【調査リリース】「リスキリングの傾向まとめ」2024年上半期版を発表

全体ではコミュニケーション術に回帰。ミドル・シニア層のAI学習意欲が相対的に高まる

株式会社Schoo

インターネットでの学びや教育を起点とした社会変革を行う株式会社Schoo(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:森 健志郎、以下「スクー」)は、社会人向けオンライン学習サービス「Schoo」の受講データの調査分析結果をもとに「リスキリングの傾向まとめ〜2024年上半期の社会人学習の変化〜」および「2024年上半期の人気授業ランキング」を発表します。


  • 調査結果のサマリー

昨年に続き、リスキリングは現代の社会人の注目トピックです。Schooの会員数も約100万人(2023年12月末時点)から約112万人(2024年6月17日時点)へと増えており、社会人学習のニーズの高まりが読み取れます。


2024年上半期のSchooユーザーのカテゴリ別学習傾向として、​​昨年人気だった「PCスキル」の授業に代わり、「コミュニケーション」の実践的なスキルを学ぶ授業が人気上位を占めました。その他には「AI」の授業が昨年に続きTOP10入りし、「投資」を学習テーマとする授業が初めてTOP3にランクインするなど、「コミュニケーション術、AI、投資」の3大テーマが社会人学習の関心事項であることが浮き彫りになりました。


また、AIに関しては年齢が上がるにつれてAIの授業人気が高まっており、年代ごとの特徴が明確となりました。


  • 社会人学習の傾向と変化 〜AIに馴染んだからこそ、対人スキルを改めて重視〜

2022年から2024年上半期までの各年の人気授業TOP10を学習テーマで比較すると、2024年上半期は「コミュニケーション術」を扱う授業の人気が、昨年人気上位を占めた「PCスキル」をテーマとした授業に取って代わりました。


上半期に「コミュニケーション術」の人気が高まった背景として、4月からの新しい環境で人間関係を構築する期間であることに加え、AI活用やDXが広がり、AIにできることと人間がすべきことの理解が進んだことで、コミュニケーション術をはじめとするヒューマンスキルが改めて見直されたことが考えられます。


また今回は昨年までと異なり、「投資」を学習テーマとする授業がTOP3に入りました。年代ごとの人気授業カテゴリを見ても、30代以降すべての世代で「投資」がTOP5以内に入っており、新NISAの開始による投資の裾野の広がりと、続く円安や物価高による生活不安が伺えます。



  • 年代別の学習傾向 〜AI学習意欲が高いのはミドル・シニア層、苦手克服意欲の表れか〜

2024年上半期の年代ごとの人気授業TOP10を学習テーマで比較すると、新社会人を含む20代では「ビジネスマナー」や「PCスキル」といった基礎的なビジネススキルを学ぶ授業が人気上位を占める一方、30代以降はどの年代でも「コミュニケーション術」の授業が最も人気でした。


「AI」に関する授業は特に顕著に傾向が現れ、50代以上のミドル・シニア層で人気が高く、60代以上では人気TOP10のうち3つを「AI」をテーマとする授業が占めました。


この背景として、AIの受容が比較的早かった若い世代では、Chat GPTをはじめとするAIを「知る」段階から「活用する」段階に進んできたのに対し、AIに対する苦手意識や抵抗感があったシニア層では、引き続き活用方法を「知る」ための学習ニーズが高いことが考えられます。



  • 2024年上半期 Schoo人気授業ランキング 〜個人受講・法人研修受講ともにコミュニケーション術が人気〜

生放送授業も含めた2024年上半期の人気授業TOP10のうち、個人受講(*1) と法人の研修受講の人気第1位はそれぞれ「『まわりくどい』を脱する3秒の伝え方」と「『自分は大丈夫。』な人ほどやりがちなセキュリティのNG行為」でした。また、個人受講と法人の研修受講ともに、人気第2位は「『何が言いたいのかわからない』と言われなくなる(ひと言でまとめる技術)」でした。


個人受講/法人研修受講ともに、人気授業TOP10では「コミュニケーション術、仕事術、モチベーション管理」の3つのテーマが人気を集めています。


この結果から、ビジネスパーソンの「コミュニケーションの悩みを解消したい」「既存のビジネススキルに効率を掛け合わせ、時間あたりの生産性を上げたい」「新年度、新生活といった区切りに目標を立ててリスタートしたい」というニーズが顕著となりました。 


生放送授業も含め、2024年上半期に制作された授業の人気TOP10生放送授業も含め、2024年上半期に制作された授業の人気TOP10

(*1) 無料会員・プレミアム会員による受講と、法人会員による企業研修以外での自発的な受講を合わせて「個人受講」と定義


▼今回の調査結果を踏まえ、公式noteでも記事を公開しております。あわせてご覧ください。
「2024年上半期の注目ニュースと人気授業で振り返る、ビジネスパーソンと時代の気分」
 https://note.schoo.jp/n/n996a98b9d3ed


  • 調査結果詳細

「Schoo」一般ユーザー(無料会員、プレミアム会員)と「Schoo for Business」法人ユーザー(指定研修は除く、自発型視聴のみ)の2022年〜2024年5月末日時点の受講状況をもとに、「社会人学習の変化」と「2024年上半期のSchoo人気授業」について調査。


※調査対象期間:2022年1月1日〜2024年5月31日
※調査対象会員数:2022年は約80万人、2023年は約100万人、2024年は約110万人(2022年、2023年は12月末、2024年は5月31日時点)



  • 株式会社Schooについて

「世の中から卒業をなくす」をミッションに、インターネットでの学びや教育を起点とした社会変革を進めている。大人たちがずっと学び続けるオンライン生放送学習コミュニティ「Schoo(スクー)」は2012年のサービス開始後、「未来に向けて、社会人が今学んでおくべきこと」をコンセプトとした生放送授業を毎日無料提供。過去の放送は録画授業として約8,500本公開中。法人向けには社員研修と自己啓発学習の両立を実現する「Schoo for Business」を提供し、学び続ける組織作りに貢献。登録会員数は約112万人、導入企業実績は3,500社を突破。
2014年から約35の大学・教育機関のDX化を支援。2021年9月には高等教育機関DXプラットフォーム「Schoo Swing」を提供開始。
全国約51の自治体との提携をはじめ、奄美大島と包括協定を行うなど地方エリアへの遠隔教育普及によって実現する「未来の暮らし」の確立も進めている。

会社名 :株式会社Schoo(スクー)

代表者 :代表取締役社長CEO 森 健志郎

設立 :2011年10月3日

資本金 :1億円

所在地 :〒150-0032 東京都渋谷区鶯谷町2-7 エクセルビル4階

事業内容:インターネットでの学びや教育を起点とした社会変革

URL:https://corp.schoo.jp/(コーポレートサイト)・https://schoo.jp/ (個人向けサイト)・https://schoo.jp/biz(法人向けサイト)・https://dx.schoo.jp/(高等教育機関向けサイト)・https://note.schoo.jp(公式note)

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会社概要

株式会社Schoo

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URL
https://schoo.jp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都 渋谷区鶯谷町2-7 エクセルビル4階
電話番号
03-6455-1680
代表者名
森健志郎
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2011年10月