【旧正月のインバウンド旅行トレンド調査】台湾人旅行者の関心が変化!訪日メディアMATCHAが読み解く最新トレンドとは?

定番の買い物やグルメに対するニーズは引き続き根強い一方で、リピーター旅行者の間では、移動手段の質向上を求める声が増え、訪問先がよりディープな場所へと変化

株式会社MATCHA

訪日メディア「MATCHA」は、日本最大級の訪日メディアとして、月間最大600万PVを誇り、特に台湾からの読者に支持されています。株式会社MATCHA(本社:東京都中央区、代表取締役:青木優)は、2025年旧正月に向け、台湾人旅行者の行動や人気トレンドを分析しました。観光地選びの多様化や、リピーター旅行者の興味関心の変化が見られます。本リリースでは、台湾で人気を集める日本旅行のポイントをご紹介します。

2024年10月から11月にかけて、MATCHA繁体字版のPVデータを詳細に分析した結果、日本旅行において以下のような特徴的な傾向が見られました。

<実施概要>

分析期間:2023年10月~11月と2024年10月~11月(旧正月の約3か月前)

分析対象:繁体字PVデータ(地域、記事カテゴリ、個別記事)

分析内容:PV増分・成長率が高い項目を特定

地域別、カテゴリ別、記事別に成長傾向を分析

自然に成長している項目の抽出

※広告やタイアップ記事などではなく、PVが伸びている地域や記事カテゴリを確認。

調査サマリー

・人気エリアの共通点は、台湾からの直行便があること

・TSMCの影響もあって熊本県が注目度急浮上

・オーバーツーリズム回避で京都近辺への関心が高まっている

・日本と並ぶほど野球が人気。スポーツ観戦目的の観光者が急増

・有名レストランよりも、ローカルな市場に魅力を感じている人が多い

・家族旅行の需要が増えて大人数の移動に適したタクシーが人気

旧正月に向けた関心傾向

定番の買い物やグルメに対するニーズは引き続き根強い一方で、リピーター旅行者の間では、移動手段の質向上を求める声が増え、訪問先がよりディープな場所へと広がり、旅行の目的が多様化する傾向が見られます。

人気上昇のエリアの共通点は、「直行便」

MATCHAの閲覧データから、PV増加率およびPV成長率が高い観光地の共通点として、台湾から直行便があることが挙げられます。その中でも熊本は、前年同月比でPV数が40%増加しており、関心が高まっています。

熊本の人気が高まった背景には、台湾の大手半導体企業TSMCが熊本に拠点を設置し、2023年夏以降、台湾から駐在員とその家族が移住してきたことが関係しています。これにより、メディアを通じて熊本の観光地が広く紹介され、くまモンや熊本城といった定番スポットに加え、地域の観光認知度が急上昇しました。


オーバーツーリズム回避への関心:新たな観光地が脚光を浴びる

台湾人旅行者の間では、京都市内などの混雑した観光地を避け、周辺の静かなエリアに注目が集まっています。天橋立、伊根、奈良、滋賀、金沢といった、京都の雰囲気を感じられるものの比較的訪問者が少ないスポットが人気です。この傾向は、リピーターによる「質の高い体験」への関心の高まりを反映しています。

MATCHAのデータでは、京都市内の記事のPV成長率が微増(+5%)にとどまる一方で、周辺エリアの記事は平均で25%以上の増加が見られました。これは、リピーターが新たな観光地を求めている動きの表れと言えるでしょう。

PVが増加している記事:

【最新】京都「伊根舟屋」完全導覽!交通方式、伊根住宿、景點、美食一次介紹
(【最新】京都「伊根の舟屋」完全ガイド!交通アクセス、伊根の宿泊、観光スポット、グルメを一挙紹介)
https://matcha-jp.com/tw/4580
【日本三景】來去海之京都「天橋立」交通景點全攻略!
(【日本三景】海の京都「天橋立」交通アクセス&観光スポット完全ガイド!)

https://matcha-jp.com/tw/1273

在「金澤」體驗北陸最優雅的歷史都市!交通方式、兼六園、推薦市區景點
(「金沢」北陸で最も優雅な歴史都市を体験!交通アクセス、兼六園、おすすめの市内観光スポット)

https://matcha-jp.com/tw/2621


地元に密着した食の体験(朝市や地元市場など)が人気の傾向

MATCHAの記事でも多く取り上げられているように、台湾人旅行者の間で特に人気が高いのは、地元の市場や朝市を訪れる体験です。有名レストランよりも、地元の人々が足を運ぶ場所での食事を楽しみ、現地の文化に触れたいという願望が見られます。

特に海鮮を求める旅行者が多く、鮮度の高い料理を楽しむことができる地元市場の記事PVは前年同期比で約20%増加しました。スイーツカテゴリでも同様に人気が上昇し、+11.77%の増加が確認されています。旅行者は食事を通じて地域とのつながりを強く求めているようです。


PVが増加している記事:

【仙台】跟著仙台人逛市場, 「仙台朝市」5樣人氣美食大口吃
(【仙台】地元の人と市場巡り!「仙台朝市」で人気の美味しいグルメ5選を堪能)
https://matcha-jp.com/tw/9563

【最新】大阪「黑門市場」交通、必吃美食購物資訊攻略!

