡平」について
① AIを活用したオンデマンド交通(AIオンデマンド交通)とは
AIオンデマンド交通とは、乗客からのリアルタイムの呼び出しに応じて、最適な経路(回り方)とダイヤ(乗降時間)をAI(人工知能)が自動で作成するものです。運行エリア内に、標柱バス停に加えて標柱のないバス停(乗降場所)を多数設定し、乗客が利用したい時間に、現在地の近くから乗車し、目的地の近くで降車することができます。AIを活用することで、システムが瞬時に計算を行って経路とダイヤが提案され、より多くの同乗(相乗り)を実現します。

② 「よぶきた八幡平」の運行概要
これまでのコミュニティバスは、定時定路線運行のため、利用者の有無に関わらず決まったルート・ダイヤで運行していましたが、「よぶきた八幡平」では、利用者の呼び出しに合わせて運行します。
また、既存のバス停に加えて、新たにデジタルマップ上に標柱がないバス停を設けることで、自宅や目的地により近い場所からの乗降が可能となります。
本実証運行は、八幡平市からの委託事業として、岩手県北バスが「よぶきた八幡平」の運行とシステム運用を担い、同社親会社の株式会社みちのりホールディングスがシステムの設計・開発に協力しています。また、システムはVia Mobility Japan株式会社の技術を活用しています。

<アプリ画面の様子>

2. 本実証運行の特徴
① AIオンデマンド交通への切り替えによる利便性向上
これまで定時定路線で運行していたコミュニティバス大花森線と前森線をAIオンデマンド交通へ切り替えることで、利用者の移動のしやすさを大きく向上させます。なお、両路線とも9時以前に運行する1便は、定期的利用者が多いことから定時定路線運行を継続し、同一車両が9時以降はAIオンデマンド交通の運行に切り替わります。
乗降場所の拡充による「より近くから使える」移動
-
従来の路線バスとコミュニティバスは、松尾地区内に102箇所のバス停を設置していましたが、AIオンデマンド交通への切り替えにあわせて、商業施設、ゴミステーション、消火栓など標柱がなくてもわかりやすい場所を中心に、新たに乗降場所を39箇所追加して合計141箇所に拡充しました。
-
これにより利用者は自宅や目的地により近い場所から乗車・降車でき、歩く距離を短縮して移動負担を軽減しつつ、大幅な遠回りをさけてより多くの相乗りを発生させます。
所要時間の短縮と実質的な運行頻度の向上
-
従来のコミュニティバスは、より多くの地区を回るルートであったため、目的地まで1時間以上かかる場合もあり、運行本数も1日1~2便でした。
-
「よぶきた八幡平」は、呼び出しのあった区間のみを運行するため、従来のコミュニティバスに比べて、目的地までの所要時間が短縮されます。
-
また、利用者が「使いたいタイミング」で呼び出しを行い、それに応じて運行する仕組みとすることで、実質的に運行本数が増加することになります。
② 出発地・目的地・希望日時を入れるだけで、3種類のルートを同時に比較
本実証運行組で使用するシステム(アプリ)は、「よぶきた八幡平(AIオンデマンド交通)」と「岩手県北バスが運行する路線バス」、「八幡平市コミュニティバス」の3つの交通手段を対象にAIが移動ルートを提案する「えらべるナビ」の機能があります。
利用者は、出発地・目的地・希望時間を入力することで、
-
よぶきた八幡平のみの移動ルート(呼出可能)
-
路線バスまたはコミュニティバスのみの移動ルート
-
よぶきた八幡平(呼出可能)と路線バスまたはコミュニティバスとの乗継移動ルート
上記を一覧で確認でき、複数の選択肢の中から、自身の目的や希望に合った移動ルート(手段)を“えらべる”ようになります。
これにより、「よぶきた八幡平の運行エリア外を含む八幡平市内の移動」や「八幡平市内と盛岡市内を結ぶ移動」についてもスムースな移動環境を提供します。


八幡平市と岩手県北バスは、本実証運行の結果を踏まえて課題の検証や必要な改善を行いながら、2027年度中に本格運行への移行を目指し、持続可能な公共交通の構築に取り組んでまいります。
<よぶきた八幡平の詳細はこちら>
https://www.iwate-kenpokubus.co.jp/8mantai-rsv/
■八幡平市
・所在地:岩手県八幡平市野駄第21地割170番地
・TEL:0195-74-2111 FAX:0195-74-2102
■岩手県北自動車株式会社
・所在地:岩手県盛岡市厨川一丁目17番18号
・代表者:代表取締役社長 鈴木 拓
・事業内容:バス事業(乗合・高速・貸切)、サービスエリア事業、その他事業
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
