KPMGコンサルティング、サプライチェーン可視化ツールを用いたリスク分析サービスの提供を開始
- 独自の分析ツールを活用して、経済安全保障・地政学やサステナビリティ関連リスクを可視化 -
KPMGコンサルティング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:関 穣、田口 篤、知野 雅彦、以下、KPMGコンサルティング)は、企業のグローバル化にともない複雑化するサプライチェーンの課題解決に向け、独自のリスク分析ツールを活用し、サプライチェーンにおけるリスクの可視化および課題の明確化を行う支援サービスの提供を開始しました。
近年、企業を取り巻く経営環境はますます複雑化しています。国家が絡む経済安全保障・地政学リスクに加え、気候変動、人権、汚職等の腐敗リスク、エネルギー、災害といった多方面のリスクへの対応を並行して行うことが求められます。一方で、企業のグローバル化にともないサプライチェーンが複雑化し、製造業などにおいて調達が途絶した際、事業継続に多大な影響を及ぼす可能性がある部品や資材を分析・整理できていないケースも散見されます。
この度、KPMGコンサルティングは独自に開発したリスク分析ツールを活用し、企業が保有する製品や部品などの調達データ(一次情報)をもとに、重要部品の特定およびマッピングによる可視化、そして複数の指標による多角的なリスク分析を行います。なお、本ツールはKPMGジャパンのアドバイザリー領域におけるデータ戦略、データサイエンス、デジタルインテリジェンスをコアとしたセンターオブエクセレンス機能を担う、株式会社KPMGアドバイザリーライトハウス(本社:東京都千代田区)と共同開発したものです。
【本サービスおよびツールの主な特長】
(1)重要部品の特定
特定の国・地域や特定の調達先に依存しているといった各種条件を満たした品目を「重要部品」として特定します。特にリスクが高い項目は「要対応」と表示されるため、調達先の多元化などを検討すべき高リスク品目を洗い出すのに役立ちます。
(2)サプライチェーン・ネットワークのマッピング機能
製品・部品ごとのサプライチェーンを地図上に図示して全体像の直感的な把握を可能にします。また、調達量などのデータを合わせて表示することで各国・地域ごとの調達依存度も可視化することができます。本ツールを用いることで、地理的な観点から自社のサプライチェーン上、重要な海上水路であるチョークポイントを視覚的に把握することができます。
(3)複数の指標による多角的なリスク分析
経済安全保障・地政学、人権などの各種マクロ指標と連動したリスク指標を用いてサプライチェーン上のリスクを評価し、自社の課題を明確化することができます。自社の事業ポートフォリオやサプライチェーンのセットアップに応じて分析項目をカスタマイズすることで、分析の精度を高めることができます。

なお、本ツールを通じて明らかになった課題や対応すべき項目に対しては、KPMGコンサルティングが持つざまなネットワークを活用し、専門チームと連携のもと支援を行います。
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KPMGコンサルティングについて
KPMGコンサルティングは、KPMGインターナショナルのメンバーファームとして、ビジネストランスフォーメーション(事業変革)、テクノロジートランスフォーメーション、リスク&コンプライアンスの3分野から企業を支援するコンサルティングファームです。戦略策定、組織・人事マネジメント、デジタルトランスフォーメーション、ガバナンス、リスクマネジメントなどの専門知識と豊富な経験を持つコンサルタントが在籍し、金融、保険、製造、自動車、製薬・ヘルスケア、エネルギー、情報通信・メディア、サービス、パブリックセクターなどのインダストリーに対し、幅広いコンサルティングサービスを提供しています。
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