大阪府/大阪市/兵庫県 公募案件:「空飛ぶクルマ」の運航管理支援を目指したドローンとヘリコプターを用いた実証実験の共同実施のご報告
当コンソーシアムでは、Vertiport(※1)を含む空飛ぶクルマの通常運航とイレギュラー運航のシナリオについて、システムを利用した実証実験(以降、本実証)を共同実施しました。
※1 Vertiport:VTOL機の到着、出発及び地上移動等のために使用される陸上の一定の区域で、空港等のうち、VTOL機専用の陸上ヘリポート(出典 :国交省 バーティポート整備指針 https://www.mlit.go.jp/koku/content/001711020.pdf )
実施概要
日時:2024年1月16日(火)
場所:実証実験会場 大阪府咲洲庁舎(大阪府 大阪市 住之江区 咲洲)
仮想Vertiport 大阪ヘリポート
森ノ宮(大阪城公園)
尼崎フェニックス事業用地
大阪三井物産ビル
新神戸駅
夢洲(大阪・関西万博会場)
内容:多種多様な航空機の協調的な運航管理プラットフォームの構築に必要な技術的検証
テラドローンは令和3年度、令和4年度に続き3年連続で本プロジェクトに参加しています。当コンソーシアムでは毎年実証範囲を拡大しており、今年度は、咲洲庁舎に設置した実証実験会場にて「D-NET (※2)」と「Terra UTM(※3)」を介してデータ連携を行うことで、航空機の協調的な運航管理を実現するとともに、気象・災害情報と仮想Vertiportの施設情報を提供することで、空飛ぶクルマの通常運航とイレギュラー運航のシナリオについて、システムを利用した実証実験を実施しました。
※2 D-NET:JAXAが研究開発を進める災害救援航空機情報共有ネットワーク
URL:https://www.aero.jaxa.jp/research/star/dnet3/
※3 Terra UTM:離陸前の飛行計画や飛行時の位置情報を基に、ドローンの運航を管理するシステム
Terra Droneの役割
当社は本実証において、以下の3つの役割を担いました。
①ドローン運航管理:実証実験会場で管理している、仮想Vertiport周辺を飛行するドローンを「Terra UTM」で運航管理
②Vertiport周辺管理:飛行中のドローンから見た仮想Vertiport周辺の映像を、「Terra UTM」を介して実証実験会場に中継
③飛行情報連携:無人機の飛行情報を「Terra UTM」を介して「D-NET」に連携
その結果、空飛ぶクルマ(を模したヘリコプター)の安全な運航に貢献することが出来ました。
今後
当社は、空飛ぶクルマやドローンなど次世代エアモビリティの安全な運航を実現するため、国内の次世代エアモビリティ前提社会を先導する取り組みを推進してまいります。
Terra Drone株式会社
「Unlock “X” Dimensions(異なる次元を融合し、豊かな未来を創造する)」というミッションを掲げ、2016年に創業した空飛ぶクルマやドローンの開発及びソリューションを提供するサービスプロバイダーです。東京に本社を置き、国内外の11か国において、特許取得済みである自社開発製の測量用・点検用ドローンを石油ガス・化学・建設業界などへ提供しています。ドローンを用いた非破壊検査作業に関して、世界各国での豊富な実績と高い研究開発力を有しています。また、運航管理システム(UTM)を展開し、世界8か国で導入された実績があります。
詳しくは http://www.terra-drone.net
本件に関する問い合わせ
Terra Drone株式会社
メール: pr@terra-drone.co.jp
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