秋色から冬色へ…名付けトレンドがシフト！「メープルネーム」人気が継続中！秋冬の季節感を映す名前に注目★2025年『11月生まれベビーの名付けトレンド』発表

株式会社ベビーカレンダー

2025年12月23日 11時10分

専門家から直接アドバイスを受けられる日本最大※の育児支援サイト「ベビーカレンダー」を運営する株式会社ベビーカレンダー（旧社名株式会社クックパッドベビー、本社東京都渋谷区、代表取締役安田啓司、以下「ベビーカレンダー」）は、赤ちゃんの名前ランキングを毎月調査・発表しています。2025年12月9日には2025年生まれの赤ちゃん85,949名を調査対象とした『第16回赤ちゃんの名前ランキング』を発表しました。

今回は、2025年11月生まれのお子さま6,864名を対象に調査した『11月生まれベビーの名付けトレンド』を発表します。

※2024年11月時点において各メディア（当社選定競合サイト４社）が発表している月間PV数（当社調べ）において

＜11月生まれの女の子＞人気の名前ランキング

2025年11月生まれ女の子に人気の名前ランキング｜ベビーカレンダー月間名前ランキング調べ

★女の子の名前：秋の季節感がある名前がトレンド！

2025年11月に生まれた女の子の名前ランキングTOP5は、1位「陽葵（ひまり）」、2位「結月（ゆづき）」、3位「彩葉（いろは）」、4位「翠（すい）」、5位「凛（りん）」という結果となりました。なかでも「彩葉」は、10月の8位から11月は3位へとランクアップ。さらに、紅葉シーズンを迎える11月らしい名前として「紅葉（もみじ）」が10月のTOP100圏外から11月は78位へ新たにランクインするなど、季節の彩りを思わせる名前が多く見られました。

◇「楓」を使った「メープルネーム」が引き続き人気

秋生まれの名付けでは定番となりつつある「楓」を使った名前「メープルネーム」が、11月も勢いを見せています。「楓（かえで）」は6位にランクインし、「楓花（ふうか）」は10月TOP100圏外でしたが11月は7位へ、「楓乃（かの）」も同じくTOP100圏外から33位へと急上昇しました。このほかにも、同率51位「楓菜（ふうな）」・「楓華（ふうか）」、同率78位「楓香（ふうか）」・「楓佳（ふうか）」と計7つの「メープルネーム」が100位以内にランクイン。秋の風情を感じさせる名前が多く選ばれていました。

◇読書の秋にぴったり「栞」が急上昇！

11月生まれで注目を集めた名前が「栞（しおり）」です。10月はTOP100圏外でしたが、11月には14位へと大きく順位を伸ばしました。「栞」は本に挟んで読み進める位置を示すもので、「読書」や「知性」、「静かな時間」を連想させる名前として知られています。秋の深まりとともに、落ち着きや内面の豊かさを大切にする価値観が高まるこの時期に、そのイメージが名付けの志向とよく重なったと考えられます。また、和の趣を感じさせる少しレトロな響きも、近年続くレトロネーム人気の流れと合致しており、支持を集めた要因のひとつと言えそうです。

◇古風で日本的な「レトロネーム」が主流に

11月は、古風で日本的な響きや漢字を持つ名前「レトロネーム」が上位を席巻しました。2位「結月（ゆづき）」、3位「彩葉（いろは）」、6位「楓（かえで）」、同率7位「楓花（ふうか）」・「紬（つむぎ）」、同率9位「美月（みづき）」・「葵（あおい）」、同率11位「柚葉（ゆずは）」・「琴葉（ことは）」、14位「栞（しおり）」など、15位以内にランクインした15個の名前のうち10個がレトロネームという結果になりました。

自然や季節を感じさせる漢字を用いた名前が多く、落ち着きや日本らしい情緒を大切にした名付けが、2025年11月の大きなトレンドとなっていることがうかがえます。

★女の子のよみ：「ふうか」が1位！秋らしさのある名前が続々ランクアップ

2025年11月生まれの女の子の名前のよみランキングTOP5は、1位「ふうか」、2位「さな」、同率3位「ひまり」・「つむぎ」、5位「いろは」でした。

◇「紅葉ネーム」人気で秋の季節感あるよみが増加

「ふうか」は10月の6位から11月は1位へと大きく順位を伸ばしました。「楓」を用いた名前、いわゆる「メープルネーム」の人気が高まっていることが、よみランキングにも明確に表れた結果といえます。実際の名付けでは、「楓花」・「楓華」・「楓香」・「楓佳」など、21種類ものバリエーションが確認されました。

また、「いろは」も10月の12位から11月は5位へとランクアップ。こちらも秋らしい彩りを感じさせる名前として注目されており、「彩葉」・「彩晴」・「彩羽」など、14種類の漢字バリエーションで名付けられていました。紅葉や自然の色づきを思わせる漢字が用いられ、11月生まれらしい季節感のあるよみとして、多くの支持を集めていることがうかがえます。

