鼠ヶ関灯台100周年記念祭 ~ こぎだそう、次の100年へ。 ~ を開催しました!

2025年9月20日、21日、22日 【場所】鼠ヶ関灯台 など

鼠ヶ関灯台利活用推進委員会は、2025年9月20日(土)、21日(日)、22日(月)に「鼠ヶ関灯台100周年記念祭」を開催いたしました。山形県鶴岡市に位置する鼠ヶ関灯台は、人々の暮らしと海の安全を見守り続けています。そんな鼠ヶ関灯台が、今年、点灯100周年という大きな節目を迎え、この記念すべき年をみなさまでお祝いするべく実施いたしました。このイベントは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域と地域、異分野と異業種、⽇本と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造していく「海と灯台プロジェクト」の助成を受けて実施したものです。

イベント概要

<イベント名>

鼠ヶ関灯台100周年記念祭

<開催概要>

大小の島に囲まれた地形から波が非常に穏やかであったため、江戸時代より船が荒天時に避難する「避難港」として利用されてきた鼠ヶ関港。そこに位置する鼠ヶ関灯台は、荒波に揉まれる船を港へ導き、旅支度を終えた船がまた航海へ戻っていく様を見届けてきました。

避難港としての灯台の歴史から、今回、「こころの"再出発"を見送る灯台」として100周年企画を実施。鼠ヶ関地域の穏やかな海や美しい自然といった観光資源を活かしながら、訪れた人々に日常から離れて自分を見つめ直す時間を提供するリトリートプログラムなどを実施しました。

<日程>

2025年9月20日(土)、21日(日)、22日(月)

<開催場所>

鼠ヶ関灯台、マリンパークねずがせき、鼠ヶ関水産加工組合/弁天茶屋

      〒999-7126  山形県鶴岡市鼠ヶ関

<参加人数>

約250名(3日間)

鶴岡市在住の方、新潟県に在住の方など

<協力団体>

鼠ヶ関自治会、みなとミライねずがせき企業組合、特定非営利活動法人自然体験温海コーディネット、海上保安庁、テレビユー山形、弁天茶屋

オープニングセレモニー

地域の方と鼠ヶ関灯台の100周年を祝うべく、地元の将来を担うであろう子どもたちと成長を見守る地域の人々が集まる中、辨天太鼓子供会の勇壮な演奏が100周年記念祭のオープニングを飾りました。

鼠ヶ関灯台前での演奏を予定していましたが、雨天のため室内で実施。地域の方々に見守られながら生憎の天候を吹き飛ばすような子供たちの演奏は圧巻でした。

灯台と過ごすリトリート体験

灯台をのぞむ景色と穏やかな波音に包まれる灯台サウナ。そして、穏やかな波にゆられながら灯台の100年の歴史に思いを馳せる、新たな瞑想を体験するオーシャンメディテーションカヤックを実施しました。灯台近辺の波の揺れと呼吸を活用し、今までにないプログラムを開発するため、ヨガインストラクター・木村匠さんに監修をいただきました。

初日は雨天のため実施ができなかったものの、多くの方に灯台を眺めながらのリトリートを体験いただきました。

避難港としても栄えた鼠ヶ関港のルーツのもと、人々が悩んだ時・立ち止まった時に「帰ってきたくなる場所」、「寄り添う灯台」にこの鼠ヶ関灯台がなれるよう、人々の意識を育む第一歩となりました。

灯台の瞳パノラマウォーク

海上保安庁の協力のもと、100周年を記念して鼠ヶ関灯台を特別開放しました。海と人々を100年間見守り続けてきた鼠ヶ関灯台の頂上から、雄大な景色を眺めていただきました。リトリート体験と同様に初日は悪天候のため中止を余儀なくされましたが、2日間で150名の方に登頂いただきました。

頂上では海上保安庁の方かた鼠ヶ関灯台についてのレクチャーをはじめ、普段は夜にしか灯らないライトを点灯させる体験など、隅々まで鼠ヶ関灯台を味わっていただきました。

100年もの間鼠ヶ関という地を見守ってきた灯台は、地元の方にとっても当たり前の存在で特別意識をしたこともないという方も多くいらっしゃいました。そのような中、実際に初めて灯台に登り、頂上からの景色や海風を感じる体験は、非常に貴重な体験だった、との声もいただきました。

歩みを振り返る、鼠ヶ関灯台展

鼠ヶ関公民館、鼠ヶ関灯台の麓に位置するお食事処・弁天茶屋で鼠ヶ関灯台展を開催しました。

当展示では、地域の人々が撮影した鼠ヶ関灯台の思い出の写真、また鼠ヶ関灯台が描かれた絵画や切り絵などを展示し、日頃生活に溶け込んでいる鼠ヶ関灯台を様々な角度から見つめ直す機会をもっていただきたく実施しました。来場いただいた80代の方からは、「そうそう、昔は灯台の周りは整備されていなくて石を渡って遊んでいたんだ。懐かしいなあ。」といったこれまでの歴史を懐かしむお声も伺いました。

<鼠ヶ関灯台とは>

2つの鳥居を越えた先の弁天島という小さな離島の上に建つコンクリート造の灯台です。1つ目の鳥居は厳島神社、灯台の足元の赤い鳥居は金毘羅神社、と2つの神社が設置され、鼠ヶ関の漁⺠の安全を見守っています。弁天島には源義経が頼朝の追討を逃れ、平泉へと渡る途中で上陸したという伝説が伝わっています。

<団体概要>

団体名称:鼠ヶ関灯台利活用推進委員会

団体概要:当会は、鼠ヶ関灯台の価値や魅力を掘り起こし、「こころの“再出発”を見送る灯台」としてリブランディングすることで、灯台への人流をつくることを目的に、2025年度に活動を開始。

今回のイベントは調査検証事業の一環で実施し、当日の実施結果や参加者の声を踏まえて、次年度以降の事業計画策定に役立てます。 

海と灯台プロジェクト 新たな灯台利活用モデル事業

日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域と地域、異分野と異業種、⽇本と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造していく「海と灯台プロジェクト」。その取り組みのひとつである「新たな灯台利活用モデル事業」は、持続可能な灯台利活用事業の開発を実施する団体に対して資金面および企画運営の助言等のサポートを行う事業です。灯台を訪れる人を増やし、海や周辺地域への興味関心を高めることを目的とした単体または複数の灯台を活用する事業企画を対象とします。

海と日本プロジェクト公式サイト https://uminohi.jp/

海と灯台プロジェクト公式サイト https://toudai.uminohi.jp/

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会社概要

URL
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業種
サービス業
本社所在地
東京都港区赤坂
電話番号
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代表者名
波房克典
上場
未上場
資本金
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設立
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