ゲーミフィケーションで社会課題解決のDEA社、JAICと共に「障がい者バーチャル就労」実証実験(PoC)を開始 企業の障がい者就労の5つの「壁」を全て解決

シンガポールを拠点に「社会貢献を、熱狂的なゲームに変える」画期的なプラットフォームで注目を集めるDigital Entertainment Asset Pte. Ltd.(本社:シンガポール、Founder & CEO:吉田 直人、Founder & Co-CEO:山田 耕三、以下、DEA)と日本アジア投資株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員CEO 兼 CIO 丸山 俊、以下、JAIC)は、2025年9月より、企業や団体を対象に「障がい者バーチャル就労」実証実験(PoC)を開始します。
◾️背景
企業が抱える障がい者雇⽤の主な課題の1つに、法定雇用率の順守があります。法定雇用率とは、企業や国・地方公共団体が達成すべき障がい者の雇用率ですが、厚生労働省の発表によると、令和6年の法定雇用率未達成企業は63,364社で、そのうち、不足数が0.5人または1人である企業(1人不足企業)が、64.1%と過半数を占めています。(出典:厚生労働省「令和6年障害者雇用状況の集計結果」https://www.mhlw.go.jp/content/11704000/001357856.pdf)
これは、前提となる専⾨知識の理解、採⽤から業務管理、障がい者の方々の職場定着から将来性までの各フェーズにおいて、多くの「壁」があることが原因として考えられます。
「採⽤」の壁:障がい者雇用に関する採用・面接などの知見がなく、採用のハードルが高くなっている。
「就労」の壁:既存業務から、障がい者の方々が対応可能な作業を細分化・明確化できず、適した仕事内容を提供できない。
「マネジメント」の壁:業務の指⽰・進捗管理、障がい特性への配慮、緊急時対応、関係機関の連携などを担う現場マネージャーがいないため、障がい者雇用に踏み出せない。
「定着」の壁:環境の変化に弱い特性を持つ方も多く、変化についていけずに、ある日突然、職場に行けない、仕事ができない状態になる方もいる。
「将来性」の壁:短期的な業務ではスキルアップなどが見込みづらいため、キャリアを形成しづらい。
また、企業が法定雇用率を順守し障がい者の方々を雇用したとしても、働き甲斐まで考えられていないという新たな壁もあります。
このような背景を踏まえ、法定雇用率の数合わせではなく、5つの「壁」を全て解決し、安心して障がい者雇用ができるサービスが「障がい者バーチャル就労」サービスです。将来的には企業の利益に貢献する本質的な取り組みとして、SDGsはもちろんのこと、安定した企業経営の指標であるESG(環境(Environment)・社会(Society)・ガバナンス(Governance))の観点を重視し、企業ブランドの強化につなげます。
◾️バーチャル就労とは
障がい者の方々、他人と顔を合わせることが苦手な方だけでなく、居住地(障がい者グループホーム)から外出できない方、コミュニケ-ションが苦手な方でも、バーチャル空間で安心して仕事ができる新しい働き方です。
◾️「障がい者バーチャル就労」概要
ブロックチェーンゲームで就労⽀援と、体調・業務の管理機能が⼀体となった、新たな「デジタル就労⽀援ツール」を使ったサービスです。企業側の採⽤から、障がい者の方々の将来性までの5つの「壁」を次のように解決します。
「採用」の壁を解決:JAIC様が投資・連携する障がい者グループホームに在住の障がい者の方々を採用することができます。1名〜採用が可能です。
「就労」の壁を解決:DEAが提供するゲーミフィケーションと⾝の回りの社会課題解決を組み合わせた※「JobFarmer(ジョブファーマー)」「ECO CATCHER BATTLE(エコキャッチャーバトル)」などのゲームは、スマホひとつで簡単にプレイできるため、すぐに就労できます。
「マネジメント」の壁を解決:DEAは、ゲームのログや結果などをもとに業務状況をしっかりと把握して、業務マネジメントをサポートし、グループホームは、業務時間中の声かけ、問い合わせ対応などをサポートして、雇用企業のマネジメントをサポ-トします。雇用企業は安心してマネジメントを任せることができます。
「定着」の壁を解決:住み慣れたグループホームの自室で働けるため、職場という新しい環境への適応や人とのコミュニケーションといったストレスを減らすとともに、専門スタッフが障がい者の方々の体調ケア、メンタルケアも含めて伴走します。心身ともに安定した環境で働けることが、長期的な就労、すなわち「定着」に直結します。
「将来性」の壁を解決:PC操作の方法を学ぶなどITスキルの向上・規則正しい就労リズムができる・攻略方法の議論・プレゼンなどを通して、コミュニケーション力の向上などを図る研修カリキュラムがあります。障がい者の方々はゲームでの成功体験、就労実績を積み、加えて企業側は、業務の進捗管理を通じて個々の特性に関する客観的なデータが明らかになることで、次のキャリアを考える際に、一人ひとりの可能性を広げるキャリアを描くことができます。最終的には雇用企業の本業に貢献する「戦力」となるよう、障がい者の方々のキャリアアップにつなげます。