◇短く覚えやすい「二音ネーム」の人気が加速

短く呼びやすく、耳なじみのよい二音の名前、いわゆる「二音ネーム」が11月も高い人気を示しました。「はな」は10月の30位から11月は10位へと大きく順位を上げ、トップ10入り。「ゆい」も10月22位から11月12位へ、「ゆの」も10月32位から11月14位へと、それぞれ着実にランクアップしています。

また、「りあ」も10月34位から11月21位へと順位を伸ばしました。可憐で親しみやすい印象を持つ二音ネームは、世代を問わずパパ・ママから支持を集めています。シンプルな響きで覚えやすく、漢字の組み合わせによって個性を表現しやすい点も、人気が続く理由のひとつと言えそうです。

★女の子の漢字：「秋の情景」を映す漢字が上昇傾向に

2025年11月生まれの女の子の名前で使われた漢字ランキングTOP5は、1位「結」、2位「乃」、3位「花」、4位「愛」、5位「莉」という結果になりました。この5つの漢字は、2024年・2025年の漢字ランキングでTOP10にランクインした漢字であることから、女の子の名付けにおける定番漢字として、安定した支持を集めていることが分かります。

◇秋を連想させる漢字がランクアップ

11月の名付けでは、定番の人気漢字に加え、季節の情景や自然の移ろいを映す漢字が多く選ばれました。「彩」は10月12位から11月は6位へと上昇。紅葉の色づきを思わせる華やかさから、この季節に人気が高まったと考えられます。また、秋の名付けで毎年注目される「楓」も10月19位から11月15位へとランクアップ。しなやかで落ち着いた印象を持ち、紅葉の季節によく選ばれる秋らしい漢字として根強い支持を受けています。

さらに、紅葉を象徴する「椛（もみじ）」も、10月35位から11月29位へと順位を伸ばしました。木々が色づく情景をそのまま切り取ったような漢字で、季節感を大切にした名付けをしたい家庭から選ばれています。

加えて、「穂」も10月50位から11月38位へランクアップ。稲穂を連想させるこの字は、実りや成長、生命力を象徴し、秋生まれの子どもにふさわしい意味を持つ漢字として注目が高まっています。

＜11月生まれの男の子＞人気の名前ランキング

2025年11月生まれ男の子に人気の名前ランキング｜ベビーカレンダー月間名前ランキング調べ

★男の子の名前：「メープルネーム」や冬の訪れを感じる名前が躍進

2025年11月に生まれた男の子の名前ランキングTOP5は、1位「結翔（ゆいと）」、2位「朔（さく）」、3位「楓真（ふうま）」、同率4位「蓮（れん）」・「湊斗（みなと）」・「碧（あお）」が入りました。なかでも「湊斗」は10月の43位から11月は4位へと大きくジャンプアップし、人気の高まりがうかがえます。

◇紅葉シーズンを象徴する「楓」が引き続き人気

11月は女の子の名付けと同様に、紅葉シーズンを象徴する「楓」を用いた名前、いわゆる「メープルネーム」が男の子でも引き続き支持を集めました。「楓真（ふうま）」は10月の4位から11月は3位へと順位を上げ、「楓（かえで）」も10月56位から11月10位へと大きくランクアップしています。さらに、「琉楓（るか）」も10月のTOP100圏外から11月66位へと新たにランクインしました。

秋の深まりとともに、自然の色づきや季節感を大切にした名前が、男の子の名付けにも着実に広がっていることがうかがえます。

◇冬を告げる「柊」が人気上昇

11月は暦の上では冬の始まり。この時期に合わせて、「柊（ひいらぎ）」に代表される、冬の訪れを感じさせる名前の人気が高まりました。「柊」は冬を連想させる字形を持ち、季語としても冬を象徴する植物として知られています。11月から12月にかけて白い小さな花を咲かせることから、初冬の訪れを告げる存在として、古くから親しまれてきました。冷たい季節の中で静かに花を咲かせる姿は、ひそやかな強さや凛とした美しさを感じさせます。名付けでは、「柊真（とうま）」が10月のTOP100圏外から11月は21位へと大きく順位を伸ばしました。「柊斗（しゅうと）」・「柊（しゅう）」も同様に圏外から同率66位へとランクイン。11月は37種類もの漢字バリエーションで名付けられており、冬の訪れを感じさせる名前として注目を集めています。

★男の子のよみ：「と止めネーム」が上位を独占

2025年11月生まれの男の子のよみランキング上位は、1位「ゆいと」、2位「みなと」、3位「あおと」、同率4位「りく」・「はると」・「さく」という結果でした。「ゆいと」は10月に続いて首位をキープ。さらに、「いつき」は10月27位から11月は9位へとランクアップし、人気が高まりつつあります。

◇「と止めネーム」が圧倒的人気

11月も引き続き、「と」で終わる名前「と止めネーム」が男の子の名付けで圧倒的な存在感を示しました。名前ランキングTOP5のうち、「ゆいと」・「みなと」・「あおと」・「はると」と、4つの名前が「と止めネーム」となっています。

