湿度が低下する季節や湿度が急変する環境下でもうるおいが長時間持続する製剤化技術を開発 ~角層内の結合水を特徴的に増加させる組み合わせを発見~
株式会社コーセー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小林 一俊)は、湿度が極端に低下する冬や湿度変化の大きい環境といった、肌が乾燥しやすい状況下においても、うるおいを長時間持続できる製剤化技術を開発しました。これにより、季節による湿度の違いや、エアコン稼働時の室内の低湿度環境、室内外の出入りの際に起こり得る急激な湿度変化など、周囲の環境に左右されることなく、肌のうるおいを持続的にたもつスキンケア製品の開発が可能となります。なお、本研究成果は日本化粧品技術者会(SCCJ) 第86回研究討論会(2021年7月15日、オンライン開催)にて発表し、特許出願済みです。
そこで、この低湿度環境や湿度が変化する環境でも肌が十分に水分を保持できれば、この乾燥悩みの解消に繋がると考え、今回、皮膚角層内に存在する「結合水(※1)」に着目し、この乾燥状態でも揮発しにくい肌内部の水を増やすことができる保湿剤の組み合わせの探索を試みました。
(※1)皮膚の角層内に存在するケラチンなどのタンパク質に強く結合した状態の水で、乾燥状態でも揮発しにくい性質があります(図2)。
これより、ポリグリセリン-3とグリセリンを特定の比率で適用する事で、角層内の結合水を増加させ、外部の湿度変化による乾燥を抑制できることが分かりました。
- 研究の背景
そこで、この低湿度環境や湿度が変化する環境でも肌が十分に水分を保持できれば、この乾燥悩みの解消に繋がると考え、今回、皮膚角層内に存在する「結合水(※1)」に着目し、この乾燥状態でも揮発しにくい肌内部の水を増やすことができる保湿剤の組み合わせの探索を試みました。
(※1)皮膚の角層内に存在するケラチンなどのタンパク質に強く結合した状態の水で、乾燥状態でも揮発しにくい性質があります(図2)。
- 角層内の結合水を増加させる組み合わせの特定
- 低湿度環境下ならびに湿度変化環境下におけるうるおいの持続評価
これより、ポリグリセリン-3とグリセリンを特定の比率で適用する事で、角層内の結合水を増加させ、外部の湿度変化による乾燥を抑制できることが分かりました。
- 今後の展望
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