(【最新】大阪「黒門市場」交通アクセス・絶品グルメ・ショッピング情報完全ガイド!)

https://matcha-jp.com/tw/8236

【最新】黑門市場去膩的就來這裡!大阪市中心生鮮挖寶好去處「木津市場」
(【最新】黒門市場に飽きたらここ!大阪市中心で新鮮食材を掘り出せる「木津市場」)

https://matcha-jp.com/tw/8642



家族での旅行が増加するにあたり、タクシーの需要増加

円安の影響もあり、家族連れの旅行者が増加しています。その中で、タクシーやチャーター貸切タクシーの需要が高まっています。台湾はバイクや車が主流の社会であり、公共交通機関に不慣れな旅行者にとって、これらの移動手段が安心感を提供しています。また、台湾人に馴染みのあるUberの利用も増加しており、日本国内での移動がより便利になっています。実際、タクシーに関連する記事のPVは前年比で+24.05%の増加を記録しました。レンタカー需要も顕著で、カテゴリ全体で+123.13%の大幅な伸びが見られています。



旅行の目的が多様化し、スポーツ観戦にも熱視線

photo bu Pixta

旅行の目的も多様化しており、特にスポーツ観戦の人気が急上昇しています。中でも野球は根強い人気を誇り、次いでアニメの聖地巡礼やオリンピックの影響を受けたバレーボール観戦も注目されています。先月東京ドームで開催された国際野球大会「プレミア12」では、チケットが即完売するほどの盛況ぶりでした。

また、「エンターテインメント」カテゴリ全体では+13.06%の成長が見られる一方で、「スポーツ」カテゴリは+25%の増加と特に高い伸びを示しました

2024年日本職棒完全指南:東京與大阪的比賽賽程、購票方式等

(2024年日本プロ野球完全ガイド:東京と大阪の試合日程、チケット購入方法など)

https://matcha-jp.com/tw/15631

日本排球 / 2024-25賽季10月開賽,整體賽程是怎樣的?

(日本バレーボール / 2024-25シーズンは10月開幕、全体のスケジュールは?)

https://matcha-jp.com/tw/16470

MATCHA台湾版の統括 ミホ・ワンからのメッセージ

台湾人旅行者の間では、買い物やグルメといった定番のニーズに加え、リピーター層を中心に移動手段の質向上、訪問先の多様化、そして旅行目的の幅広さが顕著になっています。MATCHAでは、こうした動向を踏まえ、台湾の旅行者により一層ご満足いただけるよう、質の高い情報発信を心がけてまいります。

また、読者の関心やニーズを丁寧に分析し、旧正月に向けてさらに充実したコンテンツをお届けしていきます。これからも、台湾と日本を結ぶ架け橋として、その役割を果たしていけるよう努めてまいります。

◾️ミホ・ワン プロフィール

台湾出身、映画学科卒業、日本留学中にブログで情報発信をスタート。SNSアカウントの合計フォロワー数は14万を超え、多くの支持を得ている。

300店舗、施設以上の取材経験から最新情報・スポットに精通。

台湾、香港で日本に関する本を6冊出版。現在は、コンテンツグループ及びMATCHA台湾版の統括を担う。

◾️株式会社MATCHAとは

「MATCHA」は、訪日・在日外国人向けに10言語展開、累計20,000記事以上の日本の情報が集まるメディアです。世界227の国と地域から、月間663万PV・333万UUのアクセスがあり、Facebookは全世界に104万人のフォロワーがいます。一方的な情報発信ではなく、ユーザーが本当に必要としている情報を盛り込み、長く読まれる、価値あるコンテンツを制作していることが特徴です。

日本最大級のメディア運営の知見を活かし、MATCHAメディアでのプロモーション実施、誰もが使える多言語情報発信ツール「MATCHA Contents Manager(MCM)」、リサーチから訪日向けの施略策定まで担うインバウンドマーケティング支援の3つの事業も展開。これまで累計360を越すクライアントのインバウンド課題をサポートしています。また、2020年から3年にわたり、日本全国のインバウンド事業者が一堂に会する「インバウンドサミット」の事務局として企画運営をしています。2024年は、約4,000名の申し込みがありました。

〈企業概要〉

会社名:株式会社MATCHA

代表取締役:青木 優

本社所在地:〒103-0004 東京都中央区東日本橋2丁目24−9 LIT HIGASHI-NIHOMBASHI 1F

設立年月日:2013年12月3日

MATCHA:https://matcha-jp.com

HP:https://company.matcha-jp.com/

MATCHA(日本語):https://matcha-jp.com/jp

MATCHA(英語):https://matcha-jp.com/en

MATCHA(繁体字):https://matcha-jp.com/tw





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会社概要

株式会社MATCHA

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URL
https://matcha-jp.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区東日本橋2丁目24-9 LIT HIGASHI-NIHOMBASHI 1F
電話番号
03-6822-2023
代表者名
青木優
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2013年12月