さらに、14位「りと」、17位「かなと」、25位「ゆうと」なども上位にランクイン。「かなと」は10月の57位から11月は17位へと大きく順位を伸ばしました。11月は110種類もの「と止めネーム」が確認され、その広がりの大きさがうかがえます。力強さと落ち着きをあわせ持つ響きが、男の子の名前選びにおいて定着しているようです。

★男の子の漢字：安定の定番漢字に「楓」と「柊」が急上昇

2025年11月に生まれた男の子の漢字ランキングTOP5は、1位「翔」、2位「斗」、3位「陽」、4位「真」、5位「大」と、定番漢字が上位を占めました。

◇秋から冬への移ろいを感じる漢字が人気

大きく順位を伸ばしたのは、秋や冬の季節感を象徴する「楓」と「柊」です。「楓」は10月18位から11月は13位へ、「柊」は10月74位から11月は23位へと急上昇。紅葉の色づきや冬の気配を連想させるこれらの漢字は、季節感を大切にした名前として、11月生まれの男の子の名付けに多く取り入れられました。

◇秋の夜長を思わせる「燈」にも注目

「燈」は直接的な季語ではないものの、「灯火親しむ」という秋の季語を想起させる漢字として注目されています。秋の夜長に読書をしたり、静かな時間を過ごしたりする情景を思わせることから、落ち着きや知性を感じさせます。名付けでは、「燈（あかり）」をはじめ、「燈和（とわ）」・「悠燈（はるひ）」などが見られ、おだやかな光のイメージを込めた名前が選ばれています。

◇紅葉色から冬の実りへつながる「橙」

「橙」は冬の季語として知られ、冬の果物であると同時に、年末年始の縁起物としても重用されてきた漢字です。また、橙色は紅葉の赤や黄と同じ暖色系で、秋から冬への移ろいを感じさせる色でもあります。こうした背景から、11月生まれの男の子の名付けにも取り入れられたようです。名付けでは「橙真（とうま）」・「橙和（とわ）」・「橙里（とうり）」などが見られ、季節感と縁起の良さをあわせ持つ漢字として注目されています。

▼【結果】11月生まれの赤ちゃんの名前ランキングTOP10

＜男の子＞
1位　結翔（主なよみ：ゆいと）
2位　朔（主なよみ：さく）
3位　楓真（主なよみ：ふうま）
4位　蓮（主なよみ：れん）　※同率
4位　湊斗（主なよみ：みなと）※同率
4位　碧（主なよみ：あお）　※同率
7位　颯真（主なよみ：そうま）※同率
7位　律（主なよみ：りつ）　※同率
7位　伊織（主なよみ：いおり）※同率
10位碧斗（主なよみ：あおと）※同率
10位楓（主なよみ：かえで）　※同率
10位大和（主なよみ：やまと）※同率

＜女の子＞

1位　陽葵（主なよみ：ひまり）
2位　結月（主なよみ：ゆづき）
3位　彩葉（主なよみ：いろは）
4位　翠　（主なよみ：すい）
5位　凛　（主なよみ：りん）
6位　楓　（主なよみ：かえで）
7位　楓花（主なよみ：ふうか）※同率
7位　紬　（主なよみ：つむぎ）※同率
9位　美月（主なよみ：みつき）※同率
9位　葵　（主なよみ：あおい）※同率

※（）内は主なよみを記載

＜調査概要＞

調査対象株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方

調査期間：2025年11月1日(土)〜2025年11月25日(火)

回答件数：6,864件（男の子：3,510件／女の子：3,354件）

※本調査内容を転載される場合は、出典が「株式会社ベビーカレンダー」であることを明記くださいますよう、お願いいたします。

■【2025年】年間名前ランキング発表！「赤ちゃんの名前ランキング」サイトをチェック

2025年赤ちゃんの名前・よみ・漢字ランキングをそれぞれ1位〜100位まで発表しています！ほかにも、2010年以降の年間名前ランキングや、名付けトレンドなど、今知りたい名前に関する情報をまとめています。ぜひご覧ください。

赤ちゃんの名前ランキングはこちら

2025年赤ちゃんの名前、よみ、漢字ランキング

■名前の順位を調べられる「名前ランキング検索」で順位をチェック！

「赤ちゃんの名付け・名前ランキング」サイトには、過去のランキング結果から名前が何位なのかを検索できる「名前ランキング検索」コーナーもあります。これから赤ちゃんの名前を考えるママ・パパも名付けの参考にぜひご活用ください。

「名前ランキング検索」はこちら

赤ちゃんの名付け・名前ランキング

＜「ベビーカレンダー」サイトに関して＞

『ベビーカレンダー』は、月間PV数3.1億PV、会員登録数が年間約36万人、総勢約100名の医師・専門家が監修する妊娠・出産・育児の情報を網羅した日本最大（※）の育児支援サイトです。妊娠してから赤ちゃんが2歳になるまでの間、赤ちゃんの成長に合わせ、元雑誌編集経験者を中心とした20名以上の編集者が質の高い記事を毎日提供します。

※2024年11月時点において各メディア（当社選定競合サイト4社）が発表している月間PV数（当社調べ）において

ニュースリリースはこちら：https://corp.baby-calendar.jp/information_tax/release