夢の動画ホログラフィを可能にする!ホログラフィ専用超高速計算機システムを開発
千葉大学グローバルプロミネント研究基幹「次世代3次元映像計測技術の創成と応用」グループ(代表:下馬場朋禄准教授)は独自の計算機システムを開発し、ビデオホログラフィの実用化の可能性を示すことに成功しました。今回の研究成果は、Nature Electronics 4月号に掲載され、3次元再生画像が「Video holography lifts off」という表題とともに同号の表紙を飾っています。
- 動画ホログラフィは70年来の夢の技術
Nature Electronics 4月号の 表紙を飾る再生像
- トップを走り続けるオリジナル研究
専用計算機の名はHORN-8。 伊藤智義教授(工学研究院)が25年前に開始した高速ハードウェア開発計画「HORNプロジェクト」の8番目の試作機です。世界最大規模のFPGA(読み書き可能な集積回路)ボードを杉江崇繁特任准教授が詳細設計に至るまで独力で開発し、博士前期課程の赤松孝則さん(2018年3月修了)が主として回路実装を担当しました。そこにプロジェクトを進めてきた研究グループのこれまでの成果が加わり、完成しました。
ホログラフィ研究分野において、高速計算では千葉大学は世界的な拠点の一つになっており、その象徴がHORNです。ホログラフィは並列計算に非常によく適合することから、本機は専用回路を多数並列化することで上述の研究成果を出すことに成功しました。
HORN-8システム(中央)と 赤松さん(左)、杉江特任准教授(右)
- 伊藤教授のコメント
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- その他
- ダウンロード