パパのニオイ「気になるけど好き」な子どもは25%
夫婦・親子の気になるニオイ、4,000人調査。パパのニオイ「感じない」「わからない」子ども5割超。嫌いは少数派。
(実施期間:2023年4月21日~5月28日 調査方法:インターネットによる自社調査 質問内容により、回答者のn数が異なるため、それぞれの図表にnを記載しています。また、質問内容は、大人と子どもで異なる内容もあります。 )
【調査トピックス】
① 妻、夫のニオイと同じくらい、自分自身のニオイも気になる。
夫が気になるニオイ「自分」68.1%、「妻」32.2%、「子ども」37.5%。
妻が気になるニオイ「自分」65.5%、「夫」67.3%、「子ども」51.4%。
夫が気にしている部位よりも、妻が気にしている夫のニオイは「身体全体」。
② 自分のニオイが気になる子どもは約6割。女の子の方が割合が高い。
パパのニオイが気になる子どもは、44.9%で、女の子の方が気になる。
ママのニオイが気になる子どもは、21.2%。最もニオイが気になる部位は「髪・頭」。
③ パパのニオイ、「気になるけど好き」な子どもは25%。
パパのニオイが好きな子どもは13%。ママのニオイが好きな子どもは25%。
幼いほどパパのニオイが気になるが、パパのニオイが好きでもある。
④ シャンプーは「家族で共用」と「自分専用」が半々。
ボディソープは「家族で共用」が6割超。
シャンプーで髪を洗うのは、男性8割未満 女性約9割。
ボディソープで身体を洗うのは、男性も女性も約7割。
⑤ ニオイケア商品を使用しているのは男性約5割 女性4割超。
男性は7割超が家族に隠さずに使用。女性も家族に隠さずに使用している人が6割超。
【調査結果】
①妻、夫のニオイと同じくらい、自分自身のニオイも気になる。
24歳~64歳の全国の1,993名の男女に、ご自身や同居するご家族のニオイについて聞きました。(複数回答のため、100%にはなりません。)
男性は、自分のニオイが気になる部位は、足が33.4%、ワキが32.5%、髪・頭が32.0%の順でした。女性は、髪・頭が37.0%、ワキが34.6%、足が21.2%の順でした。「あてはまるものはない」と答えた人を抜いた割合で換算し、男性の68.1%、女性の65.5%が自分のニオイについて気にしており、男女ともに7割に迫る割合でした。
次に配偶者のニオイについて気になるか否か聞きました。夫は妻のニオイについて、髪・頭が10.9%、足が10.4%、ワキが9.6%の順で気になると答えており、妻は夫の足が30.1%、頭・髪が29.0%、身体全体が28.1%の順で気になると答えています。夫の67.8%と妻の32.7%は、配偶者のニオイについて気になることはないようです。また、妻が気にしている夫のニオイ「足」「髪・頭」「ワキ」ですが、妻が気にしている割合よりも夫が気にしている割合の方が多いことがわかり、「身体全体」は、夫の気にしている割合よりも妻が気にしている割合の方が多いことがわかりました。
また、子どものニオイについては、母親の51.4%がいずれかのニオイが気になると答えており、父親は37.5%にとどまっています。子どもと一緒にいる時間の長さや距離の問題、またニオイへの感度が影響していることが考えられます。
気になるニオイを年齢性別で見てみました。自分のニオイで見てみると、男性では、30代前半の世代が、最も自分のニオイを気にしています。最も気になるのは「ワキ」で、この世代は女性も「ワキ」のニオイが最も気になると答えており、51.6%と半数を超えています。年を重ねるほどニオイを気にする人の割合は減っていき、男女ともに60代になると半数の人が気にしていません。また、配偶者のニオイで見てみると、男性では30代前半が最も妻のニオイが気になると答えており、その後、年齢が上がると気になる割合が減っていきます。女性は、若年層のうちは夫の身体の部位ごとのニオイが気になっていますが、年齢を重ねるほど「身体全体」が気になるという割合が増えていく傾向があることがわかりました。
②自分のニオイが気になる子どもは約6割。女の子の方が割合が高い。
6歳~19歳の全国の1,848名の男女に、本人や同居する家族のニオイについて聞きました。男の子は、足が25.3%、ワキが19.9%、髪・頭が18.8%の順で気になると答えており、女の子は、ワキが36.1%、足が32.1%、髪・頭が20.6%の順です。「あてはまるものはない」を除くと、男の子の52.8%、女の子の65.1%が自分のニオイを気にしています。大人の男女と比べると、男の子は、大人男性よりも約15ポイント程度少ないことがわかりました。女の子は、大人の女性と同じ程度の割合で、自分のニオイを気にしていることがわかりました。
また、こどもにお父さんのニオイが気になるか否か聞きました。女の子の方がすべての部位で「気になる」と答えた割合が高く、「あてはまるものはない」と答えたのも男女で約20ポイント程度も差があります。お母さんのニオイについても聞きましたが、男女ともにすべての項目で、10%以下でした。
また、父親のニオイが気になるか否かを15歳未満と15歳以上に分けてみると、15歳未満の子どもの方が、男女ともに両親のニオイについて「気になる」と答えている割合が高いことがわかりました。また、母親のニオイに関しては、男の子は15歳未満の方が「気になる」と答えている割合が高いことがわかりました。
③パパのニオイ、「気になるけど好き」な子どもは25%。
