【派遣事務できついことランキング】男女430人アンケート調査
派遣事務できついことに関する意識調査
株式会社ビズヒッツ(本社:三重県鈴鹿市、代表取締役:伊藤 陽介)は、派遣事務の仕事をしたことがある430人を対象に「派遣事務できついことに関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
派遣事務の仕事は、「幅広い世代」そして「幅広い事務レベルの人」に人気があります。しかし実際に働いてみると、意外に大変と感じる人も少なくありません。
そこで今回、株式会社ビズヒッツ( https://bizhits.co.jp/ )が運営するBiz Hits人材紹介・人材派遣業専門ホームページ制作代行サービス( https://bizhits-jinzaihp.com/ )は、派遣事務の仕事をしたことがある430人に「派遣事務できついこと」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。
調査結果に対して、国家資格キャリアコンサルタントの平田真智子氏よりご考察いただいております。
※データの引用・転載時のお願い
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「Biz Hits人材紹介・人材派遣業専門ホームページ制作代行サービス」の公式サイトURL( https://bizhits-jinzaihp.com/ )へのリンク設置をお願い致します。
【調査概要】
調査対象:派遣事務をしたことがある人
調査期間:2025年9月17日~10月1日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:430人(女性372人/男性58人)
回答者の年代:20代 17.7%/30代 33.7%/40代 28.6%/50代以上 20.0%
【調査結果サマリー】
・派遣事務を選んだ理由は「プライベートと両立しやすい」
・派遣事務できついことは「人間関係で悩みやすい」
・派遣事務をして良かったことは「未経験でも働きやすい」
派遣事務を選んだ理由は「プライベートと両立しやすい」」

派遣事務をしたことがある430人に「派遣事務を選んだ理由」を聞いたところ、1位は「プライベートと両立しやすい(19.1%)」、僅差の2位は「正社員採用が難しい(18.6%)」となりました。3位「期間限定で働きたい(11.4%)」が続きます。
・結婚を機に30代後半で引っ越して正社員を退職した。妊活に重きを置いたため正社員という選択肢はなかった。現在は未就学児を保育しており、平日夕方に習い事の送迎をしたいため(40代 女性)
・ハローワークなどにも行ったが、正社員での就職が決まらなかった(30代 女性)
・海外への引っ越し予定が1年半後にあったので、期限付きの派遣社員を選択しました(20代 女性)
・急遽前職を退職することとなり、就職先を探す手間を考えると、派遣のほうが手っ取り早く職に就けると思った(40代 男性)
プライベートとの両立のしやすさや正社員採用の難しさが、派遣を選ぶ主な理由として挙がっています。さらに期間を区切って働けることや、すぐに仕事を始められる点も理由に挙がっています。
特定の項目が突出しているのではなく、働く人それぞれの状況や希望に合わせて理由があるとわかりました。
派遣事務できついことは「人間関係で悩みやすい」

派遣事務できついこと」の圧倒的1位は「人間関係で悩みやすい(41.4%)」でした。2位は「仕事のわりに給料が低い(23.7%)」です。
「精神的な負担」や「経済的な不安」が多く挙げられました。
例えば「仕事のわりに給料が低い」「雇用が不安定」「ボーナスがない」「収入が不安定」などは、経済的な不安です。経済的な不安は「人間関係の悩み」とともに、精神的なストレスにつながります。
<1位 人間関係で悩みやすい>
・派遣なので、正社員とはコミュニケーションを取りづらい感じがあります(30代 女性)
・業務自体で「きつい」と思うことはありませんでしたが、正社員からの圧やささやかな嫌がらせが困りものでした(40代 女性)
派遣事務として働くうえで、正社員との人間関係に壁を感じる人が多いとわかりました。正社員との間に上下関係ができたり、「派遣さん」と呼ばれたりする状況に、ストレスを感じる人が多くなっています。
<2位 仕事のわりに給料が低い>
・正社員並みの仕事をしても、派遣の最低ラインの給料(30代 女性)
・できる仕事が増えてくると、社員がやっていた仕事を任されることも増えてくるが、給料は変わらない(40代 女性)
「派遣事務は正社員の補助的な仕事をするので、正社員より収入が低くても許容できる」と聞くこともあります。しかし実際には多くの仕事や難しい仕事をこなしているにも関わらず、給料が低いと感じている人もいました。
「仕事内容が難しくなっても昇給しない」という不満も寄せられています。
<3位 雇用が不安定>
・ある程度実績を出しているのに、派遣切りにあったことが一番厳しかったです(30代 男性)
・「次、更新してもらえなかったらどうしよう」という不安があった(40代 女性)
派遣事務は契約更新のタイミングで辞めやすい反面、簡単に辞めさせられてしまう働き方でもあります。コメントにもあるように、仕事を頑張っても、派遣先の都合で突然職を失う可能性があるのですね。
