三菱造船、大型LPG・アンモニア運搬船に関する技術提携契約を名村造船所と締結

LPGと重油の二元燃料に対応、アンモニア積載可能な船型では最大規模

◆ 名村造船所は、今回の技術提携により商船三井グループ向けの大型LPG・アンモニア運搬船を建造
◆ 商船事業のアライアンスに基づき、三菱造船のエンジニアリングサービスでも建造をサポート

87,000m3型 LPG焚 大型LPG・アンモニア運搬船87,000m3型 LPG焚 大型LPG・アンモニア運搬船

三菱重工グループの三菱造船株式会社(社長:北村 徹、本社:横浜市西区)は、LPG(液化石油ガス)と重油の二元燃料に対応可能で、LPGに加えてアンモニアも運搬できる大型船に関する技術提携契約を、株式会社名村造船所(大阪市西区)との間で締結しました。同造船所はこれを基に、株式会社商船三井グループより受注した大型LPG・アンモニア運搬船の建造を行います。

三菱造船は、大型LPG運搬船ならびに中型LPG・アンモニア運搬船について、これまで80隻以上の建造および引渡しを行ってきた知見を生かして船型を新たに開発。積載貨物タンクは従来の83,000m3から87,000m3へ大型化して経済性を向上するとともに、船型の改良による燃費改善も実現しました。また、これまでに培ったガスハンドリング技術を活用し、運搬貨物としてのLPGを船舶の推進燃料としても使用可能な新システムを採用、燃料としてのLPGは貨物タンク内に確保することでLPG基地における荷役時の柔軟性も確保しています。さらに、燃焼時にCO2を排出しないアンモニアの大型輸送に対する将来的な需要増も視野に、アンモニア積載可能な船型としては現時点で最大規模の仕様となっています。

三菱重工業(当時)は、商船事業のアライアンスで同造船所と2017年に基本合意しています(注)。三菱造船は今回、同造船所に対する設計供与だけでなく、一部機器の調達や工作支援も行う予定で、総合的なエンジニアリングサービスの提供で今回の大型LPG・アンモニア運搬船建造をサポートしていきます。

三菱造船は、新造船、就航船、自社建造船、他社建造船の別にとらわれないトータルエンジニアリング会社として、顧客ニーズに応じた造船関連技術を提供することで、海上物流のさらなる発展および地球規模で課題となっている環境負荷低減に貢献していきます。

(注)商船事業のアライアンスに関する専業造船会社との基本合意について、詳しくはプレスリリースをご覧ください。https://www.mhi.com/jp/news/1703315852.html

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