東北地方の動物園では初!盛岡市動物公園で免許不要で歩行領域を走行する近距離モビリティ導入
〜静音走行で動物と環境に配慮しながら、坂道が多い広大な園内移動を快適に〜
WHILL株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長 CEO:杉江理、以下「WHILL社」)は、株式会社もりおかパークマネジメント(代表取締役:加藤彰)が管理運営する盛岡市動物公園ZOOMO(ズーモ)(所在:盛岡市新庄、園長:辻本恒徳、以下 「ZOOMO」)において、免許不要で歩行領域を走行する近距離モビリティWHILL(ウィル)を活用した園内移動サービス「ZOOMO-BILE(ズーモービル)」が提供開始されることを発表いたします。動物や地球環境にも配慮しながら、あらゆる人が勾配や凸凹道などが多い園内を快適に周遊できるアクセシビリティ環境をさらに整える狙いです。本サービスの導入は、東北地方の動物園では初となります。

日本では国内65歳以上人口が総人口の3割に迫る(注1)など高齢化が加速するとともに、社会の多様化とダイバーシティ理解も進みつつある背景に伴い、2024年4月には「合理的配慮」(注2)が義務化されました。また、昨今はインバウンド需要(注3)も旺盛となっており、あらゆる人を迎え入れ、楽しんでもらうための環境整備の機運が高まっています。
ZOOMOでは、60種300頭羽の動物たちの「動物の福祉(“動物が心身共に健康である状態”のこと)」に配慮し、その動物種らしい行動や暮らしが発現できる飼育環境の多様さと選択肢の提供を心がけています。自然豊かな広大な敷地内には見応えある展示エリアが点在し、若い世代から家族世代まで幅広い世代が楽しむことができ、県・国内外から多くの方が来園します。一方で自然ならではの地形を生かした園であるがゆえに起伏や傾斜も多く、とりわけ体力や長距離の歩行に不安がある方、一時的に怪我をした方、ご高齢 の方などの中には園内の隅々まで出向きづらいといった課題もありました。


ZOOMOではこれまでも移動課題の解消に向け、複数人が一度に乗車でき、決まったルートを走行する「グリーンスローモビリティ」によるシャトルカーなどを導入してきました。今回のウィル導入もその一環であり、動物にとって過ごしやすい状態や地球環境にも配慮しながら、より多くの方がご自身のペースで自由かつ安心快適に移動できるようなアクセシビリティ環境を整備強化するものです。


採用モデルはオムニホイールや高出力モーターなど先進的な技術に裏打ちされた走破力と、後輪を軸に一回転できる小回り性能を兼ね備えるプレミアムモデル「WHILL Model C2」です。電動であるためエコかつ静かに走行するほか、最大10度の傾斜を一定の速度で上り下りできるスピード制御機能や重厚な安定感といった安心安全性はもちろん、景観に自然と馴染む高いデザイン性も特徴です。
ZOOMOとWHILL社は今回のZOOMO-BILEの提供を通じ、園内散策がますます快適になり、これまで以上に多くの方にとって、新たな視点での動物とのふれあいやひとときがより充実するような滞在体験を提案いたします。
◼️ZOOMOでのウィル移動サービス「ZOOMO-BILE」 概要

運用開始日 |
2025年10月14日(火) |
貸出場所 |
ZOOMO BASE 有料入園ゲート出てすぐ |
提供モデル |
プレミアムなチェア型「WHILL Model C2」 |
利用方法 |
入園ゲートにてウィルの利用希望をお伝えください。事前予約はできません。 |
利用料金 |
1日1,500円(税込) ※時間制限なし |
利用条件 |
体重115kg以下、着座時に足置きに足がつく、 操作に必要な注意力などを備える 等 |
お問い合わせ |
お電話:019-654-826 専用フォーム:https://zoomo.co.jp/inquiry/ |
※内容は予告なく変更となる可能性がございます。ご了承ください。
注1:総務省「統計からみた我が国の高齢者―『敬老の日』にちなんで―」2025年9月14日 https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1460.html
注2:2024年4月1日より、障害者差別解消法の改正に伴い、事業者による障害のある人への合理的配慮の提供が義務化された。https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/sabekai_leaflet-r05.html
注3:観光庁「インバウンド消費動向調査」(2024年暦年、速報値)https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001856155.pdf 、日本政府観光局「訪日外客数(2024年12月および年間推計値)」2025年1月15日 https://www.jnto.go.jp/statistics/data/_files/20250115_1615-1.pdf を参照。
■ウィルについて
ウィルは免許不要で歩行領域を走行できる近距離モビリティです。うちModel C2は高いデザイン性と5cmの段差乗り越え、後輪を軸にその場で一回転できる小回り能力、リアサスペンションを採用した滑らかな乗り心地などを特長としています。(写真右下)製品について:https://whill.inc/jp/

■WHILLモビリティサービスについて
安心安全設計の近距離モビリティを施設内外に導入できる法人向けサービスです。保険/メンテナンス・機体管理システムをパッケージ化することで、運営者様の導入負担を軽減するとともに、導入先の環境にも柔軟に対応した体制を整えています。導入法人側は安心快適に機体管理や安定運用ができ、お客様の滞在体験を向上できます。詳細:https://whill.inc/jp/mobility-service/how-it-works/onsite-fleet-service

<ZOOMOについて>
盛岡市動物公園ZOOMOは、東京ドーム約8個分の豊かな自然の中で、ゾウ、ライオン等の飼育動物に加えカモシカなどの野生動植物も棲む「動物が暮らす森の公園」です。“人、動物、環境(生態系)の健康は相互に関連していて一つである”「One World-One Health」を理念に掲げ、野生生物保全のみならず、自然環境保全、人の福祉、動物の福祉に資する事業を展開、園内に動物園では日本初のフリースクールが設置されています。公式HP:https://zoomo.co.jp
<WHILL社について>
WHILL社は「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションに、近距離移動のモビリティ・ソリューションでグローバルNo.1を目指しています。ハードウェアとソフトウェアを融合させたサービス体験で、身体状況や年齢などに関わらず、誰もが自由かつ快適に移動や外出を楽しめる世界の構築を進めています。公式HP:https://whill.inc/jp/
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