子どもに、同居する家族のニオイについて、好きか否か聞きました。「とても好き」と「まあまあ好き」を合わせると、パパのニオイが好きな子どもは13.0%で、ママのニオイが好きな子どもは、25.5%でした。尚、おじいちゃんのニオイが好きな子どもは13.6%でパパとほぼ同率です。おばあちゃんのニオイが好きなこどもは、17.0%でした。ただし、パパ、ママともに「ニオイは感じない」と答えた割合が最も多く、次に多いのが「わからない」という結果でした。別の見方をすると、パパのニオイが「あまり好きでない」19.7%と「全く好きでない」15.9%を合わせても35.6%であるため、嫌いな子どもの方が少数派であると言えます。
また、これを年齢別の15歳未満と15歳~19歳に分けて見てみると、子どもの年齢が幼いほど「好き」の割合が高く、男の子では15歳未満は19.8%と2割近くが好きと答えており、15歳~19歳になると10.5%と約半分くらいになります。女の子では15歳未満で15.9%、15歳~19歳は12.4%です。男の子の方が、15歳以上になったときに「好き」な割合が激減します。「嫌い」で見ると男の子は15歳未満で27.0%、15歳~19歳で29.8%なので、世代による差は少ないようです。女の子で見てみると、15歳未満は37.6%で、15歳~19歳で42%と女の子の方が「嫌い」の割合が増えることがわかります。
次に、パパのニオイが気になる部位と、ニオイが好きか否かを掛け合わせて男女別に見てみました。「身体全体」のニオイが気になると答えた子どもと、ニオイが「全く好きでない」と答えた子どもはリンクしていますが、気になると答えながら、パパのニオイが好きと答えている子どもは、「身体全体」で男の子で25.9%、女の子は24.5%とほぼ同じくらいの比率で「好き」だと答えています。そのため、ニオイが気になるからと言って、ニオイが嫌いであるとは言い切れないことがわかります。
④シャンプーは「家族で共用」と「自分専用」が半々。ボディソープは「家族で共用」が6割超。
25歳~64歳の男女に、入浴中に使用している洗浄料について聞きました。身体を洗う時に使用しているものは、「ボディソープ」が最も多く、約7割です。続くのが、「石けん」で約2割でした。
髪を洗う時に使用しているものは、「シャンプー」が約8割ですが、男女では少し差があり、女性の86.5%に比べて男性は76.0%です。「リンスインシャンプー」で見ると、男性が8.7%で女性が2.9%であることから、男性はリンスインシャンプーの使用率が高いためにシャンプーの使用が少ないことが推測できます。ボディソープで髪を洗う人も男女ともに3%程度存在しています。
シャンプー・ボディソープについて、家族と共用しているか否か聞きました。ボディソープは、家族での共用が6割を超えており、特に女性の方が66.3%と家族で共用している人が多いようです。シャンプーに関しては、家族で共用している人が46.6%、自分専用の人が45.2%と拮抗しています。男性の方が自分専用のものを使用している割合が若干高いようで、身体よりも髪に対するこだわりが強いことが推測できます。
⑤ニオイケア商品を使用しているのは男性約5割 女性4割超。
自分の体のいずれかの部分のニオイが気になると答えた25歳~64歳の男女に、気になるニオイを解消するための洗浄料を使用しているか否か聞きました。男性は半数以上が使用していると答えており、女性は。43.1%です。
これを年齢性別で見てみると、男性も女性も若年層の方が使用している人が多く、年齢が上がるほど、使用率が下がります。また、ニオイを解消する製品を同居する家族に隠して使用しているか否か聞きました。こちらも男女ともに若年層であるほど、隠して使用している人が多い傾向が見られます。特に25歳~29歳の女性は、66.7%の人が隠して使用していることがわかりました。
【全体を通した考察】
老若男女を問わず人にはニオイがあるものですが、今回の調査でわかったことは、ニオイがあることとニオイが気になることは別物であることと、ニオイが気になるからと言ってそのニオイが嫌いであるとは言い切れないということです。実際のところ、加齢臭などは年を重ねるほど発生するものですが、高齢層は、そこまで自分のニオイを気にしていない結果でした。また、人の嗅覚は、男女や年齢で大きな差があるものではありませんが、女性の方が自分に対しても家族に対してもニオイに対する感度が高いのではないかということもわかり、これは子どもでも同様です。また、子どもの年令が幼いほど、ニオイが気になりながらも好きな割合が高いことが示すように、距離感が近かったり、親近感がある方がニオイに対しての感度が上がるのではないかということも推測できます。
また、妻は自分の足にニオイをさほど気にしていませんが、夫や子どもは気にしているということや、夫が気にする髪・頭のニオイの割合よりも妻や子どもが気にしている割合が高いなど、自分では鼻から遠いなどの問題で気づきづらいニオイがある一方で、若年層の自分のニオイに関する意識について、予想を超えて女の子が自分のニオイを気にしていることがわかりました。
家族が同じ香りの洗浄料を使うことも家族の関係をよりよくすることに繋がるかもしれません。当社は、それぞれが快適に過ごせるよう、それぞれに必要な洗浄料を提供していくお手伝いをしていきたいと考えます。
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