沖縄電力牧港火力発電所向けガスタービンコンバインドサイクル(GTCC)発電設備プロジェクトを受注
IHIはこのたび、沖縄電力株式会社より、牧港火力発電所(沖縄県浦添市)における新規電源建設プロジェクト向けに、総出力約13万kWのガスタービンコンバインドサイクル(以下、GTCC)発電設備の建設工事(以下、本プロジェクト)を受注しました。

本プロジェクトは、沖縄本島の電力安定供給と2050年カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みの一環で、再生可能エネルギー等による電力系統の変動に対しても柔軟な需給調整が可能となる最新鋭のGTCC発電設備を建設する計画です。このたび納入するGTCC発電設備は環境負荷の少ない天然ガスを燃料とし、高効率な発電を実現する最新鋭のシステムです。さらに、将来的には、発電時にCO₂を排出しない脱炭素燃料(アンモニア等)への転換が可能な仕様となっており、ゼロエミッション火力発電へのトランジションを見据えた設計となっています。
GTCC発電設備は、カーボンニュートラル社会への移行期において、電力の安定供給と高い環境性能を両立する重要なトランジション電源です。IHIは、長年にわたり培ってきたガスタービン技術とプラントエンジニアリングの強みを活かし、GTCC発電設備の提供に取り組みます。また、クリーンアンモニア燃料の製造から輸送・貯蔵、利活用までを含むバリューチェーンの構築を推進することで、エネルギートランジションを推進し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。
【計画概要】
立地点 : 沖縄電力 牧港火力発電所構内
発電方式 : ガスタービンコンバインドサイクル
容量・基数 : (発電端)約13万kW×1基
使用燃料 : 天然ガス(将来脱炭素燃料(アンモニア等)への転換可能)
運転開始時期 : 2032年度(予定)
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