中部国際空港株式会社 2021年3月期(2020年度) 中間決算を発表
中部国際空港株式会社(所在地:愛知県常滑市、代表取締役社長:犬塚力)は、2021年3月期(2020年4月1日~2021年3月31日)の中間決算を発表しました。
中部国際空港では、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、各国の入国制限や外出自粛など世界的な規模で人の移動が制限されたことから、過去に例を見ない航空需要の大幅な減退により、すべてのセグメントで甚大な影響を受け、売上高は81.2%減の67.6億円となり、中間純損益は開港以来最大の94.5億円の赤字となりました。
2021年3月期の連結業績予想は、収益の回復の鍵を握る国際線について、現在の状況がこのまま年度末まで続くものと想定し、売上高は138億円、純損益はリーマンショック後の2010年3月期(27.5億円の赤字)を大幅に超える 202億円の赤字を見込むとしています。
- 2020年度中間連結決算の概要
- 2020年度中間 空港利用実績
国内線旅客数については、7月に入り明るい兆しが見えかけたところで、感染症が再拡大し8月のお盆休み期間の顕教を跨ぐ移動の自粛呼びかけなどにより旅客の伸びが鈍化する等、前年同期比で20.8%と、国際線と同様に開港以来最低の水準となりました。
発着回数については、国際線は6月17日のフィリピン航空マニラ線の運航再開を皮切りに運航再開の動きも見られますが、各国の入国制限や空港検疫体制の関係などから、現在も非常に限られた運航に留まっており、前年同期比9.8%の0.2万回と大きく下回っています。
国内線についても、新型コロナウイルスによる減便から回復しつつありますが、7月以降の感染再拡大を受けて一時再び減便される等厳しい状態が続き、前年同期比48.4%の1.6万回となりました。
国際貨物取扱量は、医療用関連資材等の緊急輸入需要や自動車関連の輸出需要回復等により、継続運航された既存フレイターに加え、旅客機を使用した貨物専用便も運航されたことで、貨物便の発着回数は前年同期に比べ大きく伸びていますが、旅客便の運休による貨物搭載スペースの大幅な減少の影響を大きく受け、取扱量としては前年同期比52.7%の4.6万トンに留まりました。
- 財政状態の概要
- キャッシュ・フローの概要
- 2021年3月期の連結業績予想
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