『エイビーロード』2016年GW海外ツアー問合せ概況
日並びの良さでツアー日数は長期化、長距離エリアが人気 。ヨーロッパや南北アメリカ、アフリカにも回復の兆しが。
株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)に設置されたエイビーロード・リサーチ・センター(株式会社リクルートライフスタイル内、センター長:沢登 次彦) は、同社が運営する海外旅行検索・比較サイト『エイビーロード』(http://www.ab-road.net/)ユーザーの旅行会社への海外ツアーへの問い合わせ実績を集計し、2016年ゴールデンウィーク(以下GW)期間の海外旅行マーケットを考察しましたのでご報告します。
結果要約
1.GW海外ツアーの人気旅行先
→ 欧米やオセアニア、アフリカなど長距離エリアが人気。都市別ランキングでは1位オアフ島、2位台北、3位にバルセロナとローマがランクイン。
2.GW海外ツアーの日程
→ 5~6日間のツアーが人気で平均日数5.8日、長期化の傾向。
3.GW海外ツアーの希望出発日・帰国日
→ 出国は4月27日ごろから始まり、ピークは4月29日。
1. GW海外ツアーの人気旅行先
方面別に前年比をみてみると、前年まで低調だったアフリカが大きく前進。他、南北アメリカは前年を上回りヨーロッパは前年比を維持し回復基調。オセアニアは前年までが好調だった余波で伸び率は下がるも、前年以上をキープしている。一方、前年比を下回ったのはアジア、ハワイ、ビーチリゾートなど。都市別のランキングを見ると、1位は「オアフ島」で前年と変わらず、シェアで見ると2014年、2015年と続けて伸ばしている。2位は「台北」だがシェアは微減。3位に「ローマ」「バルセロナ」、9位に「ロンドン」が入るなど、全体的に長距離エリアに人気が戻ってきている。
■GW海外ツアー問い合わせ エリア別前年比
■GW海外ツアー問合せ 旅行先シェアTOP10 /参考:2014年、2013年
※ 小数点第2位を四捨五入した数値でランキング
2. GW海外ツアーの日程
ツアー日数は「5日」(23%)、「6日」(25%)のシェアが高く、合わせて半数近くを占める。2015年、2014年と比較すると「6日」「7日」などが伸びており、平均日数は「5.8日」と全体的に長期化の傾向だ。
■GW海外ツアー問い合わせ 日数別問い合せシェア
■GW海外ツアー問い合わせ 日数別問い合せシェア
3. GW海外ツアーの希望出発日・帰国日
希望出発日は、4月27日ごろから始まり、4月29日にピークを迎える。5日3日にも小さなピークがみられる。一方、帰国日については5月2日から5月8日まで分散している。月別のシェアでみると、4月出発が7割を超え、帰国は 5月に集中しており、4月から5月にかけて久しぶりに長い海外旅行シーズンとなりそうだ。
■GW海外ツアー問い合わせ 希望出発日・帰国日シェア
■GWツアー問い合わせ 希望月別シェア
総評・解説
日並びの良さで、長期化の傾向。
前年まで低調だったアフリカや、南北アメリカ、アフリカ、ヨーロッパなど長距離エリアに回復の兆し。
今年のGWは日並びがよく、4月の早い段階から動きそうだ。出国ピークは4月29日に集中するが、帰国は分散しており、久々に長い海外旅行シーズンとなりそう。
感染症の影響などで前年まで大きく落ち込んでいたアフリカや、低調だった南北アメリカやヨーロッパにも回復の兆しが見られ、引き続き好調なオセアニアなども含め、全体的に長距離エリアが人気となっている。
特にヨーロッパを中心に、人気の世界遺産を多く保有するエリアに人気が集中している傾向が見られた。都市別ランキングで3位に入ったバルセロナは、2026年に完成予定と発表されたサグラダファミリア教会を中心としたツアーも多く造成されており、ここ数年で人気が上昇している。同じく3位につけたローマや、順位を9位と大きく伸ばしたロンドンなども、見どころ沢山の世界遺産が集中する行き先として人気を博している。
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