広島の老舗寝具ブランド「源ベッド」、THE [ ] STORE出店で前年同月比1.5倍の売上拡大に成功
コマースDXを実現する統合コマースプラットフォーム「ecforce」を提供する株式会社SUPER STUDIO(所在地:東京都目黒区、代表者:代表取締役社長 CEO 林 紘祐、以下:SUPER STUDIO)は、株式会社チヨダコーポレーション(所在地:広島県山県郡、代表取締役:山中雅俊、以下:チヨダコーポレーション)が展開する広島の老舗寝具ブランド「源ベッド(みなもとべっど)」にTHE [ ] STOREへ出店いただきました。

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THE [ ] STORE出店を通じて日本市場の可能性を再認識。前年同月比1.5倍の売上拡大に成功した「源ベッド」のOMO戦略とは
https://ec-force.com/user_voice/minamotobed
創業60年の老舗メーカー発の寝具ブランド「源ベッド」
「源ベッド」は、1965年創業の株式会社チヨダコーポレーションが2004年に立ち上げた寝具ブランドです。「挑戦と行動で眠りを変え、世界を変える」をミッションに、海外展開も想定する上で日本人であることに誇りを持ちたいと考えたことから、あえて漢字表記の「源ベッド」と名付けました。源ベッドは、眠りを作り出すもの全てにおいて、素材選定から製造機械に至るまで厳選したものを使用しています。製造機械は非常に精巧な作りとなっており、高い生産能力と精巧さを両立したものを採用しています。世界各国からあらゆる手段で情報を収集し、源ベッドの強みとなる部分を選定した結果、「ポケットコイル」に辿り着きました。お客様一人ひとりの身体や好みに合わせた寝心地を提供するため、単にハード・レギュラー・ソフトではなく、「フィット・ジャスト・キープ」という言葉や五感を重視した3種類の寝心地のマットレスを展開しています。この言葉や表現に対するこだわりは、オンライン販売からスタートしたブランドならではの発想です。

オンライン販売の課題とTHE [ ] STORE出店背景
これまで源ベッドは自社ECや大手モールなどオンライン販売を主軸としてきましたが、モールでの価格競争による収益性の低下やブランド認知の課題に直面していました。特に「店舗で商品が展示されている場所はないのか」「寝心地を体験できる場所はないのか」というお客様の声が多く寄せられ、寝心地体験の提供がオンライン販売の最大の課題でした。自社製造・販売のため大型家具店のような店頭販売が難しい中、他社のポップアップストアの成功事例を知り、「THE [ ] STORE」の情報を得ました。お客様にマットレスの寝心地を直接体験していただくこと、ブランド認知の拡大、そして寝具販売におけるオフラインでの可能性を検証する目的で、THE [ ] STOREへの初回出店を決めました。

二度のTHE [ ] STORE出店で得た確かな成果と新たな発見
源ベッドは、2025年2月14日(金)~2月20日(木)と同年6月5日(木)~6月11日(水)の2回、RAYARD MIYASHITA PARKの「THE [ ] STORE」に出店しました。2月の初回出店では、出店の目的であったマットレスの寝心地体験会と、睡眠のプロによる睡眠診断をメインに実施。入店のハードルを下げるためにオリジナルハーブティーの提供やSNSを活用したプレゼント施策も行いました。限られたスペースでしたが、THE [ ] STOREスタッフのきめ細やかなサポートにより、お客様に満足のいく寝心地体験を提供できたと思っています。「睡眠診断を通してお客様に最適な寝心地を提案する」というコンセプトが奏功し、結果として、THE [ ] STOREでの売上だけでなくモールを含む全体の売上が、前年同月比1.5倍に伸長する大きな成果を得られました。初回出店の2月が、ちょうど新生活の準備期間と重なったことも売上が好調だった一因と考えています。
また、それまで自社ECデータでは30〜40代の女性やファミリー層が主要顧客と認識していましたが、THE [ ] STOREには想定よりも上の世代の方々も多く来店いただき、幅広い層に源ベッドが認知されていることを実感しました。特に印象的だったのは、お客様が自分の好みの硬さという曖昧な基準でマットレスを選ぶ傾向にあるということです。これに対しては、理想的な寝心地や姿勢確認を通じた個別アドバイスの重要性、そして寝具の適切な使用方法を伝える必要性などを改めて強く認識しました。オンライン販売だけでは知り得なかった貴重な顧客インサイトを得る機会となり、THE [ ] STORE出店の成果の一つとなりました。

この初回出店の成功を受け、すぐに二回目の出店を決定しました。二回目では、初回の寝心地体験や睡眠診断に加え、ひのきベッドの体験会や店頭でのインスタライブの実施など、新たな施策も取り入れました。
また、初出店時に生じた二つの課題を解消すべく、運営周りの改善にも注力しました。一つ目の課題は、店舗にない商品やサービスの購入手段を用意できていなかったことです。お客様が店舗にない商品やサービスをご希望された場合、クーポンが適用できなかったり、別で購入しないといけなかったりしたので、これらは商品登録の仕方で解消しました。そして二つ目の課題は、寝心地体験のお客様の待ち時間が、長い時は最大で3〜4時間ほどになってしまっていたことです。これについては、初出店時は常時開催・予約不要でご案内していたのを、二回目出店時は予約優先でのご案内に切り替えて対応しました。しかし、予約のハードルを下げるため、予約時の電話番号入力を省いたことで、無断キャンセルが多発するという新たな課題も浮上しました。
反省点はあったものの、二回目の出店でも自社ECサイトのPV数やUU数、CVR、顧客単価といった全ての指標が向上し、オフライン出店がオンライン販売にも確実に貢献していることを再確認しました。

