雨天・強風時でも換気できるカーテンウォール用横型自然換気装置「EXIMA91c(エクシマキュウイチシー) アンダーパス」発売
~自然通風換気により建物の省エネと快適性の維持に貢献~
YKK APは、ビル物件全体や空間において効率的に自然通風換気を行うことを目的に、ビル用カーテンウォールの基幹商品「EXIMA91c」において、雨水浸入や強風・突風の抑制機能を備えた横型自然換気装置「アンダーパス」を、2018年6月29日から発売します。
YKK AP株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 秀充)は、ビル物件全体や空間において効率的に自然通風換気を行うことを目的に、ビル用カーテンウォール(以下、CW)の基幹商品「EXIMA91c」において、雨水浸入や強風・突風の抑制機能を備えた横型自然換気装置「アンダーパス」を、2018年6月29日から発売します。
近年、オフィスビルや公共物件などの建築物における省エネ化が進み、ゼロエネルギー化の動きも加速する中、自然通風換気による外気の活用は、空調負荷軽減による省エネと快適性を両立する点や、災害時の電力途絶状態における事業継続の点からも、注目が集まっています。
一般的にCWにおける自然通風換気は、開閉可能な窓を開放して行いますが、雨天・強風時には難しくなります。そこで、横型自然換気装置「アンダーパス」は、窓(ガラス面)の下部に組込む構造とし、雨水浸入や強風・突風を抑制する仕様を取り入れ、天候に左右されずに自然換気が可能となりました。
外観意匠は、ルーバーによるシャープなデザインとし、全面ガラスを基調とする透明感のあるフラットな意匠に調和します。また、換気時の転落・落下などの恐れもないため、オフィスビルに多い中高層物件においても安全に換気が行えます。
ラインアップは、換気機能に特化した「V仕様」や、換気中に開放状態でも雨水浸入と突風・強風を抑制する「WRV仕様」など4種類※1を設定。特に「WRV仕様」は、換気中の突然の強風による書類等の飛散を防止し、突然の天候変化にも安心です。
※1:「V仕様」「WRV仕様」に加え、換気+雨水抑制の「RV仕様」、換気+突風・強風抑制の「WV仕様」の4種類。
【商品特長】
■雨水浸入抑制機能
・防水ルーバーが雨水浸入を抑制することで、防水性99.99%の性能※2を実現。
・換気中に急な雨が降り出しても、安心してそのまま換気が可能。
■突風強風抑制機能
・風速5~6m/s以上の強風時は、内部の羽根が回転し開口(風の経路)を狭めて風の流入を抑制。
・紙等を飛び散らかす不快な突風や強風を防ぎます。
■快適な自然通風換気のために
・パネルを室内側開きとすることで、網戸部などの日々のお手入れが簡単に行えます。
・パネル保持ばね※3が、換気時にパネルを支え、パネル閉鎖時の衝撃も緩和します。
※2:当社によるパネル開放状態での実風散水実験結果より(試験条件:風速10m/s、散水量2L/min・㎡、試験
時間180分、散水量は降雨量120mm/hに相当)
※3:部品取付は、製品幅が1,000㎜を超える場合。
【商品概要】
<商品名称>
「EXIMA91c アンダーパス」
<性能>
○ 耐風圧性 2,400 Pa
○ 気密性 2 m3/h・m2[10Pa]
○ 水密性 1,000 Pa
<参考本体価格 ※4>
[V仕様]サイズ:幅(W)1,200㎜ 170,000円
[WRV仕様]サイズ:幅(W)1,200㎜ 195,000円
<発売地域>
全国
<受注開始日>
2018年6月29日
<目標物件受注金額>
2019年度 : 6億6千万円
※4:「EXIMA91cアンダーパス」と組み合わせるCW本体、消費税、組立施工費等は含みません。
【YKK AP ビル用換気商品ラインアップ】
横型自然換気装置「アンダーパス」の発売により、YKK APのビル用自然換気商品が出揃います。給気用には、縦型自然換気窓「サイドパス」(2017年5月発売)と横型自然換気装置「アンダーパス」。排気用には自然換気窓「バランスウェイ」(2015年4月発売)。この3商品を有効に組合せながら積極的に活用していくことで、ビル市場におけるオフィスビル執務空間等の快適性向上、自然換気商品の需要創造に取り組みます。
< お客様からのお問い合わせ先 >
YKK AP株式会社 お客様相談室
一般のお客様 TEL:0120-20-4134
建築・設計関係者様 TEL:0120-72-4134
http://www.ykkap.co.jp
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