次の更新があるかどうかわからないという状態だと、生活設計がしにくく、将来に対する大きな不安となります。
<4位 ボーナスがない>
・ボーナスの時期にボーナスの話が聞こえてくると、正社員との格差を感じる(30代 女性)
・みんながボーナスを受け取るときに、自分だけもらえなかったのはつらかったです(40代 女性)
・「派遣会社に多く支払っている」という理由でボーナスなどがない派遣先もあり、差を感じることがあった(50代以上 女性)
ボーナスの有無は派遣会社によりますが、ボーナスが出ない派遣事務のお仕事も多くなっています。そのため同じ職場で働いているのに、「正社員はボーナスをもらって、派遣社員である自分だけがボーナスの対象外」というケースもあります。
経済的にもつらいですし、「疎外感を抱く」「直接雇用との待遇差を感じる」という意味でもきつい状態です。
<5位 責任の重い仕事が多い>
・事務所が小さく人数も少なかったので、ひとりに振られる仕事の量も責任も、正社員と派遣とで変わりませんでした。役職がないから会議などには出ないものの、正社員の人ができない仕事まで派遣が担当していたこともありました(20代 女性)
・勤続年数7年以上の社員でもやったことのない、知識もない難しい書類の作成業務を、説明ほぼゼロで丸投げしてくる(50代以上 女性)
派遣事務には「比較的簡単なルーチンワークを任される」「業務範囲がかなり限定されている」というイメージがあります。ただ実際には正社員と変わらなかったり、正社員以上に難しい仕事を任されたりしているケースもあるとわかりました。
上記のような状態で、時給が変わらずボーナスなども出なければ、不満を抱いてしまうのも当然です。
<6位 簡単な仕事が多い>
・ベテランの人達がスキルを必要とする業務をやってしまって、ほとんど雑用ばかりでただ忙しいだけです。スキルアップできません(40代 女性)
・仕事が単調で退屈(50代以上 女性)
責任の重い仕事が多いという派遣事務もあれば、簡単すぎてつらい」という派遣事務もあるとわかりました。「スキルを活かしたい」「スキルを磨きたい」と考えている人の場合、やりがいの少ない簡単な仕事しか任されない職場は、きついと感じます。
スキルを伸ばしてやりがいを感じながら派遣事務として働きたい場合には、事前に業務範囲や求められているレベルなどを確認しておく必要があります。
<7位 収入が不安定>
・時給なので、体調不良で休んでしまうと、休んだ分の給料が入らなくなる(20代 女性)
・大企業で休みもしっかりしている派遣先だと、お盆や年末年始は連休が多いこともあります。正社員であれば固定給なので休みが多ければ多いほど嬉しいが、派遣だと時間給なので休みが多いと受け取れる給料が少なくなり、正直きついと感じます(40代 男性)
派遣事務は基本的に時給制で働くので、休みが多い月は収入が減ってしまいます。月給制に比べて収入が安定せず、生活設計が立てにくいデメリットがあります。
派遣事務をして良かったことは「未経験でも働きやすい」

「派遣事務をして良かったこと」を聞いたところ、1位は「未経験でも働きやすい(19.3%)」です。
2位「仕事を選びやすい(18.6%)」、3位「スキルアップにつながる(17.4%)」が続きます。
「未経験でも働きやすい」「仕事を選びやすい」など、自分に合った条件で働きやすいことが派遣事務のメリットとして挙げられています。
また「スキルアップにつながる」「大手企業で働ける」など、派遣事務を通じて新しい経験や知識を得た人もいました。
まとめると派遣事務は、無理なく働きながら自分のペースで成長できる働き方」言えます。
<1位 未経験でも働きやすい>
・未経験から事務経験を積める(20代 男性)
・未経験だったけれど採用していただけて、新しい業界の経験を積めた(30代 女性)
派遣事務を選んだ多くの人が、未経験でも挑戦できたという点を評価しています。
派遣事務だと「事務未経験OK」という求人も多く、就業開始前に派遣会社で研修を受けられることも。そのため、未経験から事務職にキャリアチェンジしたい人にとっては、派遣事務は「実務経験を積む入り口」となり得ます。
<2位 仕事を選びやすい>
・給与や勤務地など、条件は指定しやすい(20代 女性)
・就業時間や残業の有無など、細かい条件を設定して探せる。求人数が比較的多いため、幅広く探せるのも魅力(30代 女性)
とくに大手の派遣会社は多くの求人を保有しています。そのため「勤務地」「勤務日数・時間」「仕事内容」「残業の有無」「リモート可否」など、自分の希望に合わせて求人を選びやすいのはメリットです。
自分で条件を決めて働けるという自由度があると、仕事に対するストレスを軽減できます。
<3位 スキルアップにつながる>
・異なる職場や業務に携わることで、柔軟な対応力や幅広いスキルを身につけられました(30代 男性)
・スキルアップのための研修が充実している(50代以上 女性)
事務なので未経験から始めてもOAスキルや電話対応のスキルが身についていきますし、さまざまな職場や業務に関わる中でも、対応力やスキルが身につきます。派遣会社によっては、「OAソフトの研修」や「ビジネスマナー講座」などのサポートも用意されています。
「損保会社への派遣だったので、保険の仕組みなどを知れた」といった声もあり、派遣先によっては専門的な知識も得られることがわかりました。
