【6月27日実施】ギブリー主催日本たばこ産業(JTグループ)/ PwCコンサルティング登壇「業種・職種特化の生成AI業務アプリの実装・活用」イベントレポート
生成AIの法人活用推進と多角的なDX支援サービスを展開する株式会社ギブリー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:井手高志、以下当社)は、2024年6月27日(木)に日本マイクロソフト品川本社にて招待制AIイベント「Givery GAI Meetup for Leaders」を開催しました。
イベントにはPwCコンサルティング合同会社様、日本たばこ産業株式会社様より担当者が登壇し、「生成AIの現在と今後のトレンド」、「全従業員対象の生成AI環境構築・活用から、個別部署における生成AI業務アプリの実装・活用」に関する講演を行いました。会場には、各業界から60社85名が来場し、生成AIの最新情報とビジネス活用事例について活発なディスカッションを行いました。以下、概要をレポートいたします。
■「Givery GAI Meetup for Leaders」とは
当社はChatGPT活用プラットフォーム「法人GAI」の提供やコンサルティングを通じて、これまで450以上の企業・行政機関で生成AIの導入・業務活用を支援しています。昨年9月から定期開催する当イベントは、かねてより連携を持つ日本マイクロソフト様協力のもと、同社品川本社で生成AIの最新情報とビジネス活用事例の共有を目的に開催しています。各企業のDX担当者同士で交流を深める場としても活用されており、今回が6回目の開催となります。
企業内での汎用的な生成AI環境構築の導入が進む中、次のステップとして重要となる「業種・職種特化の生成AI業務アプリの実装・活用」をテーマに最新情報をお届けしました。
■セッション内容
①PwCコンサルティング合同会社「生成AIの現在と今後のトレンド」
当社パートナー企業であるPwCコンサルティング合同会社様より執行役員の三善心平様にご登壇いただき、同社発行レポート『生成AIに関する実態調査2024 春』に基づいた「生成AIの現在と今後のトレンド」についてお伝えいただきました。以下に内容の一部をご紹介いたします。
企業の生成AIへの関心は着実に普及/関心度合いは上昇しているものの、前回調査を実施した2023年秋以降大幅な変化は見られず、引き続き高い関心・推進度合いを維持しながらも、各社試行錯誤していることが推察されます。また、生成AI活用の成果には二極化の兆しが見られました。期待を大きく上回る成果を上げた企業が9%、期待通りの企業が48%である一方、期待未満の企業も18%存在します。
この違いを深掘りすると、期待を大きく上回った企業の38%が「ユースケース設定」を最も重要な成功要因と認識しています。これらの企業は、情報検索や文章作成にとどまらず、ブレインストーミングやアイデア出しなど、より創造的な業務にも活用し、生成AIのポテンシャルを最大限に引き出すため、各業務に特化したユースケースを設定しています。
*PwCコンサルティング:生成AIに関する実態調査2024 春
https://www.pwc.com/jp/ja/knowledge/thoughtleadership/generative-ai-survey2024.html
②株式会社ギブリー「生成AIソリューションのご紹介」
当社取締役の山川雄志より、株式会社ギブリーが提供する生成AIソリューションについてご紹介いたしました。以下に内容の一部をご紹介いたします。
当社はこれまでに約450社以上の企業の生成AI活用を支援してまいりました。今回は、近頃需要が高まっている「Copilot for Microsoft 365 活用支援・研修」サービスをご紹介いたしました。本サービスは、従業員のリテラシーレベルに合わせた人材育成と伴走型の活用促進支援を特長としており、企業ごとのニーズやCopilotの急速な進化に柔軟に対応し、Copilotの組織浸透に貢献をしていきます。また、「Givery AI Lab」では、AIサービスのリサーチから実装までをワンストップでサポートしています。自社に最適な生成AI環境の構築や、既存の生成AI環境の機能強化など、お客様の多様なニーズにお応えいたします。ご要望がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
「Copilot for Microsoft 365活用支援・研修」公式サイト
③日本たばこ産業株式会社「JTG AI Concierge活用によりめざす生成AIの業務浸透。JT社内における生成AI活用の歩み」
