2026年の花見 市場規模は前年2割減の2,341億円
ひとり花見続伸も、予定者4割未満、予算も1,000円減少。物価高で進む「安・近・短」と“ソロ化”
株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、取締役社長:檜垣 歩、以下インテージ)は、全国の15歳から79歳の男女(2,500人)を対象に実施した花見に関する調査結果を公開します。
[ポイント]
・2026年の花見予定率は38.0%で、昨年から2.1ポイント減少。前年比94.8%となった
・平均予算は6,383円で、前年比86.2%大幅減少。市場規模は2,341億円で前年比81.5%
・行き先は、昼・近場のスポットが71.1%、昼・近場の名所が42.7%など近場中心。日帰り旅行・ドライブは減少傾向
・「ソロ(ひとり)花見」定着・拡大傾向。昼の桜の名所訪問が前年比1.5倍など、自分のペースで楽しむ動きが広がる
2026年の花見予定率は38.0%と、昨年(40.1%)から2.1ポイント低下しました。前年比94.8%となり、ここ数年続いていた花見行動持ち直しの流れからは、やや後退する結果です。消費全体の節度化が進む中で、レジャー行動にも抑制的な傾向が表れたと考えられます。次に、予算を見ていきます。
図表1

平均予算は6,383円と前年(7,407円)から1,000円以上減少し、節約志向の影響が見られました。平均予算をもとに15~79歳の推定人口(※)から今年の市場規模を試算したところ、花見市場規模は2,341億円(前年比81.5%)と大幅縮小。旅行や外食を控え、日常圏内で楽しむスタイルが消費行動にも表れた形です。
※使用した推定人口は、2020年の国勢調査データをもとに人口動態などを加味したインテージ独自の母集団人口データ
図表2

行き先については、今年も“近場”重視の傾向が続いています。特に昼間の花見では「近場の桜が咲く場所」が71.1%、「近場の桜の名所」が42.7%と、アクセスの良い場所を選ぶ人が多数。一方で、「日帰り旅行やドライブ」は減少傾向でした。移動負担を抑えつつ、日常の延長で気軽に桜を楽しむ行動が定着しています。
図表3

さらに今年は、“ソロ(ひとり)花見”の広がりも注目されます。調査結果からは、昼・夜ともに「近場でひとり」を選ぶ人の割合が昨年から上昇。中でも、夜の近場スポットでは12.0%(前年比1.3倍)と、3年間で最も高い値となりました。
大人数での宴会的な楽しみ方が減る一方、通勤・帰宅の途中や生活動線上で、自分のペースで桜を味わう“ソロ志向”がじわりと浸透していると考えられます。
図表4

→「お花見復活、予定4割でコロナ前水準。一人花見は2.2倍」をあわせてご参照ください。
使用したデータ
調査地域:日本全国
対象者条件:15~79 歳の男女
標本抽出方法:弊社「マイティモニター」より抽出しアンケート配信
標本サイズ:n=2500 ※国勢調査にもとづき性別・年代・地域を母集団構成に合わせて回収
調査実施時期: 2026年2月10日(火)~2月16日(月)
株式会社インテージは1960年に創業。インテージグループとしてアジアNo.1*であるマーケティングリサーチ/インサイト事業に加えてマーケティングソリューション事業を展開し、9か国の海外拠点とともに国内外の企業・団体のマーケティング活動を総合的に支援しています。事業ビジョンとして“Create Consumer-centric Values”を掲げ、深い生活者理解とデータ活用の高度化による顧客企業支援を通じ、生活者の幸せの実現を目指しています。
*「ESOMAR's Global Top-50 Insights Companies 2025」に基づく(グループ連結売上高ベース)
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