<4位 残業が少ない>
・残業がなく、家庭とのバランスを取りやすい(30代 女性)
・ほとんど残業がなかったので、予定を立てやすかった(50代以上 男性)
派遣社員にはできるだけ残業をさせないという方針の派遣先企業も多いため、派遣事務は「定時で帰りやすく、プライベートとの両立がしやすい」というメリットがあります。
仕事後の予定を立てやすいと、家庭や趣味、資格取得の勉強など、自分の時間を充実させられます。仕事とプライベートを両立したい人にとっては、大きなメリットです。
<5位 大手企業で働ける>
・大企業での職務を経験でき、優秀な人と同じ場所で仕事ができること。モチベーションが上がったり、会話の中でも学びがあったりする(40代 女性)
・正社員として就職活動をしたとしても絶対採用されないような大会社で働けたこと(50代以上 男性)
派遣事務の派遣先となるのは、大手企業も多いです。そのため、正社員では採用されにくい大手企業で働けることを、派遣事務の魅力と考える人も多くなりました。
大企業で働くメリットとしては「整ったオフィス環境」「仕事の進め方が刺激になる」「優秀な人材と交流できること」などが挙げられています。
<6位 責任が少ない>
・正社員よりも責任が重くないので、イキイキと仕事を楽しめました(30代 女性)
・作業内容についての責任はもちろんありますが、基本的には責任を問われることがない(30代 女性)
最終的な責任を問われる立場ではないため、心に余裕をもって働けることをメリットと考える人もいます。もちろん任された業務の質には責任をもつのですが、会社全体の責任など大きな責任を負わないため、精神的な負担は軽くなります。
プレッシャーが少ないことで、仕事を楽しむ余裕が生まれた人もいました。
<7位 仕事を辞めやすい>
・人間関係でごたついたときなどに、仕事を変えてもらいやすい(20代 女性)
・多くは3ヶ月単位の更新なので、嫌な派遣先も次の更新で辞めればいい(30代 女性)
派遣社員は契約期間があらかじめ決まっており、契約更新をしなければ終了できる仕組みです。そのため「合わない職場で我慢したくない」「いろんな職場を経験したい」という人にとっては、メリットの大きな働き方となっています。
継続して派遣会社に所属していれば、契約終了後の他の派遣先を紹介してもらうことも可能なので、辞めても次を見つけやすいのも、辞めやすい理由のひとつです。
<8位 時給が高い>
・田舎なので、直接雇用より時給がいい(30代 女性)
・フルタイム派遣だとボーナスはないものの、月の手取りは悪くない(50代以上 女性)
派遣事務は、パートやアルバートの事務職よりも時給が高めに設定されているケースが多くなっています。ボーナスがないにしても、月々の手取り収入が高いことで、メリットを実感する人も多いとわかりました。
まとめ
派遣事務は事務未経験でも挑戦しやすく、プライベートを大切にできる働き方です。一方できつさとしては「不安定さ」や「雇用形態の違う人と働くうえでの人間関係の難しさ」を感じている人が多くなりました。
月給制の派遣事務を選ぶ、派遣社員からの評判がいい派遣先を選ぶなどの方法で克服できるきつさもあります。
「働きやすい派遣会社や派遣先」「自分に合った仕事内容」は人それぞれなので、信頼できる派遣会社の担当者と相談することで、ミスマッチの少ない働き方が可能になります。
▽平田真智子氏の考察
今回の調査から、派遣という働き方を「自ら選んだ方」だけでなく、生活状況や雇用環境の変化により「選ばざるを得なかった方」がいる現実も感じ取れます。
近年は派遣会社や就職斡旋企業が増える一方で、企業側の都合も優先され、十分なマッチングが行われないまま就業が決まってしまう事もあるかもしれません。しかしどのような経緯で働き始めたとしても、一人ひとりの選択には尊厳があり、その背景には大切な生活や思いが存在します。
我々は、当事者の声に丁寧に寄り添いながら、公正で納得感のある働き方を支えたいと考えています。働く人が「安心して働ける環境」を得られるよう、制度や職場の側にも優しい工夫が広がる事を願っています。
▽監修者紹介

平田真智子(ひらた まちこ)
国家資格キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士/看護師資格保有/交流分析士インストラクター
現在は、外国人留学生の非常勤講師や労働者のキャリア形成支援、キャリアコンサルティングなどで、人々の人生のためのキャリア支援をしています。また。医療福祉関係の従事者の接遇研修講師や、企業の方々へのビジネスマナー研修講師をする中で、ただの接遇研修ではなく、受講している人の人生が豊かいなるためのエッセンスを入れて、伝えていきたいと熱い思いを持っています。
オフィシャルサイト:https://machikolavita.jp/
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■会社概要
社名 : 株式会社ビズヒッツ
所在地 : 〒510-0208 三重県鈴鹿市鈴鹿ハイツ22-21
代表者 : 代表取締役 伊藤 陽介
設立 : 2009年1月19日
資本金 : 300万円
事業内容 : 求人情報サイト・WEBメディアの運営・コンサルティング
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