【BOXILアンケート調査】採用代行サービス（RPO）のシェア調査最多は「リクルート」。総合人材会社が上位を占める結果に

選定時の決め手は「支援実績の豊富さ」。一方で「料金の安さ」は最下位に

スマートキャンプ株式会社

2025年12月19日 13時00分

SaaS比較サイト「BOXIL」を運営するスマートキャンプ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長CEO：林詩音、以下「スマートキャンプ」）は、採用代行サービス（RPO）の導入に携わった20〜60代の担当者342人を対象に「採用代行サービス（RPO）のシェア調査（以下、本調査）」を実施しました。

本調査は、採用代行サービス（RPO）の導入シェア率、選定で重視されたポイント、および導入後の具体的な依頼業務を明らかにすることを目的としています。

調査サマリ

最も選ばれたのは「リクルート」で7.9％。次いで「パソナ」と「マイナビ」が同率6.6%で続き、総合人材会社が上位を占める結果に
採用代行サービス（RPO）事業者選定の決め手は「支援実績が豊富だった」次いで「報告・レポート内容が充実していた」「知名度・ブランド力があった」
依頼する業務は中途採用における「求人広告の作成」「ダイレクトリクルーティング」など。母集団形成のためのスキルやノウハウを要する業務が上位に

採用代行サービス（RPO）で最も選ばれたのはリクルート

利用している採用代行サービス（RPO）を尋ねたところ、「リクルート」が7.9%で最も多く、次いで「パソナ」と「マイナビ」が同率6.6%、「アデコ」（6.3%）となりました。

総合人材会社が上位を占めていますが、1位と7位のシェア率に大きな差はなく、多数の事業者が競い合っている市場であることがうかがえます。

決め手は「支援実績の豊富さ」料金の安さは最下位に

RPO事業者を選定する際の決め手を複数回答可（最大3つまで選択可）で聞いたところ、「支援実績が豊富だった」が最も多く、次いで「報告・レポート内容が充実していた」「知名度・ブランド力があった」と続きました。

支援実績が豊富だった（84人）
報告・レポート内容が充実していた（74人）
知名度・ブランド力があった（72人）
口コミ・評判が良かった（71人）
採用計画・戦略の提案力が高かった（70人）

「支援実績」「知名度」「口コミ・評判」など、安心感に関連する要素が上位を占めています。また、「報告・レポート内容」や「採用計画・戦略の提案力」も上位に入っており、企業は活動の可視化や戦略的なパートナーシップをRPOに求めていることが分かります。

一方で「料金が安かった」は決め手とする回答が少なく、コストよりも信頼性と質の高さが重視されている傾向が見られました。

手間の削減だけではなく、母集団形成のためのスキルやノウハウを期待

採用代行サービス（RPO）への依頼内容・業務（複数選択可）について尋ねたところ、多かった回答の1位〜5位は次のとおりでした。

求人広告の作成（202人）
ダイレクトリクルーティング（スカウト・ヘッドハンティング）（181人）
募集媒体の管理・運用（178人）
採用計画・戦略の立案（174人）
応募者受付・選考の日程調整（150人）

上位には、母集団形成のための専門知識が必要な業務が並び、依頼企業は作業の手間を省くこと以上に、母集団形成のためのスキルやノウハウを採用代行サービス（RPO）に求めている傾向が読み取れます。さらに「採用計画・戦略の立案」が4位であることからも、採用の全体設計を行うパートナーとして期待している企業も少なくないようです。