日本スポーツ振興センターと順天堂大学が包括連携協定を締結
このたび、順天堂大学と独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC:JAPAN SPORT COUNCIL)は、人的、知的資源の交流と物的資源の活用を図り、相互に連携・協力することにより、我が国におけるスポーツの推進、スポーツ医・科学研究等の発展に資するとともに、スポーツにおける好循環に関わる先導的な役割を果たすことを目的として、包括連携協定を締結しました。昨日3月24日(水)には順天堂大学本郷・お茶の水キャンパスにおいて、JSC理事長 芦立 訓、順天堂大学 学長 新井 一及び関係者出席のもと、調印式が行われました。
本協定はJSCの主にハイパフォーマンススポーツセンター(HPSC)と順天堂大学が、先進的なスポーツ医・科学研究活動のための人材交流や、スポーツ医学面(研究・診療・実践)での連携・協力、相互で有している施設・設備の有効活用による研究交流を促進し、我が国におけるスポーツ科学の発展やスポーツを通じた人材育成に寄与することを目指したものです。具体的には、JSC/HPSCと順天堂大学の共同研究の実施、順天堂大学研究者との人事交流によりHPSCの施設・設備を活用しながら、両組織の研究員が連携し研究・支援を実施していくことなどを予定しています。
JSCは「スポーツ基本法」の理念に基づき、我が国のスポーツ推進の中心的な役割を果たす独立行政法人として、スポーツ界全体の連携・協働に資することが求められております。今後も大学等の関係機関等との連携により、成果の社会還元やスポーツを通じた人材育成に取り組んでいきます。
順天堂大学は、医学部、スポーツ健康科学部、医療看護学部、保健看護学部、国際教養学部、保健医療学部の6学部及び3大学院研究科、6附属病院を擁する「健康総合大学・大学院大学」として、教育、研究、診療・実践を通じた国際レベルでの社会貢献と人材育成を行ってきました。今後も、社会のニーズに真摯に応え、社会から支持され続ける大学を目指してまいります。
●日本スポーツ振興センター 理事長 芦立 訓 コメント
日本スポーツ振興センターは、国立競技場等を母体とした特殊法人に始まり、2001年に国立スポーツ科学センター、2008年にナショナルトレーニングセンターを開所し、スポーツ医・科学研究及びトレーニング拠点として日本のスポーツの発展に地道に取り組みを重ねてきました。今後もスポーツが社会にとって大きな役割を果たすことができるよう取り組んでいく所存です。
そのような中でこの度、感染症対策をはじめ、先進的なスポーツ医・科学研究活動や、「スポートロジーセンター」におけるスポーツを通じた健康増進に寄与するための研究活動など、医学・医療とスポーツを融合させた研究活動を積極的に推進している順天堂大学と連携協定を締結できたことは、大変意義深いと考えております。
本協定の締結を契機として、互いに持つ資源や強みを生かし合うことで、東京2020大会の成功やその先の社会を見据えながら、スポーツ医・科学研究等の発展、ひいては日本のスポーツのさらなる振興に貢献できるよう、より良いサービスを国民の皆様にお届けすることや、アジアを中心とした海外ネットワークの展開につなげてまいります。
●順天堂大学 学長 新井 一 コメント
今回の協定締結は、競技レベルの高い学生アスリートが多数在籍するスポーツ健康科学部をはじめ医学部を擁する本学が、日本におけるスポーツ医・科学研究を牽引してきたことを高く評価いただいた結果であると、大変光栄に思っています。
近年、アスリートの競技力向上は社会のニーズとなっており、その競技パフォーマンスを支えるためのスポーツ科学研究が盛んに行われています。本学においても、スポーツ健康医科学研究所、スポートロジーセンター、女性スポーツ研究センター、ジェロントロジー研究センターを中心に、これまでスポーツ医・科学に関する様々な研究が進められてきました。今後は、これらの研究センターによる連携を更に強化し、スポーツ医・科学を牽引する大学としての総合力を高めることで、科学的根拠に基づいた傷害予防法やトレーニング法など、アスリートの競技力向上に役立つ研究成果を、今まで以上に発信していく所存です。
今回の協定締結で、それぞれの強みを活かした連携を強化していくことにより、今後、スポーツ分野における先導的な役割を両者で果たしていくことを目指してまいります。
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