※「JobFarmer(ジョブファーマー)」とは、農園とコインプッシャー、ビンゴをテーマにしたカジュアルラインゲームです。
※「ECO CATCHER BATTLE(エコキャッチャーバトル)」とは、ゴミ拾いでキャラを強化し、産廃処理を解決するリアル連動型バトルゲームです。
「障がい者バーチャル就労」の詳細については、下記からお問い合わせください。
「障がい者バーチャル就労」に関する問い合わせ:virtualwork@dea.sg
◾️今後の展望
この度、JAIC様の投資先・連携先である障がい者グループホームに在住する方々に「障がい者バーチャル就労」の提供を開始することで、企業側の障がい者雇用におけるリスクを減らし、今まで雇用に積極的ではなかった企業が障がい者雇用に乗り出すことを期待しています。
グループホームに在住する障がい者の方々のなかには、就労意思はあっても外出できないため働けないという方々もいます。ご家族も障がい者の方々の将来を不安に思い、また、グループホームの在住に係る費用は国の助成金だけではまかなえず、差分を負担し続けていることについても不安を感じています。「障がい者バーチャル就労」は、雇用企業も、グループホームも、障がい者の方々・ご家族も幸せになれる座組のサービスです。この実証実験を経て、本格的にサービスを提供開始後、2027年7月までに1000名の雇用を目指します
◾️各社コメント
Digital Entertainment Asset Pte. Ltd. Founder & CEO:吉田 直人
私には、30年近く引きこもり状態が続いている弟がいます。家族として、弟の将来や家族のこれからを考えると、不安がずっとありました。弟をどう⽀えていくか、社会とどのようにつながりを持てばよいのか、常に考え続けてきました。そんな中、考えたのが「障がい者バーチャル就労」という新しい障がい者雇⽤の仕組みです。家族としても、この「障がい者バーチャル就労」があれば、弟が将来的に⾃⽴できるかもしれないという希望を感じました。今回、JAIC様との連携により、「障がい者バーチャル就労」の提供を開始することで、障がいを持つ本⼈にとっても、その家族にとっても、安⼼できる未来をつくるために、そして、障がい者の方々を雇用する企業の成長を担う戦力になるよう、「障がい者バーチャル就労」の可能性に期待しています。
日本アジア投資株式会社 代表取締役 社長執行役員CEO 兼 CIO 丸山 俊 氏
当社は、「日本とアジアをつなぐ投資会社として少子高齢化が進む社会に安心・安全で質と生産性の高い未来を創る」を経営理念として、投資活動を通じてサステナビリティの課題に取り組んでいます。ヘルスケア分野では、包摂的かつ安全でより住みやすい社会の実現に向けて、2019年より障がい者グループホームの建設・運営プロジェクトに積極的に取り組んでおり、現在(2025年6月末)までに累計35棟に投資をしました。また、2025年5月より、100%子会社であるJaicオルタナティブインベストメンツにて、ヘルスケア分野への投資の強化およびサービス領域の拡大をすすめています。
「障がい者バーチャル就労」は、サービス領域拡大の第1弾となる取り組みであり、当社グループが携わる障がい者グループホームの入居者の方々に、住居だけでなく就労機会も提供することにつながると期待しています。
◾️会社概要
Digital Entertainment Asset Pte. Ltd.|https://dea.sg/
2018年8月に設立されたシンガポールを拠点とするグローバルなweb3エンターテインメント企業です。DEAはPlay to Earnゲームの開発会社であり、課題解決ゲームプラットフォーム「PlayMining」、NFTマーケットプレイス「PlayMining NFT」、自社発行の暗号資産「DEAPcoin(DEP)」、電柱撮影ゲーム「PicTrée(ピクトレ)」を始めとする社会課題解決ゲームの運営を行っています。3社のIPOを含むスタートアップ企業の設立、ヒットゲームの制作、ウェブテレビ番組の制作、NFTゲームに対する深い理解など、数十年にわたる経験に基づいて、吉田 直人と山田 耕三の2人の共同CEOがチーム全体を牽引しています。
代表者: 吉田 直人 山田 耕三
所在地: 20 ANSON ROAD #11-01 TWENTY ANSON SINGAPORE 079912
設立: 2018年8月
事業内容:課題解決ゲームプラットフォーム
日本アジア投資株式会社
設立日:1981年7月
資本金:100百万円(2025年3月31日時点)
証券コード:8518(東証スタンダード)
代表取締役 社長執行役員CEO 兼 CIO 丸山 俊
本社:東京都千代田区九段北3丁目2番4号
公式サイト:https://www.jaic-vc.co.jp/
【本件に関するお問い合わせ先】
Digital Entertainment Asset Pte. Ltd. 障がい者バーチャル就労担当
E-mail:virtualwork@dea.sg
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