THE [ ] STOREへの二度の出店を通じて、日本市場に対する認識が大きく変化しました。出店前は日本市場の将来性に疑問を感じていたものの、オフラインでの直接お客様とコミュニケーションを取ることで、まだまだ日本にも大きな市場が存在するという驚きと、そこへの投資意欲が高まりました。また、睡眠に悩まれている方が多く、適切な寝具選びができていないケースも一定数見受けられるという気づきは、この分野に大きなビジネスチャンスが眠っているという確信に変わりました。日本人の睡眠に対する関心やリテラシーの急激な向上も相まって、日本市場には大きな可能性があると今は強く感じています。
これまでの経験と課題を踏まえ、三回目のTHE [ ] STORE出店を検討
二回のTHE [ ] STORE出店で、製品に関しても様々なご要望が寄せられました。あらゆる好みの寝心地に対応できるよう、製造機械の見直しや提案方法の改善を検討していくのはもちろんのこと、お客様の生の声やニーズに基づき、積極的に新商品開発にも取り組んでいます。例えば、マットレスのトッパー部分を交換することで寝心地を調整できる製品や、枕選びに悩む方が多いという気づきから、首の角度や寝返り、日本特有の湿気に耐えうる通気性のいい枕の開発などです。マットレスと枕の両方を寝具の土台として併せて提案し、さらに顧客満足度を向上させていきたいと考えています。その他にも、オンラインではまだ実現できていない寝心地の数値化を進め、体圧分散機などでデータを集め、体型や年齢などの情報からお客様におすすめ商品を分析し、自社ECサイトに反映していく予定です。

そして、三回目のTHE [ ] STORE出店も検討しています。これまでの経験と課題を踏まえ、予約システムの改善は必須だと考えているため、THE [ ] STORE担当者から意見をもらいながら、顧客体験を改善して再度出店に臨みたいと考えています。また、源ベッドはオンライン販売が前提ということもあって接客経験が少ないため、THE [ ] STOREスタッフの接客力を活かして回転率を上げながら、自社のメンバーは専門的な説明を行うなど役割を明確にし、効率的な体制を確立していきたいです。
OMOを実現するために、THE [ ] STOREでその可能性を検証する
これからの時代は、オンラインとオフラインをうまく活用していかなければならないと思っています。THE [ ] STOREは、その可能性を検証できることが最大の強みです。出店したら、必ずお客様からの声や商品に関するフィードバックをいただけるはずですし、その生の声は、必ず自社を成長させるものになります。商材的にオフライン販売のコストが見合うかといった懸念もあると思いますが、一度THE [ ] STOREに出店してみて、それが成立するか否かを検証する価値はあります。現状を打破し、悩む前にまずはやってみる。これが、自ずと良い結果につながると信じています。

ecforceは、統合コマースプラットフォームとしてオンラインとオフラインのデータを統合管理し、ECビジネスの最適化に留まることなく、モノづくりのビジネス全体を最適化することを目指しています。最新のテクノロジー活用とデータドリブンな事業運営で、コマース事業者の業務の最適化を促すと共に、販売チャネルごとのデータ統合・活用を通して消費者の利便性向上につながる機能開発やパートナー企業との協業・サービス連携など、ecforceを導入いただく事業者の売上の最大化に寄与してまいります。
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株式会社チヨダコーポレーション 会社概要
■会社名 :株式会社チヨダコーポレーション
■事業内容 :ベッド・マットレスの製造及び販売
■代表者 :代表取締役 山中雅俊
■住所 :広島県山県郡北広島町春木1125
■サイトURL:https://chiyoda-corp.co.jp/
統合コマースプラットフォーム「ecforce」について
ecforceは、コマースDX実現に向け、マーケティングや販売チャネルの強化、アジャイルなデータ活用を可能にする統合コマースプラットフォームです。販売チャネルの構築・強化からデータの取得・統合管理・分析・活用まで、コマースビジネスに特化した様々なプロダクトを提供しています。コマースビジネス全体を最適化することを目指し、お客様のビジネスに合わせて事業を成長させるための基盤を構築します。これにより、「コト、モノにかかわる全ての人々の顧客体験を最大化する」というSUPER STUDIOのミッションを実現します。
詳細や、お申し込みは下記リンクをご参照ください。
SUPER STUDIOについて
[会社名]
株式会社SUPER STUDIO
[代表者]
代表取締役社長 CEO 林 紘祐
[所在地]
東京都目黒区下目黒2-23-18 目黒山手通ビル 7F/8F
[資本金]
9,986,420,000円(資本準備金含む)
[事業内容]
統合コマースプラットフォーム「ecforce」の開発・提供/D2C事業
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