森村泰昌さん+ほぼ日による展覧会の後始末計画からうまれたものは‥‥? アート・シマツの展覧会を渋谷パルコで開催します。

ほぼ日

アートの後始末が、できないか? そんな発想からスタートした試み、「アート・シマツ」プロジェクトの展覧会を渋谷PARCO8Fの「ほぼ日曜日」で開催します。発案者は、美術家の森村泰昌さん。ご自身の展覧会が終わったあとに廃棄されるチラシや展示台をみては、「もったいないなあ。」「おもしろく後始末ができないか。」と感じていたことがきっかけで「アート・シマツ」は、はじまりました。
本展覧会では、森村さんの大規模な個展で使われた「膨大な量のカーテン」を使って、バッグ、帽子、本、漫画‥‥などさまざまな作家さんのアイデアによって、「アート・シマツ」された作品の展示・販売会を行います。はじまったばかりの本プロジェクトの目撃者と参加者になっていただけたら、うれしいです。
>「アート・シマツの極意」展について https://www.1101.com/hobonichiyobi/exhibition/5665.html
>「アート・シマツ」プロジェクトについて https://www.1101.com/n/s/art-shimatsu_morimura/index.html

「アート・シマツの極意」展
会期:2023年3月17日(金)~4月16日(日) (3月31日は休館)
時間:11:00~20:00 入場:無料
場所:渋谷PARCO8階「ほぼ日曜日」渋谷区宇田川町15-1
  • 「アート・シマツ」のアイデアが300件以上、届きました。

©Nicholas/ MacKayMacKay Productions「ビニール傘小町」©Nicholas/ MacKayMacKay Productions「ビニール傘小町」

2022年春に京都市京セラ美術館で開催していた森村さんの個展「森村泰昌:ワタシの迷宮劇場」では高さ5メートルもの特注のカーテンで、会場が迷宮のように仕切られていました。このカーテンの総量は、面積にして「約2500平方メートル」という膨大な量でした。
2022年10月のプロジェクトのスタートとともに行ったアンケートには「自分だったら、こんなふうに使いたい」というご希望やアイディアが300件以上届きました。そして、カーテンの一部を、早くも「アート・シマツ」してくださったのが熊川哲也さん率いるK-BALLETと、Bunkamuraによる新プロジェクト「K-BALLET Opto」の公演でした。2023年1月に行われた舞台装飾で使用していただいたです。(写真の左手、宙に浮かぶダンサーの方がまとっているのが、カーテンの一部です)
会場では「アート・シマツ」を実現していただくためのカーテン生地の販売も行います。お譲りしたあとの用途は、基本的には自由です。受け取った方の発想次第でカーテンがいろんなかたちに変化して、日本各地に残されていくことがこのプロジェクトのよころびと、おもしろさだと思っています。
  • カーテンを使って「アート・シマツ」した作品を展示・販売します。

ひびのこづえさんに作っていただいた、 バッグとうさぎのブローチ(試作品)ひびのこづえさんに作っていただいた、 バッグとうさぎのブローチ(試作品)

森村さんのカーテンを「アート・シマツ」していただきたい作家さんなどにお声がけをしたところ、全9組の方が、ご協力くださいました。どのようにカーテンが生まれ変わるのか。会場で、ぜひご覧ください。
会場にある作品の一部は、会場で展示・販売いたします。(詳細は決まり次第、イベントページにてご案内します)
〈参加アーティスト〉[敬称略、五十音順]
加賀美健(現代美術家)/スソアキコ(帽子デザイナー、イラストレーター)/sunui(デザインユニット)/中川いさみ(漫画家)/ひびのこづえ(コスチューム・アーティスト)/福田利之(イラストレーター)/北欧家具talo(ビンテージの北欧家具屋)/洋服の並木(洋服店)/和田ラヂヲ(ギャグ漫画家)
  • 実際にカーテンが使われていた展覧会を、ミニバージョンで再現します。

撮影:三吉史高撮影:三吉史高

京都市京セラ美術館で開催された展覧会、「森村泰昌:ワタシの迷宮劇場」を本展の会場では、ちいさく再現してお届けします。会場には、森村さんが今回用にセレクトしてくださったポートレイト作品の一部が並びます。森村さんの貴重な作品を鑑賞いただくのと同時に、元々カーテンが使われていた会場の雰囲気を、すこしでも味わっていただけたら、うれしいです。
  • 「アート・シマツ」にご参加ください。

カーテンの生地を、数量限定で販売します。ご来場いただいたみなさんにも「アート・シマツ」に参加いただけるようにカーテンの生地を、いくらか確保しました。ブルーグレーのような色味のカーテンは特注品で、品質の高い遮光性生地で仕立てられています。ご用意している分がすべてなくなったあとに、同じカーテンを、再び作る予定はありません。貴重な機会をお見逃しなく。
この、かわいい色のカーテンの生地を活用したオリジナルグッズなども製作中です。会場及び、会場にお越しになれない方にむけて、WEBサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」(展覧会の開幕以降)で販売を予定しています。

この展覧会の開催をきっかけに、「アート・シマツ」という企みが日本各地に広がれば、と思ってます。ぜひ会場で、WEBでご参加ください。

森村泰昌(もりむら・やすまさ)さんプロフィール
美術家。1951年、大阪市生まれ。京都市立芸術大学、専攻科終了。1985年にゴッホの自画像に扮したセルフポートレイト写真を発表。以後、一貫して「自画像的作品」をテーマに、美術史上の名画や往年の映画女優、20世紀の偉人等に扮した写真や映像作品を制作。国内外で多数の個展を開催。著作・評論も多数。2011年、紫綬褒章受賞。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

株式会社ほぼ日

55フォロワー

RSS
URL
https://www.hobonichi.co.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都千代田区神田錦町3-18 ほぼ日神田ビル
電話番号
03-5422-3801
代表者名
糸井重里
上場
東証スタンダード
資本金
-
設立
1979年12月