【NHKカルチャー】9/11(日)より開講!全2回でハイデガー哲学の核心をつかむ 池田喬×高井ゆと里 新鋭の特別対談!!
現代哲学の最高峰、ハイデガー『存在と時間』。近年相次いで読解書を刊行した2人による贅沢な入門講義開講!
20世紀最大の哲学書『存在と時間』を世界的レベルで読解し、若くして名を知られた2人――池田喬氏と高井ゆと里氏が語る。なぜ難解なのか、どうすれば読めるのか、その現代的意義は……信頼しあう2人だからこそできる、現代人のためのハイデガー入門講義。
教室・オンラインのハイブリッドで開催します。
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1253940.html
教室・オンラインのハイブリッドで開催します。
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1253940.html
ハイデガーの名前を聞いたことのある人は多いでしょう。ハイデガーの主著が『存在と時間』であることを知っている人も少なくないはず。でも、『存在と時間』を開いたことのある人はどれだけいるでしょうか? いやいや、開いたことならあるよ、でも読める感じがしなかったから棚に戻した……そんな人もいるに違いありません。
『存在と時間』は20世紀最大の哲学書と呼ばれます。ハイデガーは今から95年前、この著作によって文字通り世界じゅうの哲学者を驚かせ、哲学を一変させてしまったからです。はいはい、そういうことは知っているけれど専門家でない自分にはそういう実感が持てないんです、だいたい読めそうにない、つまり「何が書いてあるか分からない」……そういう人が、実は大半なのです。
ハイデガー読解のいちばん重要なポイントを、2回の対談でコンパクトにまとめて学べる、またとない機会です。
二人の読解は何が新しいのか? それを知るためには、これまでのハイデガーの解説書の読解パターンについて知る必要があります。
①明治以来の東京大学哲学研究室の伝統にのっとった精密な読解を、読者の理解度はさておき、再現したもの。
日本のハイデガー研究は確実にここで進展し、学ぶべきものが多いけれど、哲学の大学院生でもないと読むのは難しい。
②『存在と時間』が書かれた状況を詳しく調べ、その構成をいわば舞台裏から明らかにしていくもの。
こちらは、実は『存在と時間』が、20世紀最大などともてはやされる一方で、じつは未完の書物であるという、この意外なギャップを突くことで一定の読者を得ました。
③ハイデガーという対象に“もぐり込み”、いわばハイデガー自身になりきったレベルから、物語やエッセイのように魅力的な文体で、ハイデガーを理解させるもの。
また、独自の視点からハイデガーを哲学史に位置付ける本もこちらに含まれそうです。「ファン」や「玄人」も喜ばせる本と言えるでしょうか。
④高校倫理の教科書のように、用語の解説を丁寧に行い、ハイデガーの生涯解説とからめて全般的な理解を目指したもの。こちらが一般書としては最も多いタイプです。
⑤『存在と時間』の全編を詳しく解説していくもの。
全編にわたって注釈をつけたもの(コンメンタールと呼ばれます)や、実際に過日刊行され好評を博した「用語事典」など。
……と、ここまで詳しく分類してきた理由はお分かりのように、池田さんと高井さんが、これらのどれでもない解説を試みていることを示すためです。
お二人がされているのは、
⑥『存在と時間』研究の世界的最前線を踏まえながら、『存在と時間』の中身を、それ自体で魅力的な哲学的議論として再構成するもの――なのです。
それを、①にあるような東京大学哲学研究室出身の2人が実現しているという意味で、“正統にして斬新”な読解と解説になっているのです。
こうした手法は、早世が惜しまれた門脇俊介氏を継承するものとも言え、これからのハイデガー研究で無視することのできない2人の直接対談が見られることは、一般読者だけなく哲学の研究に関わる人々にとっても貴重な場であることは間違いありません。
今回はオンラインとリアルの両方で開催します。この機会にぜひハイデガーと『存在と時間』、そしてハイレベルな研究者が議論を戦わせることの魅力を味わってみてください!
