SAFFAIRE SKY ENERGYが製造するSAFを台湾エバー航空に供給へ

日揮HD

日揮ホールディングス株式会社(代表取締役会長兼社長CEO 佐藤 雅之、以下「日揮HD」)は、日揮グループのSAF(持続可能な航空燃料)製造事業会社である合同会社SAFFAIRE SKY ENERGY(代表者:髙田 岳志、以下「SAFFAIRE SKY ENERGY」)が製造するSAFについて、共同事業者であるコスモ石油株式会社(代表取締役社長:西 克司、以下「コスモ石油」)ならびにそのグループ会社であるコスモ石油マーケティング株式会社(代表取締役社長:髙山 直樹、以下「コスモ石油マーケティング」)を通じて、2025年度より台湾二大航空会社の一つであるエバー航空(社長:クレイ・ソン)に供給予定(※1)となりましたので、お知らせします。

                

      エバー航空の機体(エバー航空提供)

          

供給するSAFは、廃食用油を原料に国内で初めて大規模生産される国産SAFです。持続可能な製品の国際的な認証制度であるISCC CORSIA認証、ISCC EU認証を取得済みであり(※2)、本認証取得により原料から供給まで国内で完結する国産 SAF の提供体制が国際的な基準で認められています。

SAF事業において日揮HDが一貫して担ってきた役割は、原料の調達から製造、販売、利用に至るまでのサプライチェーンの構築と、それに必要となる機運の醸成です。国産資源である廃食用油を用いてSAFを製造し脱炭素化社会を実現するという、SAFが持つ環境価値の重要性を社会に訴え続けてきました(※3)。

 

日揮HDは今後もSAFの利用促進に向けた機運の醸成に努め、国産SAFのサプライチェーンの安定化を目指して積極的な取り組みを継続してまいります。

 

<国内初となる SAF 大規模製造事業の概要>

日揮HDは2020年から、コスモ石油、株式会社レボインターナショナル(代表取締役CEO:越川 哲也、以下「レボインターナショナル」)と共同でSAF のサプライチェーン構築に向けて事業化検討を進め、2021年にNEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「国産廃食用油を原料とするSAF製造サプライチェーンモデルの構築」助成事業に採択(※4) されました。2022 年 11 月 1 日付で新会社 SAFFAIRE SKY ENERGY を設立、年間約 3 万キロリットルの SAF の供給を目指しています。コスモ石油堺製油所構内の製造設備は 2024年 12 月に完工し、2025年度から、日本航空株式会社と全日本空輸株式会社、DHL Express、デルタ航空、フィンエアーおよびスターラックス航空への供給を予定しています。

                                

  

 

 

※1 2025年4月24日 コスモエネルギーホールディングスなどプレスリリース

https://www.cosmo-energy.co.jp/ja/information/press/2025/250424-01.html

※2 2024年12月13日 日揮HDプレスリリース:
SAFFAIRE SKY ENERGYが日本のSAF製造事業者として初めてISCC CORSIA認証を取得

https://www.jgc.com/jp/news/assets/pdf/20241213.pdf

※3 2025年2月6日 日揮HDプレスリリース:
SAFFAIRE SKY ENERGYが製造するSAFを供給開始へ | 2025年ニュースリリース | 日揮ホールディングス株式会社

https://www.jgc.com/jp/news/2025/20250206_01.html

 ※4 NEDOウェブサイト: https://www.nedo.go.jp/koubo/FF3_100312.html

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キーワード
SAF
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会社概要

URL
https://www.jgc.com/
業種
建設業
本社所在地
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1 クイーンズタワーA
電話番号
045-682-1111
代表者名
佐藤 雅之
上場
東証1部
資本金
236億1173万円
設立
1928年10月