『留学生は近代日本で何を学んだのか』を刊行!千葉大学の前身にあたる高等教育機関での事例をもとに
このたび、千葉大学国際教養学部 見城悌治准教授が、『留学生は近代日本で何を学んだのかー 医薬・園芸・デザイン・師範』(日本経済評論社)を平成30年4月5日に出版いたしますので、お知らせいたします。
本著は、医学薬学、園芸学、デザイン学、教育学の各分野における留学生たちの修学状況、日本社会に対する認識、また帰国後の活躍に関して、現在の国立大学法人千葉大学の前身にあたる諸高等教育機関を事例にまとめたものです。それを通じ、今まで整理されることが少なかった近代日本と東アジアの関係史を詳らかすること、そしてそれを通じて、未来を見通す術を探し今日の「国際化」に資することを目的としています。
戦前日本で特色ある教育を行っていた高等教育機関に在籍していた留学生たちの多様な「知」の受容と「日本」体験、また彼らが帰国後にその成果をどう活かしていったか、それを総体として把握できる、「千葉大学留学生史」には留まらない著書です。
- 目次
第二章 医学薬学を学んだ留学生たちの帰国後の活動
第三章 園芸学分野における留学生たち―千葉高等園芸学校を事例に
第四章 デザイン学分野における留学生たち―東京高等工芸学校など官立四学校を事例に
第五章 師範学校への「満州国」留学生たち―千葉師範学校を事例に
第六章 辛亥革命と千葉医学専門学校留学生たち
第七章 一九二〇~三〇年代における中国留学生の日本見学旅行―千葉医科大学留学生を事例に
- 本について
〇著者:見城悌治 千葉大学国際教養学部准教授
1961年生。立命館大学大学院文学研究科博士後期課程修了。
博士(文学)。専門は日本近代思想文化史、東アジア文化交流史。
〇価格:3,700円+税
〇仕様:B5版/304頁
〇発行所:日本経済評論社
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