[イベントレポート] ヌーラボ代表取締役 橋本正徳の著書『会社は「仲良しクラブ」でいい』刊行記念イベントが開催されました #ヌーラボ仲良し本
「オシエルズ」の矢島ノブ雄さんがゲストMCのトークショー、「即興演劇(インプロビゼーション)」のワークショップも!
2022年1月10日(月・祝)15:00〜、福岡の「六本松 蔦屋書店」さんにて、ヌーラボ代表取締役 橋本正徳の著書『会社は「仲良しクラブ」でいい』刊行記念イベントが開催されました。イベントは、「1. ゲストをお迎えしたトークショー」に加え、書籍の中で橋本が伝えたかったことを “体感する” 「2. 即興演劇(インプロビゼーション)のワークショップ」、「3. 橋本のサイン会」の三部構成。本記事では、イベント当日の様子をレポートします!本記事では、イベント当日の様子をレポートします!
※六本松 蔦屋書店さんが開催した本トークショーは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐため、人数制限を設けた事前予約制で、マスク着用や検温、緊急連絡先の収集などが徹底されました。
・参考記事:学校から引っ張りだこ、芸人「オシエルズ」の正体 「笑いを取りたい」の前に大切なのが環境づくり(東洋経済オンライン)https://toyokeizai.net/articles/-/445965
「どういう経緯で書籍の出版に至ったんですか?」「なぜこのタイトルにしたんですか?」などの問いには、橋本の思いとともに、出版元であるディスカヴァー・トゥエンティワン様とのやりとりやアドバイスなどをご紹介。イベントでしか言えないような橋本の本音に、参加者のみなさんが声を上げて笑う場面もありました。
トークショーでは、参加者のみなさんからのご質問を受け付ける時間も多く取られました。「とはいえ、ぬるま湯ではいけないのでは?」「入社のタイミングで見極めるべきポイントは?」といった、ご自身の運営/所属する組織・チームをイメージしながらのご質問から、「恋人とも仲良しクラブであるべきか?」といったご質問まで、会場は大いに盛り上がりました。(最後の質問には「知らんがな」と答えていた橋本でした。)
橋本いわく、「メンバーの仲が良いことと、フリーライダーが増えてぬるま湯状態になることは別の問題」。メンバーの仲が良い=自律性の喪失ではなく、自律心を持ったメンバー(書籍では「一匹狼」と表現していますね)が仲良く協力しながら物事を前に進める状態を目指す、とのことでした。また、「自律心を持っていて、かつ他者と協力できるかどうか」を採用面接の場で知る方法の一例として、「過去の業務だけではなく趣味などに対し、成果だけでなくプロセスに興味を持ち、どのような思考で、どのような行動をとったかについて聞く」ことを紹介していました。(あくまで一例です。)
まずは、矢島さんがファシリテーターとなり、参加者のみなさんとその場で「ゴー・ストップ・メルト」というゲーム。そして、椅子を端に寄せ、隣の人とのみ会話をし、全参加者を誕生日順に整列しなおす「バースデーライン」というゲームも行いました。
参加者の方々の「熱量」が一気に高まったのは、「あいこでイエイ!」。二人組でテンポよくじゃんけんをし、あいこになった時だけ両手の親指を立ててイエイ!と言ってポーズ。ゲームが進行するうちに、相手と呼吸を合わせながらポーズを取っている自分に気付きます。
続いては、ファシリテーションを橋本に移し、「即興演劇(インプロビゼーション)」を通じてコミュニケーションについて考えてもらうワークショップ。「それが好きなところは」と「ワンワード」という2つのワークを行いました。
「それが好きなところは」は、まず全員で円になり、スタート地点となる人が新開発した「ある製品」の特徴を説明します。その右側に立つ人は、聞いたばかりの特徴を踏まえ、その製品の「好きなところ」を即興で説明します。その説明のあと、さらにその製品に別の特徴を加えて説明します。
例:
・Aさん「新しいソファーを作ります。そのソファーは薔薇の香りがします。」
・Bさん「それの好きなところはリラックスできるところです。そしてそのソファーはベッドにもなります。」
・Cさん「それの好きなところは雑誌を読んでいて、眠くなったらいつでも眠れるところです。そしてそのソファーは温度調節できます。」
・Dさん「それの好きなところは暑い日でも寒い日でも服の調整が不要なところです。そしてそのソファーはキャスター付きです。」
・………
