<平成少女マンガに関する意識調査>『桜蘭高校ホスト部(クラブ)』『カードキャプターさくら』などいま、平成少女マンガがZ世代にもトレンドの兆し!?

~平成少女マンガを最近読んだZ世代は半数以上!マンガトレンドにも”平成ブーム”か~

株式会社BookLive

 凸版印刷株式会社のグループ会社である、株式会社BookLive(本社:東京都港区・代表取締役社長:淡野 正)が、運営する総合電子書籍ストア「ブックライブ」は、ブックライブユーザー(※1)2,858名を対象にした「平成少女マンガ(※2)に関する意識調査」を行いました。その結果を発表いたします。 
※1 過去半年以内にマンガ作品を購入したブックライブ会員
※2 平成少女マンガ…『NANA』『君に届け』など、平成時代(1990年初期~2019年頃)に連載開始した少女マンガのこと
■調査背景
 昨今、ルーズソックスやプリントシール機など様々な分野で平成リバイバルがZ世代を中心にブームの兆しとなっています。マンガ業界にも平成リバイバルがブームの兆しになっているのでしょうか。そこで、マンガ好きが集まるブックライブはZ世代(15~25歳)から40代のブックライブ会員を中心に、多くの名作が揃った平成少女マンガのトレンドを調査いたしました。
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≪調査サマリー≫
【1】ブックライブの平成少女マンガ読者の半数以上が「2022年に入ってから平成少女マンガを読んだ」と回答
【2】平成少女マンガを読むきっかけは「コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えたから」が全世代で1位
【3】平成少女マンガの魅力、Z世代は「アナログな恋愛に新鮮さを感じる」、30代~40代は「昔を思い出して懐かしい気持ちになれる」、「時代を超えても変わらない普遍性を感じられる」
【4】Z世代の3割以上が「親子で楽しんだことがある」と回答
【5】最近読んだ平成少女マンガ、Z世代1位は『桜蘭高校ホスト部(クラブ)』、26歳~29歳は『カードキャプターさくら』、30代は『フルーツバスケット』、40代は『ちはやふる』という結果に
【6】ブックライブ「書店員えい子」より総評

 ※本リリースの調査結果・グラフをご利用いただく際は、必ず【総合電子書籍ストア「ブックライブ」調べ】とご明記ください。
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【1】ブックライブの平成少女マンガ読者の半数以上が「2022年に入ってから平成少女マンガを読んだ」と回答
 「これまで平成少女マンガを読んだことがある」と回答したブックライブユーザーへ「最近平成少女マンガを読みましたか?」という質問をしたところ、全体(※年齢の未回答者も含めた全回答)の56.9%が「2022年に入ってから読んだ」と回答しており、半数以上が最近読んだということが分かりました。
 「2022年に入ってから読んだ」と回答した人の年代別の割合をみてみると、Z世代が一番高い53.1%、26歳~29歳が48.1%、30代が49.9%、40代が51.4%という結果になり、Z世代において平成少女マンガが浸透しつつある、ということが分かりました。昨今の平成リバイバルは、マンガにおいても平成マンガとして人気が高まってきていると考えられます。

 

 


 【2】平成少女マンガを読むきっかけは「コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えたから」が全世代で1位
 「最近平成少女マンガを読んだきっかけは何でしたか?」という質問に対しては、全体(※年齢の未回答者も含めた全回答)で1位が「コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えたから」(39.4%)、次いで「知人・友人と話題になったから」(16.4%)という結果になり、コロナ禍3年目においても、引き続きおうち時間がマンガに触れる機会になっていることが分かりました。
 Z世代においては「自宅にあったから」「兄弟にすすめられたから」というコメントが多く、コロナ禍において家族と過ごす時間が増加したことで平成少女マンガに触れる機会が増えたと考えられます。また、30代~40代は「時間ができたことでかつて好きだったマンガを読み直した」というコメントが多く、あの頃を懐かしんで読んでいることが見受けられました。

