VisaとKOTRA、世界初となるカードによる貿易決済のプラットフォームを韓国で導入
*本リリースは2024年9月11日にシンガポールにて発表されたリリースの抄訳です。
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従来の送金方法より企業のセキュリティとキャッシュフロー管理が向上
日本、台湾、シンガポール、米国、メキシコの5市場を皮切りに提供開始
シンガポール - デジタル決済の世界的企業であるVisaは、KOTRA(大韓貿易投資振興公社)と提携し、カードによる貿易決済の初の世界的なプラットフォームとなるGlobal Trade Payment Platform(GTPP)を導入します。GTPPは10月末に提供開始予定です。
まずは、2024年の韓国の上位10位の貿易相手国のうち、日本、台湾、シンガポール、米国、メキシコからの支払いに対応します。このサービスは、今後3年間でKOTRA加盟企業の輸出量上位20カ国まで拡大する予定です。※
GTPPは、韓国の中小企業や海外の購入企業が会員として登録し、支払いの授受ができるデジタル基盤です。この基盤は、韓国の国内企業、特に中小企業が輸出品の代金回収の処理において直面する決済上の課題に対応するものです。海外の購買企業は、この基盤により、カード番号を入力するだけで貿易決済を簡単かつ便利に行うことができます。また、モバイル上でも使用できるため、さらに利便性が向上します。
アジア太平洋のVisaコマーシャル・資金移動ソリューション責任者のチャビ・ジャファ(Chavi Jafa)は次のように述べています。「当社の国際ネットワークを通してシームレスで便利で安全なビジネス取引を実現することに取り組んでいます。韓国のB2B決済市場の力強い成長が見込まれる中、この基盤の導入は特に意味のあるものです。中小企業は経済の屋台骨であり、当社はKOTRAとの提携およびGTPPによる決済体験を通して、この地域の中小企業の成長を後押ししたいと考えています。」
GTPPにより、支払いを回収するまでの時間が短縮され、韓国の輸出業者のキャッシュフローが改善すると期待されます。GTPPにおける決済コストは標準的なカード決済手数料より低く、韓国の輸出業者と国外の輸入業者の間で負担するよう設計されており、双方の経済的な負担を軽減します。さらに、この基盤にはカード発行プロセスの様々な検証の段階が組み込まれており、従来の手法と比較してより高い詐欺防止対策となります。
韓国貿易保険公社(K-SURE)の2023年の輸出取引の決済の傾向に関する報告書「2023 Export Payment Settlement Trends Report」によると、韓国内の中小企業の輸出品の代金回収期間は平均で68日で、遅延率は30.2%です。
※ 韓国関税庁 貿易統計。2024年9月2日に取得したデータ。https://tradedata.go.kr/cts/index_eng.do
【Visaについて】
Visaは電子決済の世界的リーダーとして、世界200以上の国と地域における決済取引によって消費者、加盟店、金融機関や政府機関をつないでいます。Visaのミッションは、最も革新的かつ利便性や信頼性が高く安全な決済ネットワークで世界を結び、個人や企業、そして経済の繁栄に貢献することです。私たちは、世界中のすべての人にとっての包括的な経済こそが、世界中の人々の生活を向上させ、経済へのアクセスが決済の未来へつながると信じています。詳しくは、Visa.com(英語サイト)またはwww.visa.co.jp(日本語サイト)をご覧ください。
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