「ワンワード」は、ファシリテーターが設定したテーマをもとに、一人一文節づつ言葉を紡いでテーマに沿った一つの物語、もしくは文章を作っていくワークです。今回は、4〜5名で1つのグループとし、ぐるぐる何周もしながら文節を繋いでいきました。難しくなったり、物語を楽しめなくなったらいつでも誰でも「もう一回」と宣言することができ、メンバーは拍手をするとともに、まっさらな状態からやり直します。
例:テーマ「おいしいラーメンの作りかた」
・Aさん「まず」
・Bさん「お湯を」
・Cさん「2リットル」
・Dさん「沸かして」
・………
ワーク後、参加者のみなさんの感想を伺うと、「それが好きなところは」と「ワンワード」、いずれも共通して「難しかった!」「とっさに言葉が出てこない」とのこと。
実は「それが好きなところは」は、書籍の中でご紹介している「イエスアンドゲーム」に近いワークで、「まずは相手の言ったことを受け入れて、自分のアイデアをさらに追加する」という流れを感じることができます。ワーク後、橋本が「キャッチボールに例えると、相手が受け取れるようなボールをちゃんと投げること」が重要だ、と参考までにお伝えしました。また、うまくアイデアが出ない人がいたら拍手し、その失敗を褒めることもポイントです。
「ワンワード」も同様に、次の人がアイデアを乗せやすい言葉を選ぶことが重要。また、「自分のアイデアに固執せずに、前の人の言葉に合わせる」ことで物語が進んでいく・面白くなっていくことを感じることができるワークです。
橋本からお伝えしたポイントを踏まえ、もう一度、1つのグループが代表して「ワンワード」を行ってみると、すんなりと物語が繋がっていきました。また、途中でアイデアが出なかった方が「ストップ!」と宣言した際には、その勇気に対して参加者のみなさんから拍手が起こり、心理的安全性の高い場になっていることを感じました。
ご参加いただいたみなさまの前向きに取り組む姿勢に改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。
また、ゲストの矢島さんと橋本による振り返りでは、次のような話をされていました。
・気持ちの良いコミュニケーションを阻害するものは「検閲感」。いいアイデアを出さなくてはいけない、いいことを言わなくてはいけない、と思うと、チームの心理的安全性は失われる。
・チームの空気をよくしたり、場を面白くしたりするのは「面白い誰か」の一言ではない。メンバー同士の空気や会話の「間」によりグルーヴ感が生まれ、空気が良くなったり場が面白くなったりする。
・また、コミュニケーションは、メンバーとの関係性や、メンバーが共有している「前提」によってその場その場で正解が変わるもの。今日のワークでは、初めて会った人同士でありながら、その調整をみなさんが上手にされていることを感じた。
・今日みなさんが体験したように「他の人が発言しやすいように会話をしよう」とする姿勢が「“このチームで一緒に仕事できてよかった”の第一歩」になる。
多くの方が喜んでくださり、橋本も私(広報担当)も大変嬉しく感じました。実はイベント企画時に六本松 蔦屋書店さんからサイン会の開催をご提案いただいた際、橋本は気恥ずかしさから実施を渋っておりましたが、開催してよかったな…と思いました。
イベントには参加できなかった方も、本イベントレポート記事をお読みいただき『チームの空気をよくしたり、場を面白くしたりするのは「面白い誰か」の一言ではない』『いいことを言おうとするのではなく、「他の人が発言しやすいように会話をしよう」という姿勢を持つ』といったことを、ご自身のチームコミュニケーションにお役立ていただければ大変嬉しく思います。
橋本正徳の著書『会社は「仲良しクラブ」でいい』は、こちらからご購入いただけます。
・Amazon購入ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4799328026/
また、本書は、丸善博多店様の「ビジネス書」ランキングで1位(2022年1月2日~2022年1月8日)となりました。
・https://twitter.com/nulabjp/status/1480787518161559552
お読みいただいた方は、#ヌーラボ仲良し本 のハッシュタグをつけて、ご感想、ご意見などをぜひお聞かせください。
・プロジェクト管理ツール「Backlog」:https://backlog.com
・オンライン作図ツール「Cacoo」:https://cacoo.com
・ビジネスチャットツール「Typetalk」:https://www.typetalk.com
・組織の情報セキュリティ・ガバナンスを高める「Nulab Pass」:https://nulab.com/ja/nulabpass
- 「チームコミュニケーション」のプロをゲストにお招き!