【3】平成少女マンガの魅力、Z世代は「アナログな恋愛に新鮮さを感じる」、30代~40代は「昔を思い出して懐かしい気持ちになれる」、「時代を超えても変わらない普遍性を感じられる」
 「平成少女マンガの魅力は何ですか?」と尋ねたところ、Z世代の57.7%が「アナログな恋愛に新鮮さを感じる」と回答し、一方で30代~40代の約6割が「昔を思い出して懐かしい気持ちになれる」(61.5%)と回答しました。
 Z世代は「平成の生活スタイルを学ぶことができる」(15.5%)、「平成のレトロな雰囲気がかっこいい」(14.4%)にも票が集まっており、Z世代は「平成」について興味・関心・憧れを抱いている傾向があるようです。30代~40代は約半数が「時代を超えても変わらない普遍性を感じられる」(49.2%)とも回答しており、30代~40代はかつてリアルタイムで読んでいた平成少女マンガを今になって再度読み直し、魅力を再確認していることが分かりました。

【4】Z世代の3割以上が「親子で楽しんだことがある」と回答
 「平成少女マンガを親子で読んだり、話題にしたりして、楽しんだことがありますか?」の質問をしたところ、Z世代の34.0%、親世代(40代以降)の29.5%が「ある」と回答しました。Z世代からは「親が買い揃えたマンガを読んで、好きなキャラについて語り合った」「近年アニメ化された時に読んでいたら、親も発売当時に読んでいたことを知り、作品の話で盛り上がった」、親世代からは「自分が昔読んでいたマンガを娘が読むようになり、娘の成長を感じられる」「平成生まれの娘が自分が生まれる前の作品を読み出してその時代の流行などを冷静に突っ込んでました」などのコメントが多く寄せられました。

【5】最近読んだ平成少女マンガ、Z世代1位は『桜蘭高校ホスト部(クラブ)』、26歳~29歳は『カードキャプターさくら』、30代は『フルーツバスケット』、40代は『ちはやふる』という結果に
 「最近読んだ平成少女マンガを教えてください。」という質問に対しての回答を、各年代ごとのランキングで紹介します。






 







 さらに「今そのマンガを読んでみて感じた作品の魅力や良さを教えてください。」という質問に対して、寄せられたコメントの一部を紹介します。
 
・絵に平成を感じる、いつ読んでもキュンキュンする、人気が今も絶えない理由がわかる(15歳~25歳『桜蘭高校ホスト部』)
・絵が綺麗、SNS等が無い時代の恋愛が魅力的。(15歳~25歳『ちはやふる』)
・ 昔に感じるけど、その時代の良さがあるなと感じました。(15歳~25歳『花より男子』)
・10〜20年前に描かれた話でも色褪せることなく面白い。(15歳~25歳『花より男子』)
・平成ならではのギャグや恋愛の仕方などが楽しめる。(15歳~25歳『カードキャプターさくら』)
・こどもの頃に読んでいたけど、いま読んでもすごく楽しくて面白くて没頭してしまいます。(26歳~29歳『カードキャプターさくら』)
・自分が学生時代にできなかったことが漫画に表現されていて懐かしい感じがして良い。(26歳~29歳『ちはやふる』)
・少女マンガでしか味わえない青春やときめきを感じられる。(26歳~29歳『ちはやふる』)
・当時、リアルタイムで雑誌から読んでたのが今はスマホで簡単に読めるのが時代を感じました。(30代『フルーツバスケット』)
・10代の頃に読んで、大人になってから読むとまた違った感じ方が出来て良かった。(30代『フルーツバスケット』)
・絵が綺麗だし、正統派の思春期の恋愛模様を描いているところが、とても魅力的です。(30代『ちはやふる』)
・ちはやふるは、まだ新しい感じで、自分の子どもの視点を感じられるのが良い。(40代『ちはやふる』)
・その当時に読んでいたものもありますが、今改めて読むとその時の思い出も蘇ってきて、懐かしくなりました。(40代『天は赤い河のほとり』)
・時を経て何度読んでも胸に響くフレーズがある。過ごしてきた時代に重なって記憶に残るので何歳になっても読み返したくなる。(40代『天は赤い河のほとり』)
・昔読んだものを何度読見返してもワクワクやドキドキするし、自分の年齢が変わると感じ方も変わり、いつでも新鮮に思える作品。学園恋愛物は大人になってもドキドキ出来て、胸がキュッとなる。(40代『動物のお医者さん』)
・やはり、キュンキュンするところがたくさんあり、その世界にのめり込める。(40代『のだめカンタービレ』)
・その時代を思い出させる懐かしさがあった。ストーリーも今と違ってその時代の流れを感じた。(40代『花より男子』)

