身近なテーマを科学する! 新シリーズ書籍第1弾『寄り道の科学 折り紙の本』発売
知られざる折り紙の世界へ
日刊工業新聞社(代表取締役社長:井水治博 本社:東京都中央区)は、書籍『寄り道の科学 折り紙の本』を3月2日に発売します。
日本文化として身近な折り紙は、産業界から注目されています。展開、収縮といった折り紙特有の構造を科学的に捉えると、省スペースで高性能な機能を有する応用が実現します。
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折り紙ファンにも、機械設計者にも知って欲しい「折り紙の奥深き魅力」
折り紙を科学的に捉えると、いままで気づかなかった魅力がたくさん見えてきます。
折り方の代表的なパターンを理解すれば、折り紙をより深く理解できます。また、展開図をもとに数理モデルによって折り紙を解釈することで、産業への応用の幅を広げます。
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自然も製品も、折り紙によって科学的に捉えられます
植物のつぼみや、昆虫の翅などの自然界にあふれる現象を折り紙で再現すると、最も効率的な構造であると理解できます。
産業界における製品も同様、求められる機能に応えるために折り紙を活用した製品がいくつもあります。
折り畳む、ということを広い視点から解説します。
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図表や写真を多数掲載
理解を促すため、図表や写真を多数掲載しました。見るだけでも、知られざる折り紙の世界が広がります。
折り紙の作品に加え、折り紙の産業応用の事例も紹介します。
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ルビを振って、読みやすさを向上
書籍『おもしろサイエンス折り紙の科学』を読みやすく改題新版しました。ルビを多用し、読者層の幅を広げます。
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目次
Chapter1 文化・産業としての折り紙
Chapter2 折り紙が学問になる
Chapter3 折り紙を科学する
Chapter4 折り紙と産業化
Chapter5 折り紙の力
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書籍情報
定価:1,980円(本体1,800円+税)
仕様:A5判、並製、160頁
ISBN:9784526083693
発行:日刊工業新聞社
発行日:2025年2月28日
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著者紹介
萩原 一郎(はぎわら いちろう)
京都大学工学研究科数理工学専攻修士課程修了。1972年4月に日産自動車(株)に入社、総合研究所で勤務。東京工業大学(現 東京科学大学)工学部機械科学科教授、上海交通大学客員教授兼、同大学騒音・振動・ハーシュネス(NVH)国家重点研究所顧問教授、東京工業大学大学院理工学研究科機械物理工学専攻教授。
2012年4月から明治大学研究・知財戦略機構(OSRI)特任教授/先端数理科学インスティテュート&自動運転社会総合研究所所員、東京工業大学(現 東京科学大学)名誉教授。工学博士。
第22期、23期日本学術会議会員。
日本応用数理学会・日本機械学会・日本シミュレーション学会・日本計算力学連合各名誉会員、米国機械学会・自動車技術会・アジアシミュレーション学会連合各フェロー。
[受賞]
日本応用数理学会業績賞「計算科学・数理科学援用折紙工学の創設と展開」、日本機械学会賞(技術功績)「計算科学シミュレーション援用折紙工学の創設と産業への展開」、平成31年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)「計算科学シミュレーション援用折紙構造の産業化に関する研究」他多数。
[著書]
『折紙の数理とその応用』(共著、共立出版)など。
奈良 知惠(なら ちえ)
お茶の水女子大学理学部数学科卒業。神奈川県立高等学校に専任教員として3年間勤務後、母校の大学院に戻り、修士課程・博士課程を修了。学術博士(数学)。武蔵工業大学(現東京都市大学)講師、ミシガン大学客員研究員、東海大学理学部・阿蘇教養教育センター教授、明治大学研究・知財戦略機構(OSRI)客員教授を歴任。現在、明治大学OSRI 客員研究員/先端数理科学インスティチュート所員。現在の専門は離散幾何学および折紙工学。
[著書]
『エクササイズ 微分積分』(共著、共立出版)、『グラフ理論への入門』(共訳、共立出版)、『証明の展覧会Ⅰ・Ⅱ―眺めて愉しむ数学』(共訳、東海大学出版会)など。
【問い合わせ】
日刊工業新聞社
書籍編集部 03(5644)7490
販売・管理部 03(5644)7403
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