・参考記事:学校から引っ張りだこ、芸人「オシエルズ」の正体 「笑いを取りたい」の前に大切なのが環境づくり(東洋経済オンライン)https://toyokeizai.net/articles/-/445965
- 第一部:やじっす × はっしーの「チームコミュニケーション」に関するトークショー
「どういう経緯で書籍の出版に至ったんですか?」「なぜこのタイトルにしたんですか?」などの問いには、橋本の思いとともに、出版元であるディスカヴァー・トゥエンティワン様とのやりとりやアドバイスなどをご紹介。イベントでしか言えないような橋本の本音に、参加者のみなさんが声を上げて笑う場面もありました。
トークショーでは、参加者のみなさんからのご質問を受け付ける時間も多く取られました。「とはいえ、ぬるま湯ではいけないのでは?」「入社のタイミングで見極めるべきポイントは?」といった、ご自身の運営/所属する組織・チームをイメージしながらのご質問から、「恋人とも仲良しクラブであるべきか?」といったご質問まで、会場は大いに盛り上がりました。(最後の質問には「知らんがな」と答えていた橋本でした。)
橋本いわく、「メンバーの仲が良いことと、フリーライダーが増えてぬるま湯状態になることは別の問題」。メンバーの仲が良い=自律性の喪失ではなく、自律心を持ったメンバー(書籍では「一匹狼」と表現していますね)が仲良く協力しながら物事を前に進める状態を目指す、とのことでした。また、「自律心を持っていて、かつ他者と協力できるかどうか」を採用面接の場で知る方法の一例として、「過去の業務だけではなく趣味などに対し、成果だけでなくプロセスに興味を持ち、どのような思考で、どのような行動をとったかについて聞く」ことを紹介していました。(あくまで一例です。)
- 第二部:「即興演劇(インプロビゼーション)」でコミュニケーションのコツや難しさを体感
まずは、矢島さんがファシリテーターとなり、参加者のみなさんとその場で「ゴー・ストップ・メルト」というゲーム。そして、椅子を端に寄せ、隣の人とのみ会話をし、全参加者を誕生日順に整列しなおす「バースデーライン」というゲームも行いました。
参加者の方々の「熱量」が一気に高まったのは、「あいこでイエイ!」。二人組でテンポよくじゃんけんをし、あいこになった時だけ両手の親指を立ててイエイ!と言ってポーズ。ゲームが進行するうちに、相手と呼吸を合わせながらポーズを取っている自分に気付きます。
続いては、ファシリテーションを橋本に移し、「即興演劇(インプロビゼーション)」を通じてコミュニケーションについて考えてもらうワークショップ。「それが好きなところは」と「ワンワード」という2つのワークを行いました。
「それが好きなところは」は、まず全員で円になり、スタート地点となる人が新開発した「ある製品」の特徴を説明します。その右側に立つ人は、聞いたばかりの特徴を踏まえ、その製品の「好きなところ」を即興で説明します。その説明のあと、さらにその製品に別の特徴を加えて説明します。
例:
・Aさん「新しいソファーを作ります。そのソファーは薔薇の香りがします。」
・Bさん「それの好きなところはリラックスできるところです。そしてそのソファーはベッドにもなります。」
・Cさん「それの好きなところは雑誌を読んでいて、眠くなったらいつでも眠れるところです。そしてそのソファーは温度調節できます。」
・Dさん「それの好きなところは暑い日でも寒い日でも服の調整が不要なところです。そしてそのソファーはキャスター付きです。」
・………
「ワンワード」は、ファシリテーターが設定したテーマをもとに、一人一文節づつ言葉を紡いでテーマに沿った一つの物語、もしくは文章を作っていくワークです。今回は、4〜5名で1つのグループとし、ぐるぐる何周もしながら文節を繋いでいきました。難しくなったり、物語を楽しめなくなったらいつでも誰でも「もう一回」と宣言することができ、メンバーは拍手をするとともに、まっさらな状態からやり直します。
例:テーマ「おいしいラーメンの作りかた」
・Aさん「まず」
・Bさん「お湯を」
・Cさん「2リットル」
・Dさん「沸かして」
・………
ワーク後、参加者のみなさんの感想を伺うと、「それが好きなところは」と「ワンワード」、いずれも共通して「難しかった!」「とっさに言葉が出てこない」とのこと。