【6】ブックライブ「書店員えい子」より総評
・平成少女マンガ読むきっかけは舞台化や周年など

 今回の調査結果で出た「最近読んだ平成少女マンガ」のランキングをみてみると、近年舞台化やアニメ化されて話題になった作品(『桜蘭高校ホスト部(クラブ)』、『フルーツバスケット』)や、作品の周年記念でプロモーションが展開されていた作品(『カードキャプターさくら』)が多くランクインしており、日常生活で平成少女マンガの情報に触れ、読み返すパターンが多いということが分かりました。 昨今は音楽やファッションなど、Z世代を中心に様々な分野で平成カルチャーが盛り上がっていますが、その影響で平成少女マンガをリバイバル的にメディア化することも増えてきたのかもしれません。そういったタッチポイントが増えたことにより、特に若年層においても平成少女マンガが受け入れられてきているように感じます。

・平成少女マンガの魅力はカルチャー
 『花より男子』『君に届け』など、平成ならではの「恋愛」をテーマとした作品もランクインしておりますが、意外だったのが『カードキャプターさくら』『ちはやふる』など、「恋愛」もありながらアクションや競技をテーマとした作品も多かった点です。特に、リアルタイムで平成少女マンガを読んでいた層は、少女だった当時は少し難しく感じていたような作品や、大人っぽいと感じていた作品を、いまでも好んで読み返すことが多いようです。平成少女マンガは、これから初めて読む若年層にとっては今ブームである「平成」の空気感を感じ取ることができますし、リアルタイム世代にとっては昔を懐かしんだり、当時を思い出したりすることができるという魅力がありますので、ぜひ読んでみてください。

【ブックライブ「書店員えい子」プロフィール】
 総合電子書籍ストア「ブックライブ」で働く書店員歴12年目のベテラン。女性マンガのエキスパートであり、同世代女性の悩みに寄り添うマンガのレコメンドが得意。

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【調査概要】
・調査機関:総合電子書籍ストア「ブックライブ」
・調査タイトル :平成少女マンガに関する意識調査
・調査対象 :過去半年以内にマンガジャンルの作品を購入したブックライブ会員
・有効回答数:2,858人
・調査方法:ブックライブ会員に対してアンケートメールを送付。フォームより回答
・調査時期:2022年7月22日~7月24日
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 総合電子書籍ストア「ブックライブ」は、“いつも心に「マンガ部屋」を。”をコンセプトに、人生を豊かにする本との出会いと、心ゆくまで楽しむことができるサービスを今後も提供してまいります。

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【総合電子書籍ストア「ブックライブ」について】
 ブックライブは、凸版印刷グループの総合電子書籍ストアです。2011年よりサービスを開始し、マンガ、書籍、ラノベ、雑誌など、国内最大級の品揃えを誇ります。読者の利便性を最優先に、いつでも、どこでも簡単に楽しめるサービスを提供しています。

●総合電子書籍ストア「ブックライブ」 https://booklive.jp/
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≪「使いやすい電子書籍ストア」No.1を獲得≫
 2020年9月「電子書籍・電子コミックに関する調査」(実査委託先:ESP総研、調査対象:20~29歳)において、「使いやすい電子書籍ストア」部門で第1位を獲得しました。
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【株式会社BookLiveについて】
 BookLiveは、「新しい価値を創造することで、楽しいをかたちにする」を企業理念とし、電子書籍ビジネスを担う企業として設立されました。読者の利便性を最優先に、「いつでも、どこでも、だれにでも、簡単に本が読める環境」の実現を目指し、事業を展開しています。また、設立以来、業界を牽引する様々な企業と連携し、新たなビジネスモデルを創出するなど、電子書籍の新たな可能性の探求を続けています。

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上場
未上場
資本金
27億3000万円
設立
2011年01月