健康状態の記憶媒体である毛髪による未来型の健康診断法を追求「毛髪診断コンソーシアム」に幹事法人として参画
創業50周年に向けてビューティー&ヘルスケア事業へと事業領域を拡大し、ウェルネス産業を目指す
総合毛髪関連企業・株式会社アデランス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 津村 佳宏)は、国立研究開発法人理化学研究所多細胞システム形成研究センター 器官誘導研究チーム チームリーダー 辻 孝(=つじ たかし)(本部:埼玉県和光市、以下、理研)の構想提案に共鳴した企業群により、2017年4月1日に設立・開始したプロジェクト「毛髪診断コンソーシアム」に幹事法人として参画します。
「毛髪診断コンソーシアム」は、毛髪に蓄積される健康指標や疾患指標による新たな非侵襲型診断システム※の確立に向け、科学的なエビデンスに基づくビッグデータの構築を目指す共同研究プロジェクトです。まずは、2年間で1万人の毛髪情報を収集し、データベース化することで、毛髪診断方法の確立を試みます。発起人である理研の辻チームリーダーの助言のもと、株式会社オーガンテクノロジーズ、ヤフー株式会社とともに、当社は幹事法人としてコンソーシアムの統括、維持管理を担当します。(現在本コンソーシアムは、理研の他17社が加盟)
当社は、トータルヘアソリューション企業のリーディングカンパニーとして、創業以来、様々な髪の悩みに向き合ってきました。来年迎える創業50周年に合わせ、その事業領域をビューティー事業およびヘルスケア事業へ拡大しています。今回の「毛髪診断コンソーシアム」参画は、こうした新たな取り組みの一環となるもので、毛髪を活用した簡単で速い身体検診システムや毛髪検診の実現を目指します。
また当社は、コンソーシアムで得られるビッグデータを解析することで、髪や肌への悩みを解決するための研究も進めます。早期に薄毛、白髪、細毛、縮毛など髪の悩みを生み出す原因究明を進め、新たな商品やサービス開発に活かしていく予定です。
※非侵襲型診断システム:尿検査や唾液の採取など、物理的な苦痛・不快感を与えない行為
これまでの健康診断は、血液などの生体組織の採取による侵襲的な診断や、尿や唾液を用いた非侵襲的な検査、バイタルデータなどが保健医療で進められてきました。しかしながらこれらの診断は、食事や運動などによる日内変動が大きく、正確な早期診断にはより安定的な診断が求められています。さらに健康診断は疾患の診断にも活用されているものの、日常的な健康維持のための科学的なエビデンスに基づく、非侵襲、かつ安定したヘルスケアの健康指標の確立が長らく期待されてきました。
本コンソーシアムでは、毛髪を対象として、毛髪の形態変化の測定によるヘアケアや、毛髪組成の解析による健康指標、さらには疾患を早期に検出するようなマーカー物質を特定するため、個人の健康や習慣などの情報と毛髪の解析データをもとにビッグデータを構築します。さらに毛髪の根元からの位置を任意に選択することにより、健康指標の変動や疾患の発症前後のデータを的確に取得すると共に、その改善に向けた取り組みにより、個々人の状態変化の検証を可能とします。これにより毛髪を用いた健康指標の活用により、科学的エビデンスに基づく健康の維持や未病につながるOne-to-One Solutionを提供することを目指しています。
■毛髪による健康指標の確立の可能性
毛髪は、毛包器官の上皮細胞(毛母細胞)が細胞分裂して生み出され、内部にケラチンが蓄積した細胞の集合体であり、血液や体液から細胞が選択的に吸収した物質が蓄積した構造体です。そのため、体液のように食事などによる物質の一過的な変動が安定化されており、1か月に約1㎝伸長することから、根元はいま、12㎝先は1年前の細胞であることから、疾患や健康状態に関連するさまざまな因子の過去ログが記録された媒体と言えます。
毛髪は、非侵襲的に採取できる数少ない生体組織です。これまで法医学の分野において、重金属や薬物の代謝物が毛髪から高感度に検出する方法が確立され、それらの成分が長期にわたり毛髪中に保存されることから、その摂取時期の特定にも利用され、その有用性は実証されています。しかしながらこれらの利用は、法医学や学術研究など一部の分野に限られており、広く健康指標としての活用や、疾患の発症前の予兆をとらえるには至っていません。
■アデランスの毛髪研究について
当社は、CSR(企業の社会的責任)を経営の重点テーマに位置付けており、世界各国で毛髪に悩む人々へ笑顔を届ける為、様々な活動を推進しております。自社研究開発はもとより、大学など産学連携やパートナー企業との共同研究開発を積極的に推進し、画期的な人工毛髪や医療用ウィッグの研究、育毛・ヘアスカルプケア関連研究、抗がん剤脱毛抑制研究など、毛髪関連の研究に積極的に取り組んでおります。
<産学連携による毛髪関連研究の取り組み>
当社は、トータルヘアソリューション企業のリーディングカンパニーとして、創業以来、様々な髪の悩みに向き合ってきました。来年迎える創業50周年に合わせ、その事業領域をビューティー事業およびヘルスケア事業へ拡大しています。今回の「毛髪診断コンソーシアム」参画は、こうした新たな取り組みの一環となるもので、毛髪を活用した簡単で速い身体検診システムや毛髪検診の実現を目指します。
また当社は、コンソーシアムで得られるビッグデータを解析することで、髪や肌への悩みを解決するための研究も進めます。早期に薄毛、白髪、細毛、縮毛など髪の悩みを生み出す原因究明を進め、新たな商品やサービス開発に活かしていく予定です。
※非侵襲型診断システム:尿検査や唾液の採取など、物理的な苦痛・不快感を与えない行為
■毛髪診断コンソーシアムの目的と背景
これまでの健康診断は、血液などの生体組織の採取による侵襲的な診断や、尿や唾液を用いた非侵襲的な検査、バイタルデータなどが保健医療で進められてきました。しかしながらこれらの診断は、食事や運動などによる日内変動が大きく、正確な早期診断にはより安定的な診断が求められています。さらに健康診断は疾患の診断にも活用されているものの、日常的な健康維持のための科学的なエビデンスに基づく、非侵襲、かつ安定したヘルスケアの健康指標の確立が長らく期待されてきました。
本コンソーシアムでは、毛髪を対象として、毛髪の形態変化の測定によるヘアケアや、毛髪組成の解析による健康指標、さらには疾患を早期に検出するようなマーカー物質を特定するため、個人の健康や習慣などの情報と毛髪の解析データをもとにビッグデータを構築します。さらに毛髪の根元からの位置を任意に選択することにより、健康指標の変動や疾患の発症前後のデータを的確に取得すると共に、その改善に向けた取り組みにより、個々人の状態変化の検証を可能とします。これにより毛髪を用いた健康指標の活用により、科学的エビデンスに基づく健康の維持や未病につながるOne-to-One Solutionを提供することを目指しています。
■毛髪による健康指標の確立の可能性
毛髪は、毛包器官の上皮細胞(毛母細胞)が細胞分裂して生み出され、内部にケラチンが蓄積した細胞の集合体であり、血液や体液から細胞が選択的に吸収した物質が蓄積した構造体です。そのため、体液のように食事などによる物質の一過的な変動が安定化されており、1か月に約1㎝伸長することから、根元はいま、12㎝先は1年前の細胞であることから、疾患や健康状態に関連するさまざまな因子の過去ログが記録された媒体と言えます。
毛髪は、非侵襲的に採取できる数少ない生体組織です。これまで法医学の分野において、重金属や薬物の代謝物が毛髪から高感度に検出する方法が確立され、それらの成分が長期にわたり毛髪中に保存されることから、その摂取時期の特定にも利用され、その有用性は実証されています。しかしながらこれらの利用は、法医学や学術研究など一部の分野に限られており、広く健康指標としての活用や、疾患の発症前の予兆をとらえるには至っていません。
■アデランスの毛髪研究について
当社は、CSR(企業の社会的責任)を経営の重点テーマに位置付けており、世界各国で毛髪に悩む人々へ笑顔を届ける為、様々な活動を推進しております。自社研究開発はもとより、大学など産学連携やパートナー企業との共同研究開発を積極的に推進し、画期的な人工毛髪や医療用ウィッグの研究、育毛・ヘアスカルプケア関連研究、抗がん剤脱毛抑制研究など、毛髪関連の研究に積極的に取り組んでおります。
<産学連携による毛髪関連研究の取り組み>
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像