常陽銀行とフューチャーアーキテクト、AIを利活用した法人向け融資判断を実証
~融資判断のAI化による戦略的な業務改革を推進~
常陽銀行の事業性渉外・融資支援システム「JAST*」は、フューチャーアーキテクトの戦略業務系システム「FutureBANK」をベースとして2014年に構築されました。JASTには融資審査に関する主要データが格納されており、このビッグデータを活用したAIによる法人向け融資の審査・判断の実現性について、両社は2017年11月から約6カ月にわたり共同で研究してきました。
今回の共同研究では、審査担当者の専門知識や熟練のノウハウ、判断基準などをパターン化し、AIによる融資許諾の自動判定について多面的に技術検証しました。その結果、自動判定と審査担当者の判断の一致率は約90%に到達し、かつAIが融資判断に影響した要因(健全性、業況、格付、貸出条件など)を特定できることを実証しました。
両社は今後、様々な業種・業態の顧客や、多様な資金使途の貸出案件に対応すべく、対象範囲を拡大した次フェーズの検証を行います。また同時に、AIを利活用した融資判断による業務効率・品質の向上と、営業力の強化、ひいては経営革新の方向性について検討していきます。
*常陽銀行は法人顧客向けの営業活動において、「営業活動時間の創出(量の拡大)」と「顧客をよく知る営業活動(質の向上)」の本格的な改革を目指し、渉外・融資支援システム(JAST=Joyo banker’s AssiStant Tool)を開発しました。
●フューチャーアーキテクト株式会社 概要
代表者:代表取締役会長 金丸 恭文、代表取締役社長 東 裕二
設立:2016年4月1日
事業内容:ITを武器とした課題解決型のコンサルティングサービスの提供
URL:https://www.future.co.jp
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