講座名:ハイデガー『存在と時間』には何が書いてあるのか
講 師:明治大学教授 池田喬 & 群馬大学准教授 高井ゆと里
開催日時:9/11(日)13:00~15:00・9/24(土)17:00~19:00
受講料金:教室 NHK文化センター会員 7,788円・一般(入会不要)9,152円
オンライン NHK文化センター会員・一般(入会不要) 税込6,600円
▼お申込みはこちらから
教室受講 https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1252493.html
オンライン受講 https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1253940.html
主催:NHK文化センター青山教室
『存在と時間』は20世紀最大の哲学書と呼ばれます。ハイデガーは今から95年前、この著作によって文字通り世界じゅうの哲学者を驚かせ、哲学を一変させてしまったからです。はいはい、そういうことは知っているけれど専門家でない自分にはそういう実感が持てないんです、だいたい読めそうにない、つまり「何が書いてあるか分からない」……そういう人が、実は大半なのです。
そんな人のために、その名も「対談 ハイデガー『存在と時間』には何が書いてあるのか」が、9月に開講されます。対談者は、昨年から相次いで『存在と時間』の読解書を刊行した池田喬さん(明治大学教授)と、高井ゆと里さん(群馬大学准教授)。日本における今後のハイデガー研究をけん引するお二人です。
ハイデガー読解のいちばん重要なポイントを、2回の対談でコンパクトにまとめて学べる、またとない機会です。
二人の読解は何が新しいのか? それを知るためには、これまでのハイデガーの解説書の読解パターンについて知る必要があります。
①明治以来の東京大学哲学研究室の伝統にのっとった精密な読解を、読者の理解度はさておき、再現したもの。
日本のハイデガー研究は確実にここで進展し、学ぶべきものが多いけれど、哲学の大学院生でもないと読むのは難しい。
②『存在と時間』が書かれた状況を詳しく調べ、その構成をいわば舞台裏から明らかにしていくもの。
こちらは、実は『存在と時間』が、20世紀最大などともてはやされる一方で、じつは未完の書物であるという、この意外なギャップを突くことで一定の読者を得ました。
③ハイデガーという対象に“もぐり込み”、いわばハイデガー自身になりきったレベルから、物語やエッセイのように魅力的な文体で、ハイデガーを理解させるもの。
また、独自の視点からハイデガーを哲学史に位置付ける本もこちらに含まれそうです。「ファン」や「玄人」も喜ばせる本と言えるでしょうか。
④高校倫理の教科書のように、用語の解説を丁寧に行い、ハイデガーの生涯解説とからめて全般的な理解を目指したもの。こちらが一般書としては最も多いタイプです。
⑤『存在と時間』の全編を詳しく解説していくもの。
全編にわたって注釈をつけたもの(コンメンタールと呼ばれます)や、実際に過日刊行され好評を博した「用語事典」など。
……と、ここまで詳しく分類してきた理由はお分かりのように、池田さんと高井さんが、これらのどれでもない解説を試みていることを示すためです。
お二人がされているのは、
⑥『存在と時間』研究の世界的最前線を踏まえながら、『存在と時間』の中身を、それ自体で魅力的な哲学的議論として再構成するもの――なのです。
それを、①にあるような東京大学哲学研究室出身の2人が実現しているという意味で、“正統にして斬新”な読解と解説になっているのです。
こうした手法は、早世が惜しまれた門脇俊介氏を継承するものとも言え、これからのハイデガー研究で無視することのできない2人の直接対談が見られることは、一般読者だけなく哲学の研究に関わる人々にとっても貴重な場であることは間違いありません。
今回はオンラインとリアルの両方で開催します。この機会にぜひハイデガーと『存在と時間』、そしてハイレベルな研究者が議論を戦わせることの魅力を味わってみてください!
講座名:ハイデガー『存在と時間』には何が書いてあるのか
講 師:明治大学教授 池田喬 & 群馬大学准教授 高井ゆと里
開催日時:9/11(日)13:00~15:00・9/24(土)17:00~19:00
受講料金:教室 NHK文化センター会員 7,788円・一般(入会不要)9,152円
オンライン NHK文化センター会員・一般(入会不要) 税込6,600円
▼お申込みはこちらから
教室受講 https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1252493.html
オンライン受講 https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1253940.html
主催:NHK文化センター青山教室
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