【相模原市】未来の技術者たちに向けた工事現場の見学会を実施
神奈川県立相原高等学校の生徒が本市の土木職職員が携わる工事現場を見学しました
相模原市では現在、社会全体で技術者不足が深刻化している中、技術職を志す若い世代に現場への関心を高めてもらうため、市内の相原高等学校の2年生を対象に、本市の土木職公務員の関わる事業現場の見学会を開催しました。
総勢39名の生徒が市役所職員や実際に工事を行っている民間事業者の説明を聞き、工事中の現場を見学しました。
実施日時
令和5年11月15日(水)午前9時~午後3時30分
見学先の現場
都市計画道路宮上横山線道路改良工事現場
公共下水道津久井雨水2号幹線整備工事現場
参加者
神奈川県立相原高等学校 環境緑地科 2年生39名および引率教師2名
都市計画道路宮上横山線道路改良工事現場
(1)工事の概要
広域交流拠点である橋本駅・相模原駅と隣接する町田市や多摩地域との交流・連携に資する幹線道路
リニア中央新幹線の(仮称)神奈川県駅をはじめ、工業地域や物流施設等へのアクセス性の向上、周辺道路の渋滞緩和、沿道地域の交通利便性の向上等を図ることを目的に整備を図ります。
・工事延長 670m
・工事幅員 18m
(2)見学内容
境川に橋を架ける橋梁工事で、コンクリート製の橋台を施工している現場を見学しました。
見学中に複数の生徒から、「掘った土をまだ残しているのはなぜですか?」や「工事にどれくらいの費用が掛かりますか?」といった様々な質問があがり、普段は見ることのできない工事中の現場の様子に興味や関心を抱いてもらえました。
公共下水道津久井雨水2号幹線整備工事現場
(1)工事の概要
緊急雨水対策事業実施計画に位置付けられる浸水被害箇所の解消エリアがあり、このエリアにおいて雨水管を整備することで浸水被害の軽減・解消を図ります。
・工事延長 352m
・下水道管 内径Φ2,000mm
(2)見学内容
推進工事で下水道管の設置までが完了した発進立坑において、マンホールの施工をしている現場を見学しました。
本工事の目的である浸水対策に関して、実際に現地で説明を受けることで、事業の意義について理解を深めることが出来たと思われます。
見学中の生徒から「地域に住む人から、騒音の苦情があったりはしますか?」といった質問もあり、担当者からは「今回の工事は無かったですが、地質の関係で想定していないところから振動の苦情がくるケースもあります」といった過去に経験した事業特有の難しさについても伝えることが出来ました。
参加した生徒の声(一部抜粋)
(都市計画道路宮上横山線道路改良工事現場について)
・橋を一本かけるだけで、一見簡単そうに見える工事でも、実際は川の水位のことやその他のことも考慮する必要がある非常に大変な工事であることがわかりました。
・現場の近くはよく知っていたところだったので、ここに橋ができると知り驚きました。知っている場所だからこそより興味を持って見学できたので良かったと思いました。
・コンクリートを作っているところを見ると、鉄筋がトレースの時の図と同じで、自分が勉強していることが本当に現場とただレベルが違うだけで基本は同じなんだなと改めて感じることができました。
(公共下水道津久井雨水2号幹線整備工事現場について)
・一日で工事が2~3mくらいしか進まない時もあるという点に驚きました。
・湖を管理する人とたくさん協議したり、最初から最後までずっと関わり続けたりするなど、大変だがやりがいのある難しい仕事だと感じました。
・1か所目の現場と一緒で、人のためになる仕事なので、私も仕事をするならこういったやりがいのある仕事をしたいです。
相模原市では今後も継続して今回のような現場見学などを企画し、1人でも多くの学生等が建設業界や公務員の土木職に興味や関心を持ってもらえるよう取組を実施していきたいと考えています。
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