トークセッションには日本たばこ産業株式会社様よりIT部次長 加藤正人様が登壇し、全従業員対象の生成AI環境構築・活用から、個別部署における生成AI業務アプリの実装・活用についてお話しいただきました。以下に内容のハイライトをご紹介いたします。
JTグループは、全社的な業務効率化だけでなく新価値創出を目指し、生成AIの積極的な活用を進めています。JTグループ専用の生成AI環境「JAC(JT Group AI Concierge)」を構築し、セキュアな環境で汎用的な生成AI利用を促すほか、スライドの翻訳作業の自動化やペルソナ設定など、ユーザの目を引く独自機能の追加、マルチモーダル機能検証など新機能開発にも積極的に取り組んでいます。
取り組み当初は、社員の生成AIに対するリスクへの懸念や、部門によって活用意欲に温度差が見られるなどの課題もありました。そこで、セキュリティ対策を徹底し、生成AIの正しい知識や活用方法に関する勉強会を継続的に開催しています。さらに、人事部門におけるQ&A精度向上や、営業部門向けダッシュボード分析支援など、具体的な生成AIの部門特化のPoC事例を共有することで、社員の意識改革を促しました。
その結果、多くの社員が生成AIの可能性を実感し、現在では30を超える部門でPoCが進行中です。重要なのは、生成AIを単なるツールとして捉えるのではなく、社員一人ひとりが「どのように活用すれば、より創造的な成果を生み出せるか」を追求することです。JTは今後も、部門担当者へのきめ細かいサポート、ニーズに合わせた機能実装、継続的なリテラシー向上に向けた研修などの全社員参加型の取り組みを通して、生成AIの実運用化を加速させていきます。
■登壇者(敬称略)
三善 心平
PwCコンサルティング合同会社 執行役員 パートナー
日系自動車メーカー、外資系統計解析ベンダーを経て、プライスウォーターハウスクーパース株式会社に入社。2022年7月より現職。
自動車メーカーで生産管理、原価管理、経営企画などに携わった後、アナリティクスコンサルタントとして、さまざまな業界・業務課題に対するアナリティクス活用にかかわる案件を多数リード。
PwCコンサルティングではアナリティクスインサイツチームにおいてアナリティクス領域をリードし、AI・マシンラーニングのビジネス活用構想策定、実証実験から仕組み化、AIソリューション提供や人材育成までのプロジェクトを多数手掛ける。
山川 雄志
株式会社ギブリー 取締役
OperationDX部門長・「法人GAI」事業統括
一般社団法人ジェネレーティブAI協会GAIA 理事
一般社団法人生成AI活用普及協会GUGA 協議員
2006年中央大学在学中に起業し、広告事業、採用支援事業を展開。同大学を卒業後、2009年株式会社ギブリー創業、取締役に就任。創業後は一貫して新規事業創出を担い、現在展開されている各事業のベースとなる事業開発、セールス組織立ち上げ、採用業務等を担う。2018年に業務自動化チャットボットの「PEP」をリリース。自身でも200社以上の業務自動化を支援。2023年4月、法人向けのChatGPT活用プラットフォーム「法人GAI」、行政向けの「行政GAI」をリリース。一般社団法人ジェネレーティブAI協会GAIA理事、一般社団法人生成AI普及協会GUGA協議員。企業のGenerativeAI戦略支援(GAIアドバイザリー)を数多く手掛ける。
加藤 正人
日本たばこ産業株式会社 IT部次長
電機メーカーで 官公庁/交通事業者向けシステムのSE/PMとしてソリューション開発などを手がけた後、2017年 日本たばこ産業入社。たばこ事業企画(デジタル担当) を経て、2022年よりコーポレートIT部でJTグループにおけるテクノロジー活用を推進。企業価値向上への貢献を目指している。
■株式会社ギブリーについて
ギブリーは「すべての人が物心豊かな社会を実現する」をビジョンに掲げ、HRTech/MarketingDX/Operation DXの3事業を柱に、 「世界で必要とされる、本質価値を生むテクノロジー企業体」として、 “世界標準”のサービスを生み出し続け、日本の再生に寄与します。
(会社概要)
社 名 :株式会社ギブリー
所在地 :東京都渋谷区南平台町15-13 帝都渋谷ビル8階
代表者 :井手 高志
設 立 :2009年4月28日
資本金 :10,000,000円
URL :https://givery.co.jp
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