実は「それが好きなところは」は、書籍の中でご紹介している「イエスアンドゲーム」に近いワークで、「まずは相手の言ったことを受け入れて、自分のアイデアをさらに追加する」という流れを感じることができます。ワーク後、橋本が「キャッチボールに例えると、相手が受け取れるようなボールをちゃんと投げること」が重要だ、と参考までにお伝えしました。また、うまくアイデアが出ない人がいたら拍手し、その失敗を褒めることもポイントです。
「ワンワード」も同様に、次の人がアイデアを乗せやすい言葉を選ぶことが重要。また、「自分のアイデアに固執せずに、前の人の言葉に合わせる」ことで物語が進んでいく・面白くなっていくことを感じることができるワークです。
橋本からお伝えしたポイントを踏まえ、もう一度、1つのグループが代表して「ワンワード」を行ってみると、すんなりと物語が繋がっていきました。また、途中でアイデアが出なかった方が「ストップ!」と宣言した際には、その勇気に対して参加者のみなさんから拍手が起こり、心理的安全性の高い場になっていることを感じました。
- イベントの振り返り
ご参加いただいたみなさまの前向きに取り組む姿勢に改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。
また、ゲストの矢島さんと橋本による振り返りでは、次のような話をされていました。
・気持ちの良いコミュニケーションを阻害するものは「検閲感」。いいアイデアを出さなくてはいけない、いいことを言わなくてはいけない、と思うと、チームの心理的安全性は失われる。
・チームの空気をよくしたり、場を面白くしたりするのは「面白い誰か」の一言ではない。メンバー同士の空気や会話の「間」によりグルーヴ感が生まれ、空気が良くなったり場が面白くなったりする。
・また、コミュニケーションは、メンバーとの関係性や、メンバーが共有している「前提」によってその場その場で正解が変わるもの。今日のワークでは、初めて会った人同士でありながら、その調整をみなさんが上手にされていることを感じた。
・今日みなさんが体験したように「他の人が発言しやすいように会話をしよう」とする姿勢が「“このチームで一緒に仕事できてよかった”の第一歩」になる。
- 第三部:橋本正徳サイン会!!!
多くの方が喜んでくださり、橋本も私(広報担当)も大変嬉しく感じました。実はイベント企画時に六本松 蔦屋書店さんからサイン会の開催をご提案いただいた際、橋本は気恥ずかしさから実施を渋っておりましたが、開催してよかったな…と思いました。
- 終わりに:だから、会社は「仲良しクラブ」でいい!
イベントには参加できなかった方も、本イベントレポート記事をお読みいただき『チームの空気をよくしたり、場を面白くしたりするのは「面白い誰か」の一言ではない』『いいことを言おうとするのではなく、「他の人が発言しやすいように会話をしよう」という姿勢を持つ』といったことを、ご自身のチームコミュニケーションにお役立ていただければ大変嬉しく思います。
橋本正徳の著書『会社は「仲良しクラブ」でいい』は、こちらからご購入いただけます。
・Amazon購入ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4799328026/
また、本書は、丸善博多店様の「ビジネス書」ランキングで1位(2022年1月2日~2022年1月8日)となりました。
・https://twitter.com/nulabjp/status/1480787518161559552
お読みいただいた方は、#ヌーラボ仲良し本 のハッシュタグをつけて、ご感想、ご意見などをぜひお聞かせください。
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本社 | 福岡県福岡市中央区大名一丁目8-6 HCC BLD. |
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代表者 | 橋本正徳 |
ウェブサイト | https://nulab.com https://nulab.com/ja/about/careers/(採用ページ) |
※本イベントレポートに記載された情報は、発表日現在のものです。
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