【NHKカルチャー】〈私〉の〈生〉とは-生誕100年・哲学者ミシェル・アンリの思想と西洋哲学史を学ぶ入門講座
10月15日スタート!見逃し配信付きのオンライン講座。
フランス現象学に大きな足跡を残したミシェル・アンリの思想に触れてみませんか。
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1260885.html
フランス現象学に大きな足跡を残したミシェル・アンリの思想に触れてみませんか。
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1260885.html
「ほとんどの哲学者は〈私〉の〈生〉を見逃してきている」
この衝撃的な主張をしているのが、今年生誕百年を迎えた哲学者、ミシェル・アンリです。
彼は、〈私〉とは自分が「ある」ことを様々な感情の彩りのもとで感じていること、とりわけ、自身の存在を苦しみ、かつ同時に歓びながら体験していることだと唱えます。
そして西洋哲学は目に見えるものだけを重視してしまうという、その前提のゆえに、この事態を見逃してしまうと言うのです。
『ミシェル・アンリ読本』(法政大学出版局)の編著者陣とともに、
デカルトやキルケゴール、ニーチェなど近代の西洋哲学史を深く学び取り、同時に〈私〉を巡る私たちの自己理解を深めてみませんか。
- 講義内容
・ミシェル・アンリと西洋哲学史
・デカルトの掴んだもの、デカルトが掴み損ねたもの
・存在の感情、身体の感情─ルソーとビラン
・不安の発見─キルケゴールとともに
・ニーチェと生の高貴さ
・生と文化と野蛮と─ベルクソンとの近さ
- 講師プロフィール
1968年生。神戸女学院大学教授。著書:『生の現象学とは何か──ミシェル・アンリと木村敏のクロスオーバー』(法政大学出版局)、訳書:オーディ『ミシェル・アンリ』(勁草書房)。
▶村松 正隆(むらまつ・まさたか)
1972年生。北海道大学教授。著書:『〈現われ〉とその秩序──メーヌ・ド・ビラン研究』(東信堂)、共訳書:ラヴェッソン『十九世紀フランス哲学』(知泉書館)。
▶伊原木 大祐(いばらぎ・だいすけ)
1975年生。京都大学准教授。著書:『レヴィナス 犠牲の身体』(創文社)、共著:『宗教史学論叢26 越境する宗教史』(リトン)。
- 講座概要
講 師:川瀬 雅也(神戸女学院大学教授)、村松 正隆(北海道大学教授)、伊原木 大祐(京都大学准教授)
開催日時:10月15日(土)~3月4日(土)毎月指定土曜 16:00~17:30 全6回
受講料金:NHK文化センター会員・一般(入会不要) 税込19,800円
※本講座は後日、期間限定でアーカイブ配信(見逃し配信)致します。
本講座をお申込の皆様限定で後日ご案内致します。
▼お申込みはこちらから
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1260885.html
主催:NHK文化センター青山教室
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