救急現場での応急手当に対し感謝状を贈呈 / 兵庫県川西市
傷病者の社会復帰へ繋がる
令和5年12月21日に兵庫県川西市内で発生した救急事案(心肺停止事案)において、目撃者である出口章さん、佐野真吾さん及び木島良佑さんが適切な一次救命処置を実施し、傷病者が社会復帰に至ったことに対し、令和6年4月24日に川西市消防本部(火打1丁目)において、石倉消防長から3名へ感謝状を贈呈しました。(木島さんは、仕事の都合で感謝状授与式を欠席)
令和5年12月21日15時40分頃、兵庫県川西市松が丘町において、庭木を剪定していた株式会社幸養園(造園業)の元社員の出口章さん(でぐち あきら、73歳)が玄関先で話していた男性(94歳)が急に意識を消失しました。
男性は顔面蒼白であったため、道向かいで剪定していた木島良佑さん(きじま りょうすけ、29歳)と株式会社幸養園(造園業)社員の佐野真吾さん(さの しんご、52歳)に傷病者の発生を伝え、救護にあたりました。木島さんは119番通報を実施するとともに、宝塚市・川西市・猪名川町消防指令センター員の口頭指導を聞きながら気道確保を行いました。佐野さんも口頭指導に従い、呼吸の確認及び胸骨圧迫を実施するなど救急隊が到着するまで、的確かつ効果的な処置を継続的に行いました。
これらの早期発見、通報及び応急手当と連携の取れた活動により、救急隊に引き継いだ結果、傷病者の社会復帰に繋がりました。
時間経過とともに救命率が低下していくなか、バイスタンダー(救急現場に居合わせた人のこと)の勇気ある行動により、すばらしい救命の連鎖が生まれ、人命救護に大きく貢献されたことは非常に賞賛すべきものであることから、4月24日に石倉消防長から3名へ感謝状及び記念品(クリスタル盾)を贈呈しました。
授与式に出席した出口さんは「初めての経験で、また突然のことで驚きましたが、助かってうれしいです。高齢化も進む昨今、近所とのコミュニケーションも大切ではないでしょうか」、佐野さんは「絶対に助けようと、必死に声かけをしました。過去に海外で働いていたときの救命救急の経験があって良かったです。当たり前のことをしただけだと